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こびり付いた錆  作者: 荒希 夢
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どうにかしたくても、どうにもならない思い

謝られた訳でもない。

やり直そうと話し合った訳でもない。

きっと、そうゆうちゃんと向き合う事をしないから、私達はダメなんだと今になって思うんだ。

多忙な勤務で仕事をしていると聞かされていて、

帰らない日も多く、幼い子供が2人いる中で不満も有りましたが仕事なのだから…と言い聞かせて頑張って信じていた矢先…

ある日、知らない女性と、その母の襲撃とも言える来訪。


女には、生まれたばかりの子供がいてその日は姉に預けて来た事や、父親は夫で子供の命名も夫がした事、4年以上付き合っていてそろそろ子供を作ろうと決め子供を授かった事、妻子とは別れるつもりだった事…を聞かさた。


激怒したり取り乱したりすれば良かったのに、頭が真っ白で全く何も口から言葉が出ず、それどころか、想像を超える事態に現実味が無い様に思ってしまって何やら他人事で業務的に丁寧な対応をアホらしくしてしまった。


その後、旦那とは再スタートする事にはなった。


心の中では許せる筈は無かったけど、子供の為に全てを飲み込んだのと、そんなんでも、まだ愛情や情を捨て切れないかった。


凄く苦しかったけど、やり直すと決めた以上は相手の女性に対して何も言えないと思いグッと我慢をした。…と、言うより現実を受け入れるのに精一杯で女を訴えるとか、そう言った事に1ミリも考えが及ぶ余裕は無かった。


反面、抱えきれない事を背負おうとしてしまった私は心が砕けそうでおかしくなりそうで、酸素が薄い状態から抜けられないでいた。


何度となく過呼吸になりエビの様に全身が仰け反りそうになった。呼吸の仕方さえ分からない状態になった。


どうにかして、明るくやり直さなければいけないのに、もう涙が勝手に出てしまい涙腺崩壊。休む事なく心が痛くて胸が潰れそうだった。

それなのに、無邪気な子供に悟られない様にしなければいけなくて「ドラマを見て泣いちゃった」と言ったり、お風呂に子供と入っている時にシャワーを浴びながら涙を流した。

この暗闇が明ける夜が来るのだろうか…

いったい、どうしたら人は立ち直る事が出来るのでだろうか…

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