第017日目
第017日目
目が覚めたら行う行動は、既にルーチンとなっている。
名前:ユーヤ・タナカ
年齢:18
LV:1
主職業:戦士
特技:中級戦闘知識、中級攻撃力増加
装備:節の木の長棒、ゴブリンナイフ
副職業:採取人LV7
特技:中級採取知識、中級採取量増加
その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役
ゲッダ(男奴隷)斥候LV4→LV5(-)
ラーゲ(男奴隷)戦士LV2(-)
ジーウ(女奴隷)薬師LV1→薬師LV2(-)
ヘンリク(男奴隷)戦士LV2(-)
ステン(男奴隷)戦士LV2(-)
パウル(男奴隷)技師LV5→技師LV6(-)
カーリン(女奴隷)鍛冶LV4→鍛冶師LV5(-)
ナニー(女獣人)神官LV5→神官LV6(-)
ユーハン(男奴隷)見習い技師(-)
ニコライ(男奴隷)見習い鍛冶師(-)
グニー(女奴隷)見習い採取人(-)
ベッサ(女奴隷)見習い採取人(-)
ブリタ(女獣人奴隷)見習い斥候(-)
メルタ(女獣人奴隷)見習い斥候(-)
石板を確認すると奴隷の成長表示がおかしなことに気付く。
お知らせ欄にずらずらと書かれている文章を要約するとこんな感じのことが書かれていた。
・支配下の奴隷が10人を超えたので、ご褒美として支配下の者へ副職業の恩恵を与える。
・支配下の者の副職業は主職業と同様に行動により経験値を得ることができる。
・副職業の恩恵は主に特技部分のみであり、身体的な補正は行われない。
戦士(採取人)は採取人(戦士)よりも高い戦闘力を持つ、といった感じか。
・副職業の解放に伴い、支配下の者はLVシステムより外れることとなる。
・経験の積み重ねは引き続き把握されており、一定の経験を積めば上位職へと進化する。
・ユーヤも希望するなら、同じシステムを導入してもいいよ。
同じシステムを導入しますか、の問いかけに考えることもなくYESを選ぶ。
また、支配下の者の副職業をひとまず設定することとした)
名前:ユーヤ・タナカ
年齢:18
職業:戦士(採取人)
装備:節の木の長棒、ゴブリンナイフ
その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役 配下副職業の加護
ゲッダ(男奴隷)斥候(見習い狩人)
ラーゲ(男奴隷)戦士(見習い狩人)
ジーウ(女奴隷)薬師(見習い神官)
ヘンリク(男奴隷)戦士(見習い狩人)
ステン(男奴隷)戦士(見習い狩人)
パウル(男奴隷)技師(見習い採取人)
カーリン(女奴隷)鍛冶師(見習い採取人)
ナニー(女獣人)神官(見習い薬師)
ユーハン(男奴隷)見習い技師(見習い鍛冶師)
ニコライ(男奴隷)見習い鍛冶師(見習い技師)
グニー(女奴隷)見習い採取人(見習い戦士)
ベッサ(女奴隷)見習い採取人(見習い戦士)
ブリタ(女獣人奴隷)見習い斥候(見習い戦士)
メルタ(女獣人奴隷)見習い斥候(見習い戦士)
生産職に一部戦闘職を副職業として設定しておく。戦闘職は戦力のかさ上げを目的に副職業にも戦闘職を選択することとした。
野営地を出発し歩き石板をしつつ配下の職業を選択する。
ナニー教官からは「危ないので拠点に戻られてからにして下さい」と怒られてしまう始末である。お昼を過ぎた頃、打ち合わせしていた合流ポイントへゲッダが疾走してやってくる。副職業の影響か、思ったよりも走るのが早い。
合流ポイントでロバ馬車を待つ間、皆へ副職業のことを説明する。多くの意見は「主様が決めることに文句はありません」というものであった。ジーウとナニー教官は話が合うのか、薬草を利用した罰ゲームを話し合っている始末である。これはひどい。
ゲッダ到着から2時間程だろうか、ロバ馬車が到着した。荷台に馬のハーネスや武器を搭載し、怪我と骨折の2人を無理矢理荷台に押し込んでみる。どうにか搭載することができた様だ。先程よりは歩くペースは上がったものの、搭載量が多い為かゆっくりな速度である。
倉庫はもう嫌だと念仏のように唱えている3人に、どんなことがあったのかと聞いてみる。ブラックパウルは休憩を許さず、休もうとする3人に泉の水を飲ませ働かせたのだと言う。
確かに嫌になりそうだ……
日が暮れてギリギリのタイミングで拠点へと到着する。
配下に加わった6人の住居が無いので、緊急措置として倉庫を6人の住居として使わせることとなった。男女混合はどうなのか?と話していると、ジーウとナニー教官が倉庫へと移り、ユーハンとニコライがテントを使用することで話は決着した。
パウルはその時まだ知らない。この倉庫が近い将来魔改造され、3人収容可能な「長屋」へと変化を遂げることを。同様の長屋を延々と建て続ける未来が待っているということを。
倉庫建設のトラウマが残る3人から、森の東を明日は探索しましょうと何度も懇願され、今日の行動は終了となった。