第022日目
第24部分から表現方法を見直しました。違和感があるかとは思いますがご了承下さい。第1部分~第23部分はまとめて内容を変更し後日掲載する予定です。
第022日目
目が覚めたら行う行動は、既にルーチンとなっている。
名前:ユーヤ・タナカ
年齢:18
職業:戦士(採取人)
装備:節の木の長棒、ゴブリンナイフ
その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役 配下副職業の加護
石板にお知らせが届いている。
・ゴブリン平原(森の東の草原のことらしい)で異常繁殖していたゴブリンの群れが討伐されたことに伴い、平原半分(西側)を居住や耕作が可能な土地として利用可能となりました。
・ゴブリン平原の半分(東側)に通常の獣が生息するようになりました。
・行商人経由で労役に使用する奴隷労働力確保の交渉が可能になりました。
・ゴブリンが使用していた採掘場や拠点洞窟は落盤により明日の朝閉鎖されます。
ゴブリン掃討のご褒美ということであろう。一晩で動物の生息環境が一気に変わるとは凄い話なのだが、これも細かい話なので(以下略 なのだろう。
不思議なことに、ゴブリンの拠点には物資が蓄積されている痕跡はなかった。
ゴブリン平原も魔改造された様なので、物資の集積場が存在していたとしても見つけることは出来ないだろう。
お知らせさんの説明を確認すべく、ゴブリン平原の西側を皆で探索する。洞窟を出てラバ馬車に乗り東へと進む。程なくして平原の境目であろう場所に到達する。
絶壁の東側の角であろう部分に到着する。そこには絶壁から流れ出ている大きな川が存在し、東側へ渡ることができない。川幅は2メートル程であろうか。東側には低木の茂みや林もような物を見える。そのまま川沿いに北上する。ゴブリン平原の西側は大きな高低差のない草地が広がっている。東側には低木の茂みや林のようなものの他に丘のような物も見える。丘には高さのある木が茂っているので、森になっているのだろうか。
魔物に遭遇することなく、北の断崖に到着した。以前はゴブリン狼・猪・熊が居た用なので、この状態であれば居住可能であろう。ゲッダから川を横断する為の橋が欲しいとリクエストがあり、ゴブリン平原の探索を続けつつ拠点へ戻ろうという話となる。
一方の生産部隊はというと、
行商人に依頼していた労働者の奴隷10人が朝方到着。女性陣に尻を叩かれたパウルとユーハンは奴隷に作業内容をテキパキと指示する。女性陣は家具で使う節の木を全力で集めている。長屋はというと、ユニット工法が功を奏したのか、極めて良いペースで組みあがっていく。お昼を過ぎた頃にはおおまかな形が出来上がり、ある程度の内装が出来上がったのは夕方頃であった。
拠点に戻った戦闘部隊の面々は突如現れた第2の長屋に戸惑いつつも、ゴブリン平原の川を横断する為に橋を作る任務が待っている。皆で相談した結果、1メートル程度の梯子を3本用意し、その上に板を張って無理矢理渡るという漢らしい作戦を決行するそうだ。下に落ちる未来しか見えない。
この日は大きなイベントも無く作業終了となった。