スイリヤ、遺体発見
あのね、思うんですけどね。ドラえもんってあれだけ焼き回ししていてよく続いているよなと思うんです。子供向けの15分が2つで30分。もっと本気出せばかなり面白いやつ作れると思うのに、なぜ作らないのかと思ったら、年に一回映画やってるんですねこれが。そこにエネルギー使いすぎではないか、そうおもいますねはい。
神崎が尋ねる頃には龍生派すでに階段を上がり始めていた。
「スイリヤって何?」
「スイリヤってのは俺のことだ。推理屋、すいりや、スイリヤ」
「厨二病ってこのことかしら。それはあまり公言しないほうがいいわ」
「ぶっ飛ばすぞお前」
龍生が冷静に咳払いをすると、
「スイリヤとは江戸時代から続く由緒正しき探偵の名称だ。覚えておけ」
「聞いたことないけど……まあいいわ。でも、もしあんたの勘が当たってなかったらどうするのよ」
「いいか? 突然の強制下校、点呼までとって絶対に知られたくないことが起こったとしか言いようがない。さらに、どうやらさっき桃城といさらぎ先生が落ち合っていた場所が事件現場だ。これは絶対に何かある」
神崎が目を白黒させて、
「一体なんでわかるの?」
「簡単、理科室は一人で忘れ物を取りに行けて、バスケの部室は付き添うが必要。部室と同じ方角にあの時の会議室がある」
すると、神崎は気がつく。
「でも、ここは真逆よね。今、北に向かっているわよ?」
「ああ、あの会議室は南西だ。ここは北。ということはわかるな?」
龍生が神崎を連れてきたのは昼休みに訪れた北の会議室。
花園崎親衛隊がいた部屋だ。
龍生は扉を開けると部屋の中心の大型パソコンの前に座った。
パスワードの入力画面が表示される。
「花園崎まじペチャパイっと」
「殺されるわよあんた」
「知ったことか」
無事入力を済ませ、モニターに監視カメラの映像が映し出される。
龍生はいさらぎ先生のいた会議室を表示した。
「えっ?」
「まじか」
神崎が口を思わず抑えて驚きを隠す。龍生はあっけにとられていた。
モニター映し出されたのは、いさらぎ先生の遺体だ。
次はショートコントです。お楽しみに。




