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殿様日和  作者: ちょび
4/5

ノーベル賞をあげたい


 それは殿が二歳になったくらいの出来事だった。


 ある朝、寝ぼけ眼の私に対し殿は私の足を指差してこう言ったのだ。



「ウインナー」


 当然私の脳内は「?」でいっぱいである。


「何でウインナーなの?」


 私のその質問にも殿は構わず、真剣な顔でひたすら「ウインナー、ウインナー」と繰り返す。



 するとその時、私の脳内でピーンと点と点が線で繋がった。



 その当時殿はお肉を全然食べてくれなくて、唯一食べてくれたのはタコさんウインナーだけ。

 そして殿はそのタコさんウインナーの美味しさにドハマリしていた。


 ご飯の度に「タコさん」や「ウインナー」と言って催促してくる殿。


 つまり殿の中では蛸といえばタコさんウインナー、ウインナーといえばタコさんウインナーという強い認識があったのだ。



 ここで改めて殿が何を指差していたのかを思い出してみると、私の足だ。

 もっと厳密に言うと、殿は私の足に出来たタコを指差していたのだ。



 つまり蛸=タコさんウインナーな殿の脳内では……


足のタコ=蛸=タコさんウインナー=ウインナー


 という数学者もビックリな公式が誕生していたのだった。


 本当子どもの突拍子もない考えや想像力に驚かされた著者でした。









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