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転生便は頼んでいません  作者: おぴろん
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第012日目

第012日目


目が覚めたら行う行動は、既にルーチンとなっている。


名前:ユーヤ・タナカ

年齢:18

LV:2

主職業:見習い戦士

特技:初級戦闘知識、初級攻撃力増加

装備:節の木の長棒、節の木の盾、採集用鎌(初級)

副職業:採取人LV7

特技:中級採取知識、中級採取量増加

その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役


ゲッダ(男奴隷)見習い斥候LV7→斥候LV1

ラーゲ(男奴隷)見習い戦士LV5→戦士LV1

ジーウ(女奴隷)見習い薬師LV4→LV6

ヘンリク(男奴隷)見習い戦士LV5→戦士LV1

ステン(男奴隷)見習い戦士LV5→戦士LV1

パウル(男奴隷)見習い技師LV2→LV4

カーリン(女奴隷)見習い鍛冶師LV2→LV5

ナニー(女獣人)見習い神官LV5→神官LV1


朝食を終え、皆で作戦会議を行う。


・ハーネスの調整は完了した(カリン

・武器の型取り、釘の試作が完了した(カリン

・荷車の改造と補強は完了した(パウル

・回復薬類の製作が完了した(ジーウ


生産部隊3人の提案で住居を三角形の小屋→四角形の小屋に変更してはどうか?との提案があった。寝床としての機能のみだったので、少し魅力に感じる。

ゴブリンが提供する資材を入れる倉庫も必要となるだろう。


カリンから釘の試作品が完成したとも聞き、現物を確認する。

技師のパウルに強度的な疑問をぶつけると、特に問題はないとの回答だった。

斥候・戦闘部隊の男性4人に小屋製作の補助を指示。

ナニー教官がロバ馬車の試運転をしたそうにしているので、採取ついでに絶壁沿いの散歩を提案してみる。


ロバにハーネスを装着し、改造された荷車へ接続する。荷台もグラグラすることはなく、十分に強度があることが確認できた。節の木、筋の木の万能っぷりは本当に凄い。


ロバ馬車を動かしてみる。やはり馬に比べると速度はない。一緒に歩く程度が丁度良く感じる。道中で目に入ったパンの実を採取しておく。

程なくして、草原の切れ目へとたどり着く。


長棒での戦闘経験を積むべきだ!とナニー教官が騒ぎ出し、生贄になる生産ゴブリンを探すこととなる。採掘現場はゴブリン兵士が居る可能性があり、絶壁から少し離れた場所で探す。程なく生産ゴブリン×2匹を発見する。


ナニー教官は無慈悲な突きを繰り出し、1匹を瞬殺する。残る1匹と対峙しているのだが、なかなか攻撃が当たらない。ナニー教官からは「真面目に戦って下さい」という苦言を頂くも、こちらは一緒懸命なのである。盾で攻撃はしっかりと防御して無慈悲な突きを繰り出す。何度か突きを繰り出すうちに、コツを覚え見事必殺の一撃を繰り出した。

ナニー教官から「ようやく覚えて頂けました」という苦言を貰いながら、次なる生贄を探す。草原を歩き回り、1~2匹を見つけては襲うを繰り返す。


時間も経過し、そろそろ休憩しようと馬車へ戻ることとなった。


ナニー教官の評価としては「まぁまぁ戦えるようになった」ということである。


休憩も終わりどうするかという話になる。ナニー教官はもっと戦闘すべきであるとの意見だが、「とても疲れるので被弾が怖い」と話を躱す。そっと差し出される泉の水が少しだけ怖かった。


ナニー教官曰く、草原にはゴブリン以外の生き物が居る様に見えたそうだ。危険を冒せないので、斥候・戦闘部隊で調査を行おうという話になる。


ロバ馬車を引き小屋に戻ると、三角の小屋の近くに四角の小屋が出来つつあった。思っていた以上に大きい。必要な物資はないかと確認すると、石灰岩と粘土岩が大量に欲しいとのことだった。空き箱をロバ馬車へと積み込み、小屋近くの採掘場へと向かう。ナニー教官から無言で差し出される泉を水を飲み、延々と掘り進める。ピッケルで掘り、スコップで入口まで運ぶ。ロバ馬車への積み込みはナニー教官のお仕事である。

しばらく掘り進めると、視界が確保できなくなりナニー教官に相談する。なんと!松明の代用品をちゃんと用意してくれていた。節の木を適度な長で折り、接着の実と蔦を使い先端に火炎の実がなる木の樹皮を巻くのだそうだ。早く教えて欲しいものである。

松明と一緒に渡された泉の水を飲み、作業を再開する。ナニー教官は荷下ろしの為に何度か小屋に戻った。そして入口から3メートル程掘り進んだところで大きな空洞に当たる。


空洞の高さ、横幅、奥行きもそれなりにあり、床の中央部分には水が流れている。幅1メートルもない程の小さな川なのだが、深さも50センチほとあり、水浴びが出来そうな場所であった。スノコもどきを床に敷き、あとは桶さえあれば!とナニー教官と盛り上がる。


小屋へと戻り、川の発見を皆へと伝える。水温もそこまで低くなく、水浴びには丁度良いと教えると皆がソワソワしはじめる。斥候・戦闘部隊はスノコもどきの製作に急遽取り掛かり、技師のパウルは桶が作れないかと女性陣から攻寄られている。


松明の予備を作成する為に背負い籠を持ち森に入る。火炎の実とその樹皮をたっぷりと採取する。小屋へと戻り、松明を準備していると、満面の笑みを浮かべた女性陣が桶を抱えてやってきた。無言で松明を差し出すと、喜んで川へと走っていったのであった。


パウルが物凄くグッタリした顔をしていたので、ナニー教官に倣い泉の水を無言で差し出しておいた。


本日の夕食メニュー

・焼いたパンの実(結構旨い)

・干し肉と野草のスープ(岩塩が光る)

・泉の水(川の発見により女性陣はウキウキ)


本日の討伐モンスター等

・生産ゴブリン×15 壊れた道具×15(処分



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