ミーケ先生を事情聴取(ダークマター編)
活動報告、更新いたしましたよぉ。
よろしくお願い致します。
龍生が分析を続ける中。会議室に動きがあった。
ミーケが隣の教室で事情聴取を受け始める。
『では、あなたが遺体を発見したのは1時45分。まちがいないですね?』
『はい、私は1時45分。チョークを取りに会議室を訪れたらいさらぎ先生は亡くなっていました。今まで何回も遺体を見たから一瞬でわかりました。『あっ、まじか』って』
35回のツワモノである。
龍生が鼻で笑って、
「見ただけで遺体が遺体だとわかるのは以外とすごいな。気絶とは思わなかったわけだ」
「ますますありえないわよ」神崎の言葉の次に、警官が質問をする。
『では、あなたの持ち物を見せますので、どのような用途かお話しください』
『はい』
警官はミーケの手提げ鞄からアルミホイルを巻いた塊を取り出した。
『これはなんですか?』
その時、アルミホイルが崩壊。中から真っ黒い塊が出てきた。
『おかかおにぎりです』
「ダークマターじゃねぇか」龍生がつぶやく。
『炒めたらうまいって聞いて。ちょっとおかしいなと思ったら米が焦げていたんです。中におかか詰めときゃ大丈夫やと思い、甘栗先生に渡そうかと』
黒い塊のおにぎりが崩壊。
中からカカオが飛び出した。
「おかかおにぎりじゃないぞ。カカオグレネードでも作ってたのか」龍生がつぶやく。
警官は納得して続けた。
『これは? 黒く光っているようですが』
ごとっ!
机の上に何かが置かれた。
それは黒の綺麗な飾りの塊が半円のような形で光っている。
『スマホです』
「ダークマターじゃねぇか」龍生がつぶやく。
『最近、デコレートしたんです。黒が好きで』
好きというレベルではない。
ミーケの言葉に警官は頷いて。
『では、次はこれです。なんですかね? なんかやたら重いんですが。真っ黒い塊で』
『ダークマターです』
「ダークマターじゃねぇか」龍生がつぶやく。
ダークマターなのか。
神崎は首を傾げた「ダークマター?」
警官は困ったように頭を掻いて尋ねる。
『どこでこれを?』
『排水口の前で手合わせ錬成を』
「錬金術するなよ」龍生がため息をついた。
「なんでそんなの入ってるのよ」神崎が呆れると、
『すみません。可愛くって』
「まりもじゃねぇから」
龍生がキッパリ言った。すると続けて、
「たく、よっぽど一人暮らしが寂しいのか。そこそこ年齢いってんだから」
瞬間。
『ウラァアア!』
同時にモニターの映像が途絶えた。
マイクが音声を捉える。
『どうしたんですか? いきなり大声を。腕まで振って』
『すみません、どうも殺気が湧いて』
ガタッと椅子から立ち上がる音がした。
龍生は青ざめて、
「やばい、逃げるぞ」
「どこに?」
すると、風が窓を強く叩き始めた。
龍生は身をかがめて窓から見えないようにドアに近づき、そっと開ける。
そこから見える窓の景色に、カメラに映っていたはずのミーケが見えた。
「ここ三階だぞ。当たり前のように宙に浮くなっ」
龍生の文句をよそに神崎は、
「人が浮くわけない!」
「いいか? 30歳大阪のおばちゃんは武空術を使う」
「そんなわけあるか!」
「いいから走れ!」
龍生が身をかがめて走り始めた。
神崎も後から続くが、ミーケは腕をゆっくりと振る。
瞬間。超連射。
ダダダダダダダダダダダダ!
ダダダダダダダダダダダダ!
延々とチョークの乱射が続く。
それは逃げている龍生たちを追い詰める。
「逃がすか龍生ぃ!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉお!」
「きゃぁぁぁあ!」
そして校舎は半壊した。
ショートコントはもう少し後にしてもいいですかね?いいっすよね。




