序章 異世界で生きていくために カサディンとの出会い
男「・・・い」「・・おい?」 「おい!!?」
目が覚めると目の前に見た目30歳程のごつめの男の人がいた
「佐藤健一「ここは!!?」
男「商人達が多いことで有名なルルの町だろーが?まったくこんなところでぶったおれてるなんてびっくりさせるなよ!」
ルルの町?聞いたことないな本当にここは異世界なのか?周りを見渡すと中世の様な街並みが軒並みと並んでいた。
佐藤健一「すみません。なぜだか少し記憶を失ってるみたいでどうしてこんなところにいるのかわかりません」
これは本当に異世界なのかもしれない
男「それは災難だな!もういい時間だがお前は寝るとこあるのか!?」
佐藤健一「いえ!ないです。お金もなにももってなくて」
まずい!こんなわけのわからないところになにも持ってないのにおいていかれたら困るなんとしてでも・・・と考えているうちに
男「ならあそこの宿に泊まれよ金はだしてやるから!」
佐藤健一「えっ・・・!?いいんですか?」
男「倒れてるの見つけて起こしたのにまたどこかで倒れてるの見るのも嫌だしな」
佐藤健一「本当ですか!!ありがとうございます」
なんて優しい方なんだ!このまま夜になり野宿しながら考えなければならないところだった。
異世界も見捨てたものじゃないかもしれないなと思っているうちに宿についた
女「あっ!カサディンさん」
20歳ぐらい出るとこは出てへこむところはへこました俗にいうスタイルのいい受付にいた人がそう言う
カサディン「おう!ただいまエリス。今日はこいつの宿と飯を頼む」
そういいながらお金をエリスに渡す。
エリス「あら、どうしたんですか?カサディンさんがここにくるなんて」
とエリスが助けてくれた男のもとにかけよりながら言った
カサディン「ばーか!そういう日もあんだよ!」
カサディンが恥ずかしそうに答える
俺もこんな美人に近くでこう言われたら照れてしまうなーと考えているところに声がかけられた
エリス「はじめまして私はこの宿で働いているエリスですあなたのお名前は?」
佐藤健一「カーネルです」
佐藤 健一はなるべくこの世界にあるような名前をとっさに考えた
カサディン「お前カーネルっていうのか!じゃあ俺は帰るからよ!。じゃあな!」
と小さい袋を投げつけられた。
カーネルというのは急におなかがへって肉食いたいとか思ったわけじゃないからね決して。決して
と考えているときに投げつけられた小さい袋をあわてて掴んだ
エリス「えっ!?カサディンさん帰っちゃうんですか?この袋は?」
カサディン「当たり前だ!俺がこんなところにいたらおかしいからな!」
とカサディンさんは袋のことには触れずにそそくさと宿から出ていこうとするのであわててお礼を言い
カサディンさんは帰っていった。宿から出た飯をいただき今はエリスさんに案内された部屋のなかにいる。
ここの飯は思ってたよりおいしく満足している。しかもカサディンさんからもらった袋にはお金が入っており少しの間はこれでなんとかなりそうだ。
カサディンさんカッコイイと思わず部屋で声を出してしまった。
あっち系の意味ではなくただ単に漢を感じたからだ。俺も漢になりたいと思いながらでも今は
このお金をどう使うか考えなければならないことと、これからどうするかプレゼントとは何なのか、答えとは何なのか考えながら寝ることにした。