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異世界転生したのは良いがしばらく勇者を陰から守ろうと思う。  作者: もこばん
第二章 勇者との初遭遇
10/13

依頼を受けてみるらしい 後編

すみません、今回も文字数が少ないです。次回からは二千以上を必ず出させて頂きます!

【品質、威力、種類、全てに満足!ロムンガルト武具店はここ!】


 そんな看板が見える店らしきものに近づくと、段々とキン!カン!と何かを叩く様な音が聞こえ始め、その音の近くでは、沢山の人が一つの建物に出入りしている。その建物は、剣と剣が交わるロゴマークの様な物を貼っていて、出てくる人間は基本的に武器を持っている。これは確実に武具店だろう。


 そう考えた俺は、意気揚々と店の扉を開ける、すると、そこはなんの変哲もないただの家だった・・・なんてことは無く、大剣から篭手までの武具が、見渡す限りに置かれている(よく見るとその下に文字と数字が書いてある。恐らく全てが商品なのだろう)。そして、カウンターには男の人(多分二十歳位)が一人座り、そのカウンターには金属の箱が置いてあった。これは、恐らく金を入れる物と考えられる。きっとこの世界にはレジがないのだろう。


「すみません、ギルドから受けた依頼に書かれてあった荷物を届けに来たのですが、どの方に渡せば宜しいでしょうか?」


 レジに座っている男の人に質問をする、すると


「ああ、でしたら自分の後ろにあるドアを開けて、そこで金属を叩いている人に渡して下さい。その人がこの店の店主兼、私たちの師匠である、由緒あるドワーフ族のロムンガルトさんです。・・・この国では珍しいドワーフ族の人ですから、身長に関しては触れないで下さいね?前に思いっきりそれを言った人がいまして、師匠に物凄く怒られていたかわいそうな冒険者がいましたし・・・。」


「あ、はい。肝に銘じておきます。」


 うん。まああれだよね。やっぱ鍛冶屋って言ったらドワーフですよね。予想しておいて良かった~!まあ、きっと身長が低いせいで馬鹿にされるんだろうな・・・。でもあの大剣って俺のイメージするドワーフじゃ打ち辛いんじゃないか?


 そう心の中で考えつつ、ドアをくぐる。


 すると、巨人がいた。


 瞬間俺は、ドアを閉めた。即時行動をした。


「・・・い、今起きた事をありのまま話すぜ、ドアを開けて小人のドワーフに会おうと思ったらそこには巨人がいた。野球チームじゃないぜ?な… 何を言ってるのか分からねーと思うが、俺も何をされたのか分からなかった・・・余りの事に頭がどうにかなりそうだった・・・夢だとか異世界初のドワーフにワクワクしすぎてありえないものを見てしまう幻覚だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ・・・もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・。」


 そして、超小声でセリフを呟いた。いや、ちょっとこれは酷い。異世界ってドワーフ高身長なんだね!・・・とかで済ませられたら良かったが、こんなダイレクトアタック予想してなかったからダメージが・・・いや、落ち着くんだ・・・素数をかz・・・ってジョ〇ョネタ多いわボケ!


 そんな事を考えていたら、カウンターの男の人が


「びっくりしました?あんな身長の大きい人に出会ったら皆びっくりするのは当たり前なんですよね~。まあ、深呼吸でもして行って下さいな。」


 そう助け船(?)を出してくれたので、一度大きく深呼吸をすることにした。スー・・・と息を吸い、ハー・・・と息を吐く。これを三回やると妙に落ち着いた為、この落ち着きを乱さないためにさっさと入って終わらせる事にした。


「すみません、ロムンガルトさん、先程落とし物をした事に気づいて少し戻ってしまいまして、無礼な真似をしてすみません、ギルドの依頼で届け物を届けに来ました!」


 再度ドアを開けて、巨人に話し掛ける。


「ああ、何だい落とし物かい、じゃあ仕方がないねぇ。・・・ギルドの依頼だったか、えーと・・・そうそう。そこに荷物を置いてくれ!すぐそこに金があるだろ?それが代金だから宜しくな!あ、そうそう。あんたは見た所冒険者なり立てだと思うから、これからこのロムンガルト武具店を宜しくな!ハッハッハ!」


 扉の近くにある場所を指され、そこに荷物を置いたら、近くに硬貨があった。これがお金なのだろう。まあ、ロムンガルトさんが陽気で良かった・・・。

どうだったでしょうか?感想や誤字訂正などはいつでも待っています。ガチで次頑張ります。もう山場は終わったぜ・・・ふぅ・・・。

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