3時間目、大阪に来て初めての下ネタ
今回は下品ですすみません。
三時間目、英語。
「結局大喜利しかなかったじゃない!」
「俺に怒鳴るな」
神崎が龍生に迫るが、彼女が放心状態から回復した頃には休み時間を終えていた。
ドアがけり開けられ、誰かが大きな声で言った。
「ハローエブリワン! 授業を始めます!」
神崎が龍生に解説を求める。
「だれ?」
「桐原先生だ。もし授業が苦になったら耳をふさげ」
「は?」
神崎は意味がわからなかったがとりあえず教科書を出した。
桐原先生は髪の毛が少し薄い男性で、チェック柄のポロシャツと黒のスーツパンツを履いていた。スーツパンツの右足にはシミがついており、何かをこぼしたことが窺える。
桐原が叫ぶ「しっだうん、プリーズ! 今回も英語の問題を解いていきましょうね!」
神崎は感心していた「問題演習ってことは今までの授業のまとめってことかしら? ちゃんと授業してるんじゃない」
桐原がそれを聞いて話しかける。
「君が転校生だねぇ? 暁高校出身だとか聞いたが、英語は得意かい?」
「もちろんです」
「よし、じゃあ君に問題を解いてもらおう」
龍生が呆れていた。
桐原が黒板に字を書くと神崎に、
「問題です。5歳のケビンが買い物に行くことになりました。すると、近所のスーパーまで行く途中に知り合いの人妻に会いました。そこで人妻に、うちに遊びに来ないかと誘われました。さて、この後二人はどうなっちゃったでしょう!」
「って何よそれ! 英語の問題は?」
「ちなみに、旦那さんは帰りが遅くなることとします」
「知るかぁ!」
すると桐原はしょげて、
「どうやらお気に召さなかったようだな。では次の問題」
そして黒板に字を書くと、
「昨日の私は授業が三時間だけで午後の2時には帰れました。すると、とある女先生からこう言われました『今日は一緒にご飯でもどうですか?』と。びっくりして食べていたカレースープこぼしちゃいました。……私は今日ラブホに行ったほうがいいんでしょうか?」
「知らんわぁ! 英語しろぉ!」神崎が叫ぶ。
「ちなみに、私は世帯持ちとします」
「じゃあ行くなぁ!」
すると桐原がしょげて「じゃ、龍生。今度は君だ」
黒板に字を書くと龍生に、
「ケビンくんは思春期です」
「その情報がおかしい」
「ケビンくんは海水浴に来ています。すると、ビーチには色黒のお姉さんやふくよかなお姉さん、そして健康的なお姉さんがいます。その時、視界にはビーチの横にたくさんの雑草が見えました。『おっと、いっぱい溜まっているな。抜いてこないと』さて、一体何回抜けばいいのでしょうか?」
「別のもん抜こうとしてんじゃねぇか。何回ってなんだよ」
「ついでにこの問題を作った私の感情を答えなさい」
「自暴自棄」
「正解」
神崎が桐原に憤慨する。
「せ、先生! 真面目に授業してくれませんか? これは英語の授業ですよ!」
「なんだと! 君は全く解っちゃいない! もし君達がエッチな動画を検索したかったどうする! 海外サイトで調べるときどうする! マニアックな検索はどうするつもりだ!」
「そんな英語使いませんよ!」
桐原はギターを取り出して「では歌で英語を学ぼう神崎さん」
「どっから取り出したのよ!」
「では聴いてください。『ファッキュー・ティン子ティン子』」
「なんじゃぁその歌わぁ!」
すると叫ぶ神崎に龍生が「耳をふさげ」
「え?」
「いいから、早くしろ」
神崎は耳を塞いだ。
すると、目の前には桐原が熱弁する姿だけが映る。
あたりを見てみると男子は笑っているが、女子は耳を塞いでいた。
改めて桐原の口元に視線を戻すと、やはりそうだ。彼は下世話な言葉を言っている。
耳を塞げとは下品な言葉を聞くな、ということだろう。
神崎は耳を塞いだままに三時間目を終えた。
ありがとうございました。つぎ、ショートコントー、ショートコントー。




