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転生便は頼んでいません  作者: おぴろん
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第013日目

第013日目


目が覚めたら行う行動は、既にルーチンとなっている。


名前:ユーヤ・タナカ

年齢:18

LV:8

主職業:見習い戦士

特技:初級戦闘知識、初級攻撃力増加

装備:節の木の長棒、ゴブリンナイフ

副職業:採取人LV7

特技:中級採取知識、中級採取量増加

その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役


ゲッダ(男奴隷)斥候LV1

ラーゲ(男奴隷)戦士LV1

ジーウ(女奴隷)見習い薬師LV6→LV7

ヘンリク(男奴隷)戦士LV1

ステン(男奴隷)戦士LV1

パウル(男奴隷)見習い技師LV2→技師LV1

カーリン(女奴隷)見習い鍛冶師LV5→LV8

ナニー(女獣人)神官LV1→神官LV2


朝食を終え、皆で作戦会議を行う。


小屋は川の発見というハプニングにより作業が中断したものの、8割は完成しておりパウルで対応が可能とのことだった。


・本日中に主様の小屋を完成させ、家具の製作を行います(パウル)

・倉庫用の小屋建設に向け釘の準備を続けます(カーリン)

・2人の手伝いをします(ジーウ)


ジーウが無職にならないか心配ではあるが、今は言わないでおこう。



斥候・戦闘部隊は森の東の調査を行うこととした。


前衛3人は武器を節の木の棒からゴブリンソードへと変更。

斥候のゲッダにはゴブリンナイフを2本渡しておく。残りの1本は自分で腰からぶら下げる。採集用鎌(初級)はナニー教官にお願いした。


神官のナニー教官は一身上の都合により武器となる刃物は持てないそうだ。ゴブリンナイフは駄目だけど、採集用鎌(初級)は道具なので問題無いとのこと。同じ刃物だろ!と突っ込んではいけないのである。神官が使う武器はメイス、ハンマーといった鈍器、バトルスタッフと呼ばれる補強された杖が一般的だそうだ。


また装備の変更案として前衛職3名へのラージシールドの配備と、革鎧セット等での防御力向上をナニー教官より進言された。また戦闘部隊は最大で10名程と言われるそうだ。


前衛:戦士、戦士、戦士

後衛:斥候、見習い戦士、神官

補助:ロバ馬車


が現在の編成であるが、現在の状況から考えると


前衛:戦士、戦士、戦士

後衛:斥候、斥候、斥候、戦士?、神官、(?)

補助:馬車、荷馬車


といった編成が一般的であるそうだ。

リーチの長い魔法使いは運用コスト面から難易度が高いらしい。


話を続けても仕方ないので、森へと向かう。草原の切れ目を北へと向かい、ゴブリン以外の探索を斥候のゲッダに指示する。ロバ馬車は森の中へと移動し、隠しておく。程なくして狼のような生き物が2匹居るとゲッダが走り戻ってくる。ナニー教官は戦闘すると判断し、現地へと向かう。ゲッダが接近し存在を知らせると2匹の狼がゲッダを追いこちらへと向かってくる。前衛を通り抜けゲッダが戻る。迫る狼を確認すると…


名前:ゴブリン狼

野生生物だった狼がゴブリンの繁殖に巻き込まれ、変異種としてうみだされた。

狼に比べると体格は小さくなっており、性能も狼より大幅に劣る。魔物。


劣化狼のようである。襲い掛かる狼を前衛職3人はしっかりとガードしている。

ナーニ教官の無慈悲な突きがゴブリン狼を襲う。残る1匹の側面へと回りこみ、同様に無慈悲な突きを叩き込む。動きの鈍ったゴブリン狼は前衛職の強烈な一撃を受け絶命し、戦闘は終了した。


斥候のゲッダから毛皮が使えるかもしれないと言われ、馬車のある場所まで引きずり戻ることとなった。ゴブリン狼を手際よく解体するゲッダ。ナニー教官の見立てでは、敷物程度には使えるかもしれないという判断だった。毛皮の処理はカーリンが出来るだろうと、ロバ馬車へ毛皮を積み込む。


敷物に使えそうなので、ゴブリン狼を狙おう!というナーニ教官の言葉もあり、斥候のゲッダが走りまわりゴブリン狼を探す。途中で5匹の群れと遭遇する事件も発生したが、前衛職3名+長棒2名で対処し少ない被弾で事なき得た。都合30匹程乱獲したところでニーナ教官から「これだけあれば十分でしょう」という有難いお言葉を頂き、小屋へと戻ることとした。


小屋へと戻り毛皮の処理をカーリンへと相談する。処理は出来るが、専用の道具があると良いとも言われ、今後の課題とした。


パウルが建てていた小屋も完成しており、謝意を伝える。

テントの3倍程の広さがあり、ベッドも用意されていた。三角形の小屋から敷布団もどきを取り出し、ベッドへと設置する。立派な小屋が出来たので、今後この場所は「拠点」と呼ぶことにしよう。


ナニー教官がカーリンへと盾のアップグレードを相談している。粗末は鉄鉱石を使用し、筋の木で作った盾の全面に粗末な鉄鉱石で作る鉄板を貼り補強。裏面にはウツボブクロを何層にも貼り重ね補強すれば問題ないだろうということになった。完成までに3日程必要とのとで、今後の行動を考える。


欲しい資材や武器・道具、人員増強を皆へと相談する。


生産部隊用のロバ馬車が欲しいとの意見がパウル、カーリンから出る。荷車は2台余っているので、ナニー教官がロバを2頭仕入れてくると北へ走り去っていった。


武器に関しては弓が欲しいとの意見が多かった。


資材、道具に関してはゴブリン馬車を襲撃することで何かが手に入る。誰がが言ったのか、ゴブリン馬車襲撃は「ゴブリンガチャ」と呼ばれることとなった。ゴブリンが不憫である。


人員増強は街道を走る奴隷馬車を襲うか、襲われた馬車を探すしか方法が無いとの意見が多い。盗賊と遭遇するリスクは避けておきたいと話していると、ロバを2頭連れたドヤ顔のナーニ教官が戻ってきた。ナーニ教官も盗賊のリスクを一番に挙げ、襲撃された馬車の探索が一番であろうという結論に至った。


奴隷馬車探索メンバーを話し合い、本日の活動は終了となった。


本日の夕食メニュー

・焼いたパンの実(結構旨い)

・干し肉と野草のスープ(岩塩が光る)

・泉の水(男性陣も水浴びできました)


本日の討伐モンスター等

・ゴブリン狼×30 ゴブリン狼の毛皮×30



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