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転生便は頼んでいません  作者: おぴろん
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第011日目

第011日目


目が覚めたら行う行動は、既にルーチンとなっている。


名前:ユーヤ・タナカ

年齢:18

LV:7

主職業:採取人

特技:中級採取知識、中級採取量増加

装備:節の木の棒、採集用鎌(初級)

副職業:見習い戦士LV2

特技:初級戦闘知識、初級攻撃力増加

その他:言語の加護 職業選択の加護 奴隷使役


ゲッダ(男奴隷)見習い斥候LV2→LV7

ラーゲ(男奴隷)見習い戦士LV1→LV5

ジーウ(女奴隷)見習い薬師LV2→LV4

ヘンリク(男奴隷)見習い戦士LV1→LV5

ステン(男奴隷)見習い戦士LV1→LV5

パウル(男奴隷)見習い技師LV1→LV2

カーリン(女奴隷)見習い鍛冶師LV1→LV2

ナニー(女獣人)見習い神官LV1→LV5


お知らせ:調教師の知識を得たことにより、見習い調教師が解放されました。


「何か」さんは夢でのお知らせが面倒になったのか、石板にお知らせ欄が追加された。


朝食を終え、皆で作戦会議を行う。


生産組は昨日持ち帰ったゴブリンソード、ゴブリンナイフを参考に鋳型を作るとのこと。砂浜の砂と粘土岩の粉末を混合してコネコネすると上手くいくそうだ。パウルは型枠の作成を手伝い、ジーウは興味があるので見学したいそうだ。ジーウペディアさんの更新は大切である。


残る6人で今日の行動を考える。


ナニー教官によると、ゴブリンは結構な規模でどこかに拠点があると推測される。荷車の存在、護衛の概念、それなりの組織と考えてよい。採掘現場以外で生産ゴブリンが居る場所を探し、馬車を襲撃してはどうか?という意見だった。干し肉は無くなったので、その意見を採用し行動を開始する。


泉を抜け、絶壁に沿い東へと進む。


斥候のゲッダを採掘現場の確認に向かわせる。


ゲッダの情報によると、ゴブリンの残骸は残っておらず、1台のゴブリン馬車、護衛のゴブリン兵士が1匹に生産ゴブリンが2匹のグループのようだ。ナニー教官指揮のもと、昨日と同じ戦法で馬車を強奪する。前衛の3人が張り切りすぎて被弾するも、ナニー教官で回復を行う。荷車を押し切れ目へ到着すると、ナニー教官の前衛3人へお説教タイムである。

普段は優しいナニー教官だが、戦闘指揮の際は〇〇〇マン軍曹のように「はい」以外の答えは許されない。巻き込まれないように、荷車の中身を確認する。

荷車には木の箱が3個乗っており、1つ目の箱には大量の干し肉が入っていた。2つ目の箱には赤とグレーっぽい鉱石が入っており、3つ目の箱には石炭だろうか、黒っぽい鉱石が入っていた。お説教を回避している斥候のゲッダの干し肉の数を数えてもらう。9人で10日は食べられる量だと分かった。お説教の終わった前衛3人を連れ、小屋へと急ぎ戻る。


見習い鍛冶師のカーリンに正体不明の鉱石を確認してもらう。


名前:粗末な鉄鉱石

ゴブリンが採掘した鉄鉱石だが、不純物が多い。武器や道具の材料として使えるが、強度に不安が残る。


名前:ゴブリン炭

品質に劣る石炭をゴブリンの努力によって実用可能な水準まで加工したもの。火力は一般的な石炭にはおとり、煙の量は多い。


鉱石はそれぞれ一応は使えるそうで、これから試してみるそうだ。


箱入りの干し肉を小屋へ保管する。荷車をここへ置き、再度探索してはどうかとの意見が出る。ゴブリンの拠点がどこにあるのか確認も必要なので、更に絶壁沿いに奥へ進むことにした。森へ向かう際、ナニー教官がロバをドヤ顔で引いている。連れて行く話は聞いていないので、何事かと聞くと「森に放しておく」ということだった。勝手に餌食べててね、とまったくエコである。


切り目を超え、採掘現場へと戻る。入口には残骸が転がっているが、特に変化はない。洞窟の中を確認したかったが、人間がギリギリ入れるか、入れないかというサイズであり断念した。


採掘現場を離れ東へ進む途中、ビックラビットの姿が目に入る。弓がないのですぐに逃げられてしまった。気を取り直し奥へと進む。暫く進むと、同じような採掘現場を発見した。

馬車、護衛、生産ゴブリンの数も一緒である。今回は奇襲も難しいので、正面から突撃することにした。ゴブリン兵士×1匹、生産ゴブリン×2匹を相手に、前衛3人はしっかりと持ちこたえてくれる。ナニー教官の無慈悲な突きが各ゴブリンの足を襲う。戦士よりも火力のある神官とは一体なんなのだと戦闘中ながら考えてしまう。生産ゴブリンは隙を突かれ2匹共にあっさりと前衛職に撲殺される。ゴブリン兵士は少し苦戦するも、行動を封じられ仕留められた。ゴブリンロバはナニー教官の無慈悲な突き1発で仕留められる。

生産ゴブリンは赤グレーっぽい鉱石と黒っぽい鉱石を集めてた様で、粗末な鉄鉱石とゴブリン炭なのだろう。4人で荷車を押し、どうにか草原の切れ目へと戻ってきた。

荷車には木箱が4つ乗っており、そのうち2つは粗末な鉄鉱石とゴブリン炭であった。

残り2箱には黒い革で作られた物が入っており、大きなベルトと金具で構成されたそれが何か、分からなかった。生産組の意見を聞けば分かるかもしれないと、処分はせずに小屋へと戻った。


小屋の近くで箱から謎の物を取り出し生産組の意見を聞いてみる。見立てによると馬用のハーネスではないかとの意見が出る。急ぎナニー教官が森からロバを呼び装着してみる。明らかに大きすぎるハーネスではあるが、確かに使えそうである。

2頭分のサイズ調整をカーリンに依頼し、パウルには荷車の改造を依頼する。ロバ2頭に引かせることが出来れば、移動もかなり便利になる。


手が空いたので、ナニー教官を捕まえ無慈悲な突きを教えてもらう。戦闘のセンスを磨くには戦闘職のほうが良いと指摘され、明日からは見習い戦士になることとした。


前衛職3人の装備の手入れを手伝い、祈り台を設置。今日の作業は終了である。


本日の夕食メニュー

・焼いたパンの実(結構旨い)

・干し肉と野草のスープ(岩塩が光る)

・泉の水


本日の討伐モンスター等

・ゴブリン兵士×2 ゴブリンソード×2、ゴブリンナイフ×2

・生産ゴブリン×4 壊れた道具×4(処分

・ゴブリンロバ×2


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