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転生便は頼んでいません  作者: おぴろん
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第014日目

第014日目


目が覚めたら行う行動は、既にルーチンとなっている。


名前:ユーヤ・タナカ

年齢:18

LV:1

主職業:戦士

特技:中級戦闘知識、中級攻撃力増加

装備:節の木の長棒、ゴブリンナイフ

副職業:採取人LV7

特技:中級採取知識、中級採取量増加

その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役


ゲッダ(男奴隷)斥候LV1→LV2

ラーゲ(男奴隷)戦士LV1→LV2

ジーウ(女奴隷)見習い薬師LV7→LV8

ヘンリク(男奴隷)戦士LV1→LV2

ステン(男奴隷)戦士LV1→LV2

パウル(男奴隷)技師LV1→技師LV2

カーリン(女奴隷)見習い鍛冶師LV8→鍛冶師LV1

ナニー(女獣人)神官LV2→神官LV3


朝食を終え、皆で作戦会議を行う。


・倉庫小屋の建設を補助する人員が欲しい(パウル)

・粗末なタワーシールド×3の製作に取り掛かります(カーリン)

・奴隷馬車探索に同行させてください(ジーウ)


奴隷馬車捜索隊はナーニ教官と相談し4名編成とした。

主様が来れば話が早いだろうということで捜索隊に参加となった。

捜索隊:ユーヤ、ナーニ、ゲッダ、ジーウ

背負い籠にパンの実と干し肉、泉の水を詰めた「救助セット」用意。

街道までの距離を考え、3日分の食料を詰めた背負い籠を別で1つ用意。


斥候・戦闘部隊の前衛職3名は建設作業員として徴収された。

不在時の指揮は最初に住人となったラーゲに一任することとした。


生産部隊との打ち合わせが終わり、奴隷馬車捜索隊は南へと進む。


拠点より南へは進んだことが無い為、経験者の女性2人に歩きながらいろいろと聞いておく。

斥候のゲッダは結構前を進んでおり、異変があれば合図がある予定だ。


街道までは問題なく進み、日暮れを迎えた。適当な岩陰を見つけ、本日の野営地とした。


一方、拠点で作業を行っている生産部隊は少し大変そうだった。


倉庫として使う小屋の大きさを拠点を横に2個並べたサイズにすると、パウルの鼻息は荒い。パウルが設計している間に資材調達を行うのは前衛職3人である。拠点周辺に点在している節の木群生地を片っ端から採集していく。技師の道具箱にノコギリが入っていた様で、長さを気にせずどんどん集めろという熱いリクエストだ。全ての群生地を採集し終わったのは日暮れ前であった。節の木の群生地は翌朝には復活していると主より聞いており、巻き網漁法で一毛打尽としたのだ。パウル曰く「恐らく足りる」ということだ。


粗末なタワーシールドを製作しているカーリンも苦戦していた。筋の木から作られた板の残りから盾に良いサイズのものを厳選する。途中で鼻息の荒いパウルから「それは床材の予定」だとか「それは壁材・屋根材の予定」といった小言を貰うのである。

聞こえないふりをして厳選した板材で盾の形状を作り上げる。微調整に必要な大工道具はパウルの道具箱からこっそりと借りたことは内緒だ。昼を過ぎた頃に盾のベースは3個完成していた。

もくもくと煙を上げるゴブリン炭と格闘し、日暮れまでには必要な分の粗末な鉄鉱石インゴットを製作することが出来たのであった。


生産部隊が消費した泉の水は過去最高を記録したそうだ。



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