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転生便は頼んでいません  作者: おぴろん
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第016日目

第016日目


目が覚めたら行う行動は、既にルーチンとなっている。


名前:ユーヤ・タナカ

年齢:18

LV:1

主職業:戦士

特技:中級戦闘知識、中級攻撃力増加

装備:節の木の長棒、ゴブリンナイフ

副職業:採取人LV7

特技:中級採取知識、中級採取量増加

その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役


ゲッダ(男奴隷)斥候LV3→LV4

ラーゲ(男奴隷)戦士LV2

ジーウ(女奴隷)見習い薬師LV9→薬師LV1

ヘンリク(男奴隷)戦士LV2

ステン(男奴隷)戦士LV2

パウル(男奴隷)技師LV3→技師LV5

カーリン(女奴隷)鍛冶師LV2→鍛冶師LV4

ナニー(女獣人)神官LV3→神官LV5

ユーハン(男奴隷)

ニコライ(男奴隷)

グニー(女奴隷)

ベッサ(女奴隷)

ブリタ(女獣人奴隷)

メルタ(女獣人奴隷)


昨日の盗賊接近もあり、朝早くから馬車を発見した際の隠れポイントへ移動する。骨折していたユーハンは女獣人2人に支えられ、怪我の酷かったニコライは女奴隷2人に支えられ街道から少し離れた場所を隠れポイントへと向け歩いていく。倍の時間を消費したものの、特に問題はなく隠れポイントへ到着した。休憩を取り、男奴隷の治療を再度行う。救出された6人へ渡す体力回復薬(初級)も無くなり、初級薬草を食べる罰ゲームも併せて開催されている。その表情を見ると、「怪我しなくてよかった」と心から思うのである。


ジーウが6人それぞれから過去の経歴を聞き出し、まとめて説明を受ける。


ユーハン(男奴隷)元村人、見習い技師

ニコライ(男奴隷)元村人、見習い鍛冶師

グニー(女奴隷)元村人、見習い採取人

ベッサ(女奴隷)元村人、見習い採取人

ブリタ(女獣人奴隷)元村人、見習い斥候

メルタ(女獣人奴隷)元村人、見習い斥候


戦闘職2人、生産職4人という有難い結果となった。石板を取り出し、設定を行う。


休憩も終わり移動する前にゲッダから「拠点へ先触れとして走りたい」との提案があった。進行速度は速いとは言えず、拾った武器やら馬のハーネスやらで「主様、いろいろと広いすぎです」と言われてしまう始末だ。今日の野営予定地と明日の合流ポイントを石板の地図で話し合い、ゲッダは拠点へと走らせることとした。

野営地へと向かい進む途中は特に問題はなく、野営の準備を行うこととなった。


一方、先触れとして走るゲッダ。その走る速度は尋常ではない。見習い斥候から斥候となり身体能力も強化されているのであろう。このペースで走れば、夕方には拠点へ到着できそうだ。


一方、拠点で作業を行っている生産部隊は大詰めを迎えていた。


鼻の息が荒いパウルの予定していた倉庫の建設が進行中である。

手伝いをしている前衛職3人は節の木や筋の木、接着の実がトラウマになりつつあった。

突貫工事に突貫工事を重ねている。泉の水をガブ飲みしつつ体を動かす男4人の姿がそこにあった。

粗末なタワーシールドを製作していた鍛冶師のカーリンは早めに作業が終わり、倉庫建設作業を手伝っている。ロバを撫で撫でして遊んでいると、パウルに捕まってしまったのである。捕まってしまっては仕方が無いのである。


倉庫の建設もほぼ終わり、皆が意識を失いかけているころ、転げるようにゲッダが拠点へと駆け込んできた。


ゲッダが状況を説明する。怪我人が2人おり、移動速度が遅いこと。襲撃現場で多くの「戦利品」を広い荷物が大変なこと。合流ポイントは決めているので、ロバ馬車を引いて応援に向かいたいとの内容であった。


前衛職3人は倉庫の建設から解放されるならどこへでも行きますとこれを歓迎し、明日は倉庫の建設お手伝いが確定したカーリンは深く落ち込んでいる。仕方がないのだ。


前衛職3人は粗末なタワーシールドを確認し、明日の行動に備える。



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