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超・能力特化勇者シリーズ

超・特化能力勇者 〜力編〜

作者: 矢田こうじ
掲載日:2016/09/20

俺の名前は、チッカー・ラマカセ。

勇者だ。


今魔王が目の前にいる。

ここまで来るのは楽勝だったぜ。


10歳の時に精霊から力を貰った。

勇者にするからなんかくれるって言うから、

「バーンって敵を倒したい!!」

って叫んだ。


そしたらこうなった。

木刀で、大木が折れる。

枝で風が舞った。

水面を叩けば、湖が干上がった。


勇者とか、よくわかんねえから、とにかく誰かに挑まれたら倒した。

村では相手がいなくなったので、城下町に行った。


幾つかの道場に出向いて力試しをしたんだ。


「奥義・千枚刃!!」

「どっせーーーーい!!!」

千枚に見えたらどうだと言うんだ。

力任せに棍棒を相手に振れば、大体倒れるか、剣が止まる。


「秘奥義・神速抜刀!!」

「ぬうん!!」

速いならもっと速く手を出せばいいだけ。

後は力任せになぎ倒す。

足が止まればもう一撃かまして、終わる。


特に暴れているわけではないので捕まる事はない。

俺の名声は登っていき、王から呼ばれた。


王は名をナントナーク2世と言うらしい。

ま、細かい事は気にしねえ。


「お前がチッカー・ラマカセか」

「そうだ。俺に何の用だ」

「なかなかの威勢だ。頼みがある。というか倒して欲しい者がいる」

「ほう」

「まあ、お前には無理かもしれん」

「なんだと。俺に倒せない相手はいない」

「魔王でもか」

「おっと、そうだった。聖霊様にも倒せって言われてた」

「聖霊にも頼まれているのか。それは頼もしい」

「そうか王様もか。仕方ねえ、行くよ」

「期待しておるぞ」

俺は棍棒片手に城からスタスタと出た。


魔族の国までは特に何もなかった。

「どっせーーーーい!」

「ふーーん!!!」

「せいやああ!」

大体二振りくらいで魔物が死ぬ。つまらん。


魔族の国に入ると、雰囲気が変わった。

なるほど、相手に不足なし、だ。


実力主義が基本な為、強いやつと戦えば戦うほど、弱いやつは挑んで来ない。

願ったりだ。


遂に五天と呼ばれる魔王配下と対峙する。

炎の男。

氷の女。

風の刀使い。

土のデカブツ。

闇のうるせえ奴だ。


細けえ事は気にしねえ。


デカブツに会った。

肉弾戦がお好みのようだ。2日ほど組み続けた後、土手っ腹に一撃食らわせた。

穴が空いてた。すまねえ。

デカブツは、いいって言って倒れた。

いい奴だ。


氷の女が来た。

いい女だったから、熱い抱擁ってやつをぶちかました。

溶けていなくなった。

抱き締めただけなのに、つまらん。

あったかい・・・とか言ってたけど、そりゃ燃える男だもんよ。


風の刀使いがきた。

なかなかの剣技だ。

精神を統一する為に一呼吸気合い入れたら、消えていなくなった。

逃げたのか?らしくねえな。


闇のうるさい奴が来た。

なんかどこかに吸われたり(強制空間転移)、止められたり(時間停止)したが、屁でもねえ。

本格的なヤツになる前に棍棒をお見舞いした。

3発で、動かなくなった。

他愛もねえ。


今でも最大ライバル、炎の男が現れた。

世界一熱い男としては、負けらんねえ。

どのくらい熱いかを披露した。

飯の食い方から寝方、屁の仕方まで全部だ。


アイツもなかなかの男だ。

2週間程互角だったが、起きたら灰になってた。

書き置きに燃え尽きた、とあった。

もうちょっと付き合えや。


というわけだ。

魔王に全部話した。


「何が、というわけだ?」

「あん?聞いてなかったのか?」

「貴様の話は擬音と端折りすぎでわからぬ」

「結構頑張ったんだがな」

「まあ良い。かかってくるか」

「そうすっか」


そういうや否や、棍棒を振る。

「どっせーーーい!!!」

「無駄だ。この多重物理結界がぐぼぉお!!」


魔王は倒れた。

なんだ、あっけねえ。


さて、帰って寝るか。


--その後勇者は強さを求めた。

相手がいなくなると知ると、息子なら、と100人ほどの子を成した。

チッカー傭兵団の始まりとなる。


この傭兵団の特徴は、如何に不利な状況から力任せに勝てるか、をモットーとしている。

報酬よりも状況。

ただそれだけで戦う為、今日の味方は明日の敵となることもしばしば。

だがこの傭兵団の存在が、戦力というものを無価値にしていった。

軍がなくなるまでの400年、解散することなく存続した傭兵団。

結果的に世界に平和が訪れた。


この勇者を長年調べ続けた研究者はこう語る。

力任せは愚かだ。ただし使い方では、千の計略も万の知略も敵うものなし、と。

スクロールご苦労様でした。

勢いで書いてます。


分析編も良ければ。

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