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こびり付いた錆  作者: 荒希 夢
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あれから1年

1年の月日は、あの時の裏切りを消し去ってはくれなかった。なんとかそれを見ない様に、なんとか明るく、家族を維持して行ける手立てを模索していた。

なんとか笑顔になれる様になった。

それは、全て本当に子供のおかげだ。とは言え、もちろん子供は何も知らない。それでも、明るい2人に救われたのは言うまでもない。


あの日の事は全て蓋をし、明るく全部無かった事にしるようとしていた。

取り決めた月に4万の養育費も私が振り込み、笑顔で「水道料金払ったよ」と同じテンションで「養育費振り込んだよ」と毎月言った。


そして、私の気持ちは新たな方向に向かっていた。

それは、夫の実家業の手伝いをしなければならず、苦労して勉強した本当にやりたい仕事には付けず、それでも前向きに頑張っていたのに、こんな事が有って「なぜ私だけこんなに我慢をしなければならないのか」と言う思いになっていた。

かと言っても、本当にやりたい設計の仕事はアルバイトでは無い様な専門職の為、夫の実家業を週3手伝い、設計の次に好きな水泳の仕事(スイミングインストラクター)を週2で始めた。

普通なら、この年齢からやる仕事じゃないと思う。でも、今まで我慢して自分の事は二の次にして来たのが悔しくて、その反動で「やってやる」と破茶滅茶な方向にさえ行っていた。


また、それと同様の理由で、もう一つある。

ずっとずっと昔から「子供は3人欲しい」と宣言していたのに、他所に子供が居ただなんてバカみたいだと、悔しくて意地になっていた。

そして、第三子を妊娠した。

でも、決して投げやりになっていた訳ではなく、気持ちのモヤモヤが消えなくても再スタートはなんとか切れていると思っていた。

私の中で、葛藤して何とか明るく輝きたい気持ちで前向きにやり直したいと頑張っていた。

やり直すとはこうゆう事で有っていたのか…それでもなんとか前に進めていると思っていた。

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