シナリオ考察・現代異能バトル
☆現代異能
例・シャナ、禁書、ムシウタ、ダブルブリッド、バイトでウィザード、円環少女、レンタルマギカ、ジョジョ、ヘルシング
ライトノベルでは比較的「ウケる」ジャンルです。
正直このジャンルを選んだ時点で「発想の目新しさ」は狙えないと思いますが、やるのならばしっかりとした世界観と能力の設定を。
☆設定しておくべきこと
・能力者が世間一般に認識されているのか否か
・能力者は忌み嫌われているか否か
・主人公の能力は凡庸なものなのかレアなものなのか
・ヒロインの能力は凡庸なものなのかレアなものなのか
(大抵の主人公は「レア」な能力持ちです。ムシウタのように正面戦闘最強みたいな方が珍しく、禁書やシャナや
レンマギのように「指定条件下では最強」みたいなものが多いのでは)
・常人は能力者相手に太刀打ちできるのか
→重要要素です。たいしたことのない能力しかないのなら、主人公は「完全に無能力、武術と頭脳だけ」というのもありではないでしょうか。
・ヴァチカンは絡んでくるか否か
(11eyes、禁書、ヘルシング)
→インデックスと桃野栞がいるのでもう禁書管理をしているキャラは止めた方がいいのでは。
・ナチスドイツは絡んでくるか否か
(11eyes、Dies irae、ヘルシング、TATTOO BLADE)
→魔術研究にも精を出していたのは事実です。現代異能ではやたらと強く書かれますが。
・能力の規模
→世界を巻き込むようなものなのか、あくまでも日常レベルなものなのか。
・ランクのようなものの有無
→あるということは、やはりそれを裁定する人間がいるということなので「管理されている」イメージ、ないならもっと自由に、悪く言うなら異能を用いて無法状態になっているイメージです。
・才能と努力のどちらが重要か
先天的に使えたり、はじめから異能の「容量」が決まっているのか。
それとも勉強のように努力で左右される部分が大きいのか。
☆気をつけること
・力と力のぶつかり合い「だけ」にしない
→頭脳戦を取り入れる。
・安易な「覚醒」に頼らない。
→「何……だと……!」
一時期のブリーチがそうでしたね。
・味方を強くし過ぎない
→「この能力なら勝てるだろ……」という推測がついてしまうと展開が読めてしまいます。
☆こんな人におすすめ
・無難なライトノベルを書きたい
・戦闘シーンなら任せろ
・発想力よりも文章力の方があると思う
・男は戦い
・女の子に守られたい
・女の子を守りたい
☆こんな人はちょっと……
・中学二年生の香りが気にくわない
・ありふれすぎていてネタが腐っていると思う
・戦闘シーンなんか書けない
☆総評
良くも悪くも使い古されたジャンル。
だがこのジャンルが好きという人間は少なくないはずなので、面白い・目新しいものが書ければ良い評価が貰えるはずである。
ラノベ書きを目指す人は是非一作書いてみるといいだろう。