第一話
文章の間違いだらけですが、最後まで読んでください!(´-ι_-`)
俺は杉戸雄作。
宮原中学校に通う春から中学二年生の男子だ。
バレー部に所属していて、日々の生活の大半をゲームとバレーが占めている。
友達は多くもなく少なくもなく、特別親しい人もいない。
周りからは背が高くてカッコいいだとか、学年で5本の指に入るだとか、イケメンだとかいろいろ言われているが、気にしていない。
なんてことない、そこらへんをいる普通の中学生だ。
唯一変わっている所があるとしたら、耳に障害をもつ幼なじみの女がいる所かな。
そいつとは小学高低学年の頃までよく遊んでいたが、物心ついた頃には普通にしゃべれる友達としか遊ばなくなってしまい、それから全くといっていいほど関わりがない。まあ、家が近いからよく見かけるがな。
いつもボケーっとしてて、随分とマイペースなやつだから、他人と親しくなるまで時間がかかると思う。あいつが友達といるところがはほとんどみない。あと容姿だけは無駄にいいやつだから、周りのやつらが近寄りがたいってのもあるのかもな。
今回の二年のクラス替えで同じクラスになったが…まあ別に何かが起こる訳でもない。
ーーーーーーーーーーそう考えていた。あの事件が、起こるまでは。
春休みが終わり、今日から新学期が始まる。
「行ってきまーす。」
はー…だりーな、春って。
何でもかんでも新しいことばっか。めんどくせーっての。通学カバンを背負い、ガチャリと玄関を開けると、ちょうど交差点を曲がる元幼なじみがいた。
…せっかく同じクラスになれたんだし、声かけてみるかな…。
俺は早足で近づくと、小学低学年とは比べものにならない程すらっと綺麗な後ろ姿になっていたヤツの肩を叩いた。
「…よ、おはよ。元気か?」
ヤツは俺の方を振り返って驚いたよう少し目を丸くし、見つめてくる。
久々にまじまじと眺めた元幼なじみの顔は、白くてきめ細かい肌に小さな鼻、桜色の唇、どこかさちうすそうだか存在感のある、なるほどキレイに整った顔だった。
何だこいつ、挨拶くらい返せよ。…ってああ、聴覚障害だから、聞こえねーししゃべれないんだっけ、こいつ。めんどくせー。
俺は戸惑っているようなヤツを残し、さっさと学校へ向かった。
新しいクラスには友達がいないわけでは無かったが、いつも一緒にいるような友達はいなかった。まあ別にどうたっていいけどな。
ボケーっと担任になったらしい先生の話を右から左に流していると、前の席に座っていた男子が話しかけてきた。
「なぁなぁ、絵美ちゃんと同じクラスなんて超ラッキーじゃね??」
やたらチャラチャラした仕草に、ニヤリとした口元からいやらしく覗く八重歯。
「…」
コイツ…一年の時どっかで見たことあるな。誰だっけ?
「あぁ、わりぃ。俺、下田快道。サッカー部のエースだ!あ、知ってるか?ww」
しただ、かいどう……思い出した。
「ああ、お前が一年の時自然合宿で男に発情してヤった…」
するとそいつは、先程の調子に乗った態度とうってかわって焦りだし、大きな声で喚きだした。
「っおおおおおおい!?それちげぇから!なんか流れてたその噂デマだからなっ!?違うからなっ!!!!忘れろ!!」
「同じ部屋だったやつと」
「黙れえええええええええええええええ!!!!」
「何をいきなり大きな声を出しているんですか、下田君。静かにししなさい」
ざわざわ…
「え、あの噂ってまだあったんだ…」
「やっぱマジなのかな」
「なになに??その噂」
なんだか教室全体がざわついてきたな。
「ちくしょおおおおおおおおおおおせっかく皆忘れてきた頃だっのにいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!」
「皆さん、静かにしてください。」
「おおおおお前、男子バレー部の杉戸だな…!お、覚えてろよ…!」
真っ赤な顔で俺の方をにらみながらそう吐き捨てた下田は、黒板の方に向き直った。
下田とかいう変態チャラホモ男に覚えられても迷惑極まりないんだか…いつ襲われるかわからん。気持ち悪いやつめ。
そうしてる間にHRは終わり、休み時間になった。とはいえ、話す友達もいないけどな。くるりと教室を見渡すと、ふと、寂しそうに席に座っている元幼なじみの姿が目に止まった。
俺はなんでかわからないが席を立ち、ソイツのもとへと近寄った。
「…おい」
相変わらずボケーっとしている奴を一通り眺め回してから机の上にあった『清里芽室』と奴の名前が書かれたノートを取り上げ、適当なページに乱暴に書き込んだ。
『お前、友達いんの?』
見せつけるように机に置くと、一瞬固まってから奴はシャーペンで何か書き出した。
『ほっといて下さい』
綺麗だが、そっけなく、人を寄せ付けないような、字。
「…………。」
俺は動かずにそのまま机のそばにいると、清里は無表情のままノートに書き足した。
『杉戸さんこそいるんですか、友達。』
コイツ…杉戸“さん”って………。昔は“ゆうくん”、なんて呼んでたのにな。
『うるせーな。いるよ』
俺はそう書くと、清里は迷わずシャーペンをはしらせた。
『わたしと話そうとするなんて、友達がいないってことと同じですよ。』
ってことは、こいつ友達いねーのか。はは、哀れだな。ルックスはなかなかなのに悲しいやつめ。
『お前やっぱ友達いねーじゃん』
ニヤニヤと意地悪い笑みでそう書いたノートを見せると、清里は表情を変えることなく何か書き出した。
『だからなんだって言うんですか。ほっといて下さい。』
……差し出されたノートはそう書かれていた。
なんだよこいつ…昔はもっと明るかったのにな。
ふい、と清里が合わせていた目をそらすと、
「おい!!杉戸てめぇ!!」
さっきまで机に突っ伏していた下田が殺気だって俺の方へ向かってきた。
こ、こいつまさかっ…
「お、おい、やめろっ、俺にそういう趣味はない。」
ずんずんと近寄る下田を全力で拒否すると、
「ふっふっふーじゃあ俺が目覚めさせてやーーーーーってちげぇよ阿呆ッッ!!!!」
「なんの用だ変態ホモ野郎。あまり近寄るな、気持ち悪い」
「だからそれは誤解だっつってんだろ!」
何が誤解だと言うんだ。
「今さっき俺が目覚めさせてやるとか言ってた癖に」
「お前が変なこと言うからだろっっ!!!!!」
「いや乗る方が悪いだろ」
「黙れっ!そんなことより、俺はお前の誤解をときにだな…!」
めんどくせーなコイツ。今清里と会話してるってのに。
「あー、あとにしてくれ。今こいつと喋ってんだ。」
するとホモ野郎は目をまん丸にしてから今にも爆笑しだしそうな顔でチャラく髪をかきあげてから、ブーーーっと吹き出してこう言った。
「wwwwwwwwwwお、お前www清里と喋ってんの?wwwwwwwwww」
……………う、うぜーっ…………!!!
「なんだHENTAI、その顔超絶うざいぞ!」
しかしチャラホモ野郎は構わずに笑い続けた。
「ッッwwwwwwwwww」
「文句あるか!」
「wwwwだってさぁwwwwwwwwww清里って障害者じゃんwwwwwwwwww耳聞こえないんでしょwwwwwwwwww」
…………………このチャラホモ……………。
確かに言っていることは間違っていない。
もちろん清里は聞こえないので、無表情のまま何一つ表情を変えない。
でもな…でも…言っていいことと悪いことがあんだろ!
「おまえ……」
「っうぇwwwwwwwwww耳聞こえないで声出せなくてどうやって喋んだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺は自分が馬鹿にされてるわけでもないが何故が非常に腹が立って、チャラホモ野郎の胸ぐらを掴んでそのまま壁に勢いよく押し付け、
「テメェ、それ以上言ったら前歯全部折るぞ!!!!!」
お互い身長ば170を越えていたが、俺の方が少し高い。
ヒビってる変態野郎を睨みつけ、掴んでいた手を離すと、変態はその場に力なくへなへなと座り込んだ。
教室内はざわざわとして、俺、に視線が集まっていたが、そんなこと気にしない。
清里は相変わらず無表情で俺を見ていた。
そして先ほどのノートに何か書き、俺に見せてきた。
『ありがとう』
ほのかに頬を染めた表情は、少しだけ、懐かしいような気がした。
そんな感じで中学二年の初登校日は幕を閉じた。
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