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工藤 愛の場合

大賢者エーレンフェストが、異世界より現世界へ渡り、暮らし始めて一ヶ月が経った。


私のバイト先である書店の二階は、かつて書店夫婦が下宿を営んでいたそうで、空室もあり、そこに住む事になった。


老夫婦は、私の友人という事で、快くエスト様を迎えてくれた。


出身国を訊かれたけど、笑ってごまかした。



「まぁ、世界は広いからね。めぐむちゃん」



と、店長さんの台詞に心の中で同意する。


本当に広いですよ!異世界だって存在する世の中ですよ!知らない間に召喚なんて有り得ないですよ!!


そして、エスト様は店内の隅にある読書スペースで、ある事を始めた。


過去も未来も視る事なんてエスト様には容易い事。


決して、外れない。


全て、大当たり。


エスト様は、書店員兼占い師になった。










そして、今、私は息を切らし走っている。



急げ!急がなくちゃ!


間に合わない!早く!



「ああ~~!!電車が行っちゃう!!面接に間に合わな~い!!」



息を切らしながら、叫ぶ私は工藤愛くどうめぐむ。現在、就活中の大学生。


未だに、内定が貰えなくて落ち込む事もあるけど、日々前向きに頑張ってます!



「こういう時、転移の術が使えたらな~」



大賢者であるエスト様のように、時間も空間も自由自在に操れたらいいのに…。


異世界では、勇者としてガンガン魔物を倒してきたけど。


本当の私には何もない。ごく普通の大学生だ。


まぁ、普通の大学生として私に出来る事は……。


ひたすら、走る!!


次の電車に乗り込めば、ギリ間に合う!


こんな私でも異世界へ召喚されて五年間、勇者として魔獣を倒した私。


あの日の事は、毎日が我武者羅で、とにかく何があっても負けない!諦めない!挫けない!をモットーに頑張ってきた。


元の世界に帰って来た私は、強くなっていると思う。


もう、何も無い私じゃない!!


履き慣れないパンプスで、私は駅まで全力疾走した。










深呼吸を一つ。


ゆっくり息を吸って、吐く。



「ただいまーっ!」



朝、元気よく出て行ったように、元気よく帰る。


玄関のドアを開けると、ダダダっと二つの駆ける足音が聞こえ、同時に「メグムーー!!」と私の名を呼ぶ声が聞こえる。



「メグム!遅いじゃないか!」

「おかえりなさい。メグム」


「ただいま。レオン、アレク」



玄関まで出迎えてくれる様子は、本当に大型犬のようだ。


頬が緩む。思わず、二人一度に抱き締めてしまう。


いや~、癒されるわ~~。


嫌な事なんて、あっという間に吹き飛ぶってこの事なんだよね!



「メグム!」

「メグム!」



レオンもアレクもぎゅーっと抱きしめ返してくれる。


きっと、傍から見れば三人で抱き合って“あれ、何?”って感じだろうけど、異世界で五年間、仲間でもあり、家族でもあり、何より大切な二人である事には変わりない。



ちゅ。


うん?


ちゅー。


あれ?


ちゅ、ちゅ。


えーっと。


ちゅーーー。


ちょっと!



このままではヤバいと感じた時には、もう遅い。


身動きが取れない!!


だ、誰かーーーっ!!助けてーーーっ!!



カツン!!カツン!!



ってーっ!!」

「痛いですっ!?」



解放された私は、相変わらず不機嫌なイトコ、エプロン姿でお玉を持つゆーくんが腕を組み、仁王立ちしている。



「ひゃ!」

「うっ!」

「なっ!」



まさに、魔王様です。



「玄関先で、盛るな!」



あわわ!ここで、改めて自分の姿を見るとジャケットと脱がされ、ブラウスのボタンは上から4つも外されている!!


しかも、スカートはファスナーが下ろされ、辛うじて腰に引っ掛かってる状態。


い、いつの間に!!


早業?神業?修行の成果?


いやいや、それより、これ以上ここに居たら、ゆーくんの集中砲火に遭うのは必至なので退却しなくては!



「わ、私、着替えてくるから」


「お、俺は風呂掃除してくる」


「ぼ、僕はアイロン掛けです」




自室に駆け込み、ほうっと息を吐く。


ささっと、リクルートスーツを脱いで、と言っても半分脱いでるようなものだけど…。


部屋着に着替えて、ゆーくんが居るだろうキッチンに向かう。


ゆーくんの横に並んで「ただいま」と言って、ゆーくんにキスをすると「おかえり」と言ってキスを返してくれる。


ゆーくんは、目にも留まらぬ包丁捌きでキャベツが千切りに。


その横で、私は湯剥きしたトマトをさくっと切る。



「面接、ダメだったのか?」

「!」



あっさり見破られて、私はトマトじゃなくて自分の指を切ってしまう。



「いっ!」



手首を取られ、ゆーくんは私の指先を咥える。



「……ゆーくん」

「ん」


「もう、そろそろ」

「ん」



ペロペロと舐めて、ちゅーっと吸って、私の指を放してくれない。


恥ずかしくて、顔が熱くなっていくのが分かる。


ゆーくんの色気のある目で見詰められたら、私、どうしたらいいんでしょうか?



「あまり、煽るな」



えーっ!えーっ!


私が煽っていると言うんですか?逆でしょう!!


第一、私のどこにそんな要素があるんですか?素材もダメなら、素質もありません!!


ふやけそうなほどしっかり舐められた指先は、傷跡も無く痛みも無い。



「あれ?」



ゆーくんって、凄い!治癒の術も使えるのね!!


フっと笑って「いつでも、舐めてやるよ」と言われても、嬉しいような怖いような――このぐらいの怪我なら遠慮します…、と言えない所がちょっと情けない。


でも、ちゃんと言わないとゆーくんなら全身舐められそうなので「怪我しないように、気をつける」と答えておく事にした。










面接は――結果的には、行けなかった。


あのまま、電車に乗って会場に行く事が出来れば、間に合っていた。


なのに、交差点で子供が私の目の前で道路に飛び出し、バイクに轢かれそうな所を救出。


子供も私もバイクを運転していた人も、怪我は無かったのでそのまま駅に向かおうとしたら、子供の母親が何度もお礼を言うので、それに時間が掛かって……。


何とか、思う電車に乗れたのは良かったんだけど、電車の中で痴漢にあっていた女子高生を救出。


最寄の駅で、やっとの思いで女子高生と犯人を駅員さんに押し付けて、面接会場に走る。


面接会場まで来て、前を歩く女の人が突然「イタタ」と言って座り込む。



「どうかしましたかっ?」



声を掛けると、いきなりぎゅっと腕を掴まれて「え?妊婦さん?」と口にすると、女の人は痛みに顔を歪めコクコクと頷くだけ。


その後は、ご想像通り。


救急車を呼び、私の腕をぎゅっと掴んだまま放さない妊婦さんと成り行きで一緒に同行。そのまま救急搬送。


旦那さんが到着するまで、立ち会いましたよ。


おめでとうございます。


無事、産まれました。可愛い女の子です。


はぁ~、どうして、私って重なる時って、一度にやって来るのかな~?



めぐむって、昔からそうだ」

「どういう意味?」

「他人の事、優先で、自分の事は後回し」

「…そ、そうかな?」

「あいつらの事も、そうだ」

「……?」

「自分に向けられた気持ちには、同じだけの気持ちで応えようとする」

「…そう?自分では、よく分からないけど」

「それに、嘘が下手だ」

「!」

「俺にまで、心配掛けまいとするな」

「…うん」



めぐむは、巻き込まれ体質で、流され易いからな、とゆーくんは言う。


私が「うーん」と、唸る。でも、見て見ぬ振りなんて出来ないよ。



「もう少し、自分を大事にしろ」



切なげに言われると、頷くしかない。



「大丈夫!無理はすると思うけど、無茶や無謀な事は――しないようにする…」



ゆーくんが、はぁ~と溜め息混じりに言う。



「昔から、お前は変わらないな」




ゆーくんの言う“昔”が、いつなのか分からないけど、私の姿形は生まれ変わる度に違っても性格は同じなんだと理解する。



「いつも心配ばかり掛けて、ごめんね」

「全くだ」



言葉は、許さないという意味合いに聞こえるが、ゆーくんの表情は――。



「ゆ、ゆーくん!ごめんなさい!絶対、心配も迷惑も掛けないからーっ!!」



血の気が引くのを感じながら、必死に許しを請う。


そんな私を訝しんで、いつもの不機嫌な顔のゆーくんに戻る。


だって、滅多に見れないゆーくんの殺人的な笑顔。


あんな爽やかな笑顔を見たら、もう、何でも言う事、聞くしかないよーっ!!



「あ!ユーリ、ズルいぞ!メグムに引っ付くな!!」

「そうです!僕たちには、容赦無く怒るくせに!!」



え?……、あわわ!!


服、着てない?!何で脱いでるの?半裸じゃないですか!!


慌てて、はだける胸元を隠す。


――隠す…。隠したいのに、両腕を拘束するのはレオンとアレク。



「ちょ、ちょっと!?」


「美味そうだな」

「いただきます」



双胸から甘い痺れが広がり、身体中を駆け巡る。



「や!あん!先に、んぅ~!ご飯、作ってる、途中…」



必至の抵抗など、この三人の前では無意味。


唯一、この場を救ってくれそうなゆーくんに“ご飯”を求める。



「食事は出来ている。温めれば、後からでも食べられるだろう」



後からなんて、私はお腹が空いて、ペコペコなんですけど!!



「本当に、私って流され易い!?」


「そうかもな」

「そうですね」

「何を今さら」



三人が私の問いに肯定的な答えをくれる。


もう少し、否定してくれても…。










結局、夕ご飯は食べずに就寝。


ゆーくんの美味しいご飯は食べ損ねたけど、代わりに甘い言葉×3と柔らかな温もり×3と幸せな時間×3で、もうお腹いっぱい。


ご馳走さまでした……。








   *   *   *








後日。


めぐむー!これ、保育園で描いたんだ。あげる」

「わあ!上手に描けたね~!カイトくん。ありがとう」


めぐむ、大好き!」

「嬉しい!私もだよ~」



先日、横断歩道で飛び出した子供は、カイトくんという近くの保育園に通う男の子。


偶然、スーパーで買い物をしてる所で再会し、今ではこんな風に懐かれてしまった。


きゅーっと抱き付いて来る小さな身体は、本当に可愛くて。メロメロですよ。


なのに――。



「いい加減、離れろ!カイト!!」

「何時までそうしてるのですか?」



レオンとアレク。怖い顔をして何を言うかと思えば-―。


カイトくんは、涙目でイヤイヤと私の胸の中で顔を横に振る。



「俺の女に手を出すな!」

「メグムは僕のモノです」



本気でカイトくん相手に、何と言うか、大人気無い。



「レオンハルト!アレクシス!相手は子供なんだよ!!」



と、溜め息混じりに言って窘める。



「カイトくん!向こうの公園で、一緒にブランコ乗ろう!」



カイトくんをひょいっと抱き上げて、私はブランコに向かう。


だから、私は気付かなかった。


カイトくんがレオンとアレクにあっかんべーをしている事に…。








   *   *   *









最近、視線を感じるんですけど…。


気のせいかな~って思っていたのですが、そうでも無いようで。


でも、悪意は感じられないので、誰にも相談せず、放置していたら事は起きた。



もうすぐ、ゆーくんのマンションって所で目の前にいきなり黒い影が飛び込んだ。



「わわっ!?」

「あ、あのっ」



この辺りでは有名なお嬢様学校の制服を身に付けた、長い黒髪の女子高生。


見るからに清楚で大人しそうな女の子。



「?」

「あ、あのっ、わ、私の事、お、憶えてますか?」


「??」

「あ、あのっ」


「!?」

「わ、私の事…」


「もしかして、電車の中で」

「は、はい!そうです!!」



少し挙動不審と言うか、おどおどしてるのは緊張しているせいか、両手は祈るかのように胸元で組み、見上げてくる女子高生。



「ちゃ、ちゃんと、お、お礼が、言いたくて!」



別に、大した事なんてしていない。


痴漢という卑劣な行為をするヤツが許せなかっただけ。



「わ、私、モエと申します」

「えーっと、モエちゃんね」


「はい、めぐむお姉さま!!」

「…!」



嬉しさいっぱいという感じで、ぎゅ~っと抱き付かれる。


う~ん、あの時の事が思い出して怖くて、こうしていると落ち着くのかな~?


相手は女の子。拒否するのもどうかと思うし、されるがままになっているとマンションからゆーくんが降りて来て。



めぐむ

「あ、ゆーくん」



私は、気が付かなかった。


だって、この大人しくて可愛いモエちゃんがゆーくんに対して火花をバチバチとしていたなんて…。



「お姉さま、あの方は、彼氏さんですか?」

「えーっと、ゆーくんはイトコだよ」

「あの赤い髪の方は?」

「レオン?うーん、仲間かな」

「では、銀の髪の方は?」

「うん、アレクも仲間」



よく分からないけど、モエちゃんは一人私の答えに満足したのか私からそっと離れる。



「一度、我が家へ遊びに来てくれませんか?」

「えーっと」

「父も母もちゃんとお礼がしたいと申しておりまして」

「お礼なんて…」



お礼なんて、いいよって言う前にモエちゃんは「また、来ます」と言って黒塗りの高級車がスっと私達の横に静かに停車する。


運転手さんが、無駄の無い動きでドアを開け、モエちゃんが優雅な動きで乗り込む。


ドアの窓を開け「ごきげんよう、お姉さま。また、会いに来ますね」と言って、また静かに黒い車は走り出す。



「何なんだ?あの女は」

「えーっと、痴漢から助けた女の子」



ゆーくんは、盛大な溜め息を付いて「だから、めぐむ、お前はっ!」と、いつも以上の不機嫌になる。


私、何か、ゆーくんを不機嫌にさせるような事、しましたか?



「また、変なモノに好かれて…」

「?――ゆーくん、何か言った?」



独り言かな?ゆーくんの声は、私の耳には届かなかった。









   *   *   *








「え?内定?ですか?」



スマホから聞こえてくるのは、内定通知の連絡。


それは、先日、面接をすっぽかした会社からの電話で。


すっぽかしたと言うと語弊があるかもしれないけど、行かなかったにしても行けなかったにしても結果的には面接会場には行っていない。


なのに、合格っておかしいじゃない!!



「あのー、どなたかとお間違いでは?」

「いいえ、工藤愛さん、一度こちらへ来て頂いて、詳しくは社長の方からお話があると思います」



ええっ!?社長と面談?


兎にも角にも、日時を告げられ、その日に訪問する事になった。





私があの日、行くはずだった面接会場に到着する。


受付の女性に案内されたのは、やはり社長室。



「し、失礼します!」

「待っていたよ。工藤くん」



どっしりとした体格のおじいちゃん。いきなり両肩をバシバシと叩かれ、ちょっと痛い。


ソファに座るよう勧められ、今から何が始まるのかと居心地悪い。



「これは、君が撮った写メだよね?」



と、いきなり見せ付けられたのは携帯電話の中の画像。



涙を浮かべ喜びに満ちた母となったばかりの女性と、その女性の腕の中には生まれたばかりの赤ちゃん。


君が撮ったと訊かれれば、確かに私が撮りました。


憶えてますよ。だって、つい最近の出来事ですから。


面接会場目前で、目の前を歩く女の人が痛みを訴え、産気付くんだもの。



「…はい、そうですけど」

「あぁ!ありがとう!君は恩人だ!娘と孫を助けてくれて!」



恩人だなんて、大袈裟な!


たまたま居合わせただけで、救急車を呼んで隊員さんに妊婦さんごと病院に連れて行かれしまった――というのが事実。


面接会場を目の前にして、どんな気持ちで!!


今なら、仔牛の気持ちがよく分かるよ…。



「あの~、ところで、ご用件の方を――」

「あぁ、そうだったね。はい、これ」



手渡されたのは、内定通知書。



「あの、でも、私、面接、すっぽかしてるんですけど」

「理由が理由だしね。今回の事で君の人柄もよく分かった」



実は――と、社長が話し始めた。


あの日、面接で使うはずの履歴書を忘れてしまい、それを娘さんに持って来てもらう予定だったとか。


面接予定の学生は来るのに、娘さんは来ない。


何より、病院から電話があり面接なんて、どうでもよくなったとか…。



「あの後、履歴書の写真を見た娘が“この学生さんが!”と、言ってね」

「……はい」

「とても、優しくて親切で良い人だったと」

「……はぁ」

「娘夫婦も、改めてお礼を思っているのだが」

「…いえいえ」



お礼なんて、要らないですよ。


お礼が欲しくて、救急車を呼んだ訳じゃないし。


それに、私だって赤ちゃんが誕生するという神聖な瞬間に立ち合わせて貰っただけで感動ものです!!



「工藤くん、娘も育児休暇が終わったら、ここで働く事になってるんだ。君と一緒に仕事がしたいと言ってるしね」



良いんですか?そんな簡単に採用だなんて……。







あの日、辿り着けなかった面接はこんな形で終わった。


何が良くて、何が悪くて、先の事なんてやっぱり分からない。


良い事も悪い事も順番に巡ってくるんだな~と、大事に抱えた内定通知書の入った封筒を見て思う。


マンションに帰って、ゆーくん達に今日の面接での内容を話している時にメールの着信音。


確認すると研修日程のお知らせという件名に続き、内容が――。



「社長の自宅で、入社前研修なんて普通ある?」



私の疑問に、ゆーくんは大きな溜め息を付き。


レオンには「勘弁してくれ!ガキの次はオヤジかよ!!」と叫ばれ。


アレクには「冗談じゃないです!許容範囲広過ぎでしょう!!」と言って睨まれた…。



だから、私、何も悪い事してないってば!!







『工藤 愛の場合』     END









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