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この世界に、夜明けの炎を  作者: アカツキ
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第5章 魔法と守護霊獣

注意:主は投稿初心者です。

あとがき見てくださると嬉しいです。

 あれから直後の話。

 今から僕は、戦うためにその練習をするーーいや、させられる。

 「さて…まずは基礎だ」

 「お前、なにか武器とか使えるのか?」

 と、ゴルさんと共に練習場に向かう途中、そう聞かれる。

 「ぶ、武器?」

 「特になにも使えない感じか」

 言い方から察したらしく、使えないと判断したようだ。

 まあ実際使えないけど…

 そして、あるところに着く。

 表示されている文字を見ると、ここは…「武器庫」のようだ。

 重厚そうな扉を開けると、その先にはたくさんの武器があった。

 剣、槍、杖、槌…様々な物があり、なんだかすごいと思ってしまう。

 「さて、何が使いたい?」

 そこで、なにを使おうか考える。

 …確か、自分は「刀」とかいう物を持ってなかったっけ。

 せっかくなので、聞いてみる。

 「『刀』ってのはないんですか?」

 「『刀』…『刀』か」

 「いいのか、それで」

 と、意味ありげに聞いてくる。

 「え、ええ。お願いします」

 「なるほど、わかった」

 と言い、ゴルさんが歩き出す。

 それについていく形でキョロキョロしながら歩く。

 「刀はこれだな」

 そう言って、ひょいっとこちらに投げてくる。

 「うわわっ!っと」

 ギリギリでキャッチする。

 カチャンと音がする。

 重みがあり、やはり形が独特だ。

 「刀は少し難しくてな」

 「刀にな刀の練習があるんだ」

 「こっちだ」

 そう言って、僕たちは、武器庫を出た。 

 その後、向かったのはーー


 「てやーー!!!」

 「うぐええ!!」 

 「もっと相手の動きを見て、最小限の動きででやれ!」

 僕は今、吹き飛ばされた。

 なにか変な服に着替えさせられたと思ったら、「シナイ」と呼ばれる、竹で作った刀のようなものを持たされ、戦わされている。

 どうやらこれは、東の方で伝わる「ケンドウ」というものらしい… 

 これで、「刀」の基礎が出来るとのことだった。

 ゴルさんと相手しているんだが、まったく勝てない。

 というか、刀を振る速度がおかしい。

 速すぎる。強い。

 しごかれまくって、身体中が痛い。

 「うぎゃあああ!!!」

 そうして今日から、地獄の特訓が始まるのだった。

 

 そして「ケンドウ」と同時進行で、あることをするらしい。

 リールさんに呼ばれて、僕医務室に向かっていた。

 「あら、来たわね」

 「ええ、来ました」

 軽く挨拶をする。

 「身体中アザだらけじゃない」

 痛いところを付かれ、顔が引き吊る

 「…まあいいわ、今回は用事があって呼んだから」

 「その用事というのは?」

 「『魔法』って知ってる?」

 魔法…?

 昔、『黒龍譚』などで英雄たちが使っているのを見たことがある。

 炎や雷を出したり、人を癒したり…。

 だが、詳しいことはなにもわからない。

 「詳しいことはなにも…」 

 「そうね、魔法はあまり浸透しているわけではないからね」

 「基本的に使うのは冒険者や騎士団の人とかの戦闘系の人間しか使わないから」

 「魔法っていうのは、身体中に存在する『マナ』と呼ばれる力を使うわ」

 「『詠唱』をすることでその『マナ』を練り上げてそこではじめて魔法を使うことができるの」 

 「ただ、魔法には適正があるから、基本的に誰もが使えるわけじゃない」

 「それを今から見分けるわ」

 魔法ってそういうものだったんだ…

 僕には適正があるのだろうか、と考えていたら、

 「こっちよ」

 リールさんがそう言って、案内される。

 そうして来たのは、真ん中に水晶のようなものが置かれた、不思議な部屋だった。

 あたりは少し暗く、なにか表しにくい、不思議な力に満ちている…そんな気がした。

 「あれに触れてみて」

 「あの水晶ですか?」

 「ええ」

 それを聞き、水晶の元まで歩み出す。

 そうして、触れてみた。

 すると水晶は紅く光り出し、部屋を紅く満たした。

 「ふふ、なるほどね」

 少し嬉しそうにリールさんが笑う。

 「ちゃんと適正があったわね」

 「しかも『炎』の属性に」

 適正があったことに喜んでいいのかわからかいが、ひとまず僕は『炎』が得意…らしい。

 「つまり手から炎が出るとかそういうことですか?」

 「うーん…そうとも言えないのよね」

 ?

 違うのだろうか、と考えていたら、

 「ひとえに『魔法』と言っても、その種類が3つあるの」

 「1つ目に『火力型』という種類は、長い詠唱を経て超火力の魔法を放てるの」

 「エルフなどが最も得意とする種類よ」 

 エルフ…そう言われて、母さんを思い出した。

 そう言えば、母さんの父さん…は有名な魔法戦士だったとかいう話を昔聞いたことがある。

 「2つ目は 『体現型』」

 「これは、体に直接効果が現れる魔法が使えるのよ」

 「私が使える回復魔法、ゴルが使える阻害魔法」

 「これらの魔法が二つ目ね」

 「最後に『持続型』」

 「これは付属魔法…所謂エンチャントを最も得意とする種類よ」

 「そして、『持続型』が最も珍しいのよ」

 そうして、魔法の種類の説明がされる。

 魔法にもこんなに種類があるのか…

 「僕はどれに当てはまるんでしょうか?」

 「それはわからない。実際魔法が発現しないと」

 「発現?」

 「ええ、魔法は誰でも使えるわけじゃないの」

 「適正があっても、使えない人は使えない」

 衝撃の事実。

 それじゃあ僕も使えない可能性は十二分にあるということ。

 「魔法は、『あること』をしなければ発現の可能性はない」

 あること…?

 疑問に思っていると、

 「さて、今度はその『あること』をしに行くわよ」

 そう言って次に案内されたのは…ここはどこだろう?

 ここは先ほどの部屋より、また違う不思議な力に満ちている気がする…

 真ん中にまた不思議な水晶が置かれている。

 なんだろうと見ていたら、

 「あなた、『守護霊獣』って知ってる?」 

 と気かれた。

 瞬間、何かが頭に流れ込んで来る…いや、思い出すような感覚が来た。

 

 ー私は『守護幻獣』の『炎駆』


 そうだ…!

 あの日、あの悪夢の日…

 気絶してたときに、そんな声が聞こえたのを思い出した。

 だが、『守護霊獣』?

 確かあの日見たあれは、『守護幻獣』と言っていた。

 「『守護霊獣』は、生まれつきその人に憑いている守護霊みたいなものなの」

 「憑いている霊獣はその人によって違って、それぞれまた違う加護があるの」

 「加護と言っても、力を強化するだとかそんな単純なものよ」

 そう言って、リールさんは話を続ける。

 だがそれより、気になることがあるから聞いてみた。

 「『守護霊獣』…?『守護幻獣』じゃないんですか?」

 「守護幻獣…?それは守護霊獣の上位種よ」

 そう言われる。

 上位種…また違う存在なのだろうか。

 「守護霊獣の上位種に守護幻獣、守護霊神とそれぞれ居て、守護幻獣以上には加護とは別に『神力』というものがあるの」

 「『神力』…?」

 「ええ、神力は特別な力を与えるの」

 「それこそ加護とは比にならない位のね」

 という説明がされる。

 以前自分が対話したのは守護幻獣だった?

 「というか、どうしてあなた知ってるの?」

 「以前…話したことがあるんです」

 「その『守護幻獣』と名乗る者と」

 約半年前対話した事実を話す。

 するとリールさんは険しい顔で、

 「守護幻獣と対話した…ね」

 「それが本当なら、あなたは一度大切なものの『死』に直面した?それともあなたが死にかけたの?」

 「どちらにしろ、『死』と直面しないかぎり、守護霊獣と話すのはほぼ不可能よ」

 「あなた過去に、何があったの?」

 …

 答えられなかった。

 家族が死んだこと、そして見捨ててしまったこと。


 結局自分は、逃げている。

 

 「まあ深くは何も聞かない」

 「でもその話が本当なら、あなたは高い確率で守護幻獣と対話できるわ」

 と言われる。

 どういうことなのかと思っていたら、

 「目の前の水晶は無理やり憑いている守護霊獣と対話させるものなの」

 「無理やりやるわけだから、死ぬ確率も高い」

 「やるかやらないかは選ばせてあげるつもりだったけど…」

 「一度見たなら話は違う」

 「対話は容易になるってことですか?」

 一泊おいて、彼女が返す。

 「そうね、察しがいいじゃない」

 「どうする?一応選ばせてあげるけど」

 だが、答えはもう決まっていた。

 迷うことなく、  

 「やります」

 と。

 そして、目の前の水晶に触れたーー

 ご精読ありがとうございます。

 「この世界に、夜明けの炎を」いかがでしたか?

 さて、今回は自分が考えた魔法や設定等をぶちこみました。難しいかもしれませんが、あとあと物語に関わって来るところなので、理解してくださると嬉しいです。

 魔法

 ・火力型、体現型、持続型の3種類

 守護霊獣

 ・上位種に守護幻獣、守護霊神が存在

 ・上位種たちは加護と共に、「神力」というものがある

 

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