第015日目
第015日目
目が覚めたら行う行動は、既にルーチンとなっている。
名前:ユーヤ・タナカ
年齢:18
LV:1
主職業:戦士
特技:中級戦闘知識、中級攻撃力増加
装備:節の木の長棒、ゴブリンナイフ
副職業:採取人LV7
特技:中級採取知識、中級採取量増加
その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役
ゲッダ(男奴隷)斥候LV2→LV3
ラーゲ(男奴隷)戦士LV2
ジーウ(女奴隷)見習い薬師LV8→LV9
ヘンリク(男奴隷)戦士LV2
ステン(男奴隷)戦士LV2
パウル(男奴隷)技師LV2→技師LV3
カーリン(女奴隷)鍛冶師LV1→鍛冶師LV2
ナニー(女獣人)神官LV3
朝食を終え、奴隷馬車捜索隊で作戦会議を行う。
拠点の生産部隊は朝から泉の水をガブ飲みして作業を開始する。
奴隷馬車捜索隊は街道の近くに隠れることが出来るポイントを発見。
斥候のゲッダ以外はここで待機することとし、待機することとなった。
長く夜警を行っていたジーウとナニーに仮眠を取らせることとした。
探索に出たゲッダが戻ったのは半日が過ぎた頃であった。仮眠中の2人を起こし状況を確認する。
・ここから1時間程度の距離に襲撃された馬車を発見した
・馬車は派手に横転しており、破損が激しい。
・馬は4頭繋がれていたが、いずれも殺されている。
・馬車には戦争奴隷が6人残っていた。(男性2人、女性2人、女獣人2人)
・衰弱、怪我、骨折が確認出来き、直ぐには移動が出来ない。
ナーニ教官とジーウへ怪我や骨折の治療が可能か確認する。
体力回復薬で対処可能なのは軽度の衰弱となる。重度の場合は日数を要する。
怪我の治療は体力回復薬で多少は可能だが、神官の回復には負ける。
骨折や激しい怪我は神官の祈りによる回復しか方法がない。
治療は可能だが、1時間~3時間の時間を要する。
助けるなら馬車まで移動し、その場で処置が必要となる。
街道上なので盗賊の襲撃が予想されるが、奴隷の状況から見て少しは余裕がありそうだ。
ナニー教官は助ける一択のようである。残り2人も助けることに異論は無い様だ。
6人を助けると決め、襲撃された馬車へと向かいこととした。
1時間程度で馬車へ到着する。ゲッダには周囲の警戒を指示し、6人の救助を開始する。
動ける4人は馬車の外へ出る様に指示。馬車から離れた場所にある岩陰に居る様に伝える。
怪我の激しい1人と骨折していた1人の治療は馬車の中で行うここととした。
全員へ体力回復薬(初級)と泉の水を飲ませる。数日何も食べてないとのことで、皆にパンの実を配る。
ナニー教官から骨折の治療に2時間程度、怪我の治療にも2時間程度掛かると話があった。
流石にこのまま日暮れを迎えるのはまずいということで、警戒していたゲッダを呼び戻し、2人を岩陰へ移動させることを手伝わせる。
岩陰では骨折と怪我の治療が開始された。
襲撃された馬車の周辺を捜索し、使えそうな武器や道具がないか確認する。
名前:鉄の剣×2
鉄製の剣。十分に鍛え上げられており、耐久性も高い。
名前:壊れた鉄の剣
鉄製の剣。壊れており武器として使用できない。鍛冶師が修理できる。
名前:鉄のバトルメイス×2
鉄製のバトルメイス。十分に鍛え上げられており、耐久性も高い。
お亡くなりになった馬から4頭分の馬のハーネスが確保できた。
血まみれの遺体は複数転がっていたが、防具を回収する気にはならず、剣の鞘のみ回収することとした。
待機している岩陰に戻る。ナニー教官に治療の進み具合を確認する。怪我の治療はおおよそ終わっているが、骨折の治療はもう少し時間が掛かるそうだ。
辺りが暗くなり、野営の準備をしているとゲッダから接近者ありの合図が送られる。
ゲッダの居る場所まで慎重に移動し状況を確認する。街道を東から西に向かっている馬が3頭確認出来る。盗賊でしょう(ゲッダ談)。盗賊とは言え人間である。攻撃が出来るのはナニー教官以外には自分1人だけしかいない。ナニー教官を戦闘へ連れ出す訳にはいかず、このまま通り過ぎてくれることを祈り続ける。
暫くすると盗賊達は近くを通り過ぎ、壊れた馬車のある方向へ向かう。壊れた馬車の近くで速度を若干緩めたようにも見えたが、岩陰で待機している者に気付くことなく西へと通りすぎて行った。走り去ったことを確認し、ゲッダと2人で岩陰に移動する。
ナニー教官の治療も無事に終わっており、明日になれば動けるだろうということであった。
食べれるだけ食べておけと、パンの実と干し肉をあるだけ救助した6人には渡しておく。
一方の拠点で作業中の生産部隊は昨日と同量の泉の水を消費して作業を続けたのであった。
ユーハン(男奴隷)
ニコライ(男奴隷)
グニー(女奴隷)
ベッサ(女奴隷)
ブリタ(女獣人奴隷)
メルタ(女獣人奴隷)