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本気で小説家になろう  作者: 黒羽燦
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23/26

キャラクターを作ろう

 ライトノベルは「キャラクター小説である」と良く言われます。詳しい説明はWikipediaの「ライトノベル」記事にでも譲るとして、ここでは実際にキャラクターメイキングをしてみたいと思います。

 最近は「キャラ立ち小説」と呼ばれるラノベでも純文学でもない、いわゆる「ラノベ的なキャラ」が出てくる話がありますが、そういうものを書こうと考えている方にも参考になるのではないかと思います。



★キャラクター作りで心がけなければならないこと


1.情報を詰め込め!

 設定ばかり作っている人間に対する蔑称として「設定厨」というものがありますが、キャラクターを創ろうとなれば話は別。可能な限り設定を詰め込むのがベターです。

 それはなぜか? 貴方が書く小説の中において、貴方のキャラクターは「生きている」からです。ストーリーラインに沿って動かされているだけの操り人形に終始してはいませんか。描かれていなかった部分での生活がバックボーンとして存在し、また作中での行動にも反映されているというのが人間らしいと言えるでしょう。


2.設定を作中で羅列するな!

 「1キャラ40kbの設定……厚みのあるキャラクターができたぜ……!」というのは素晴らしいことだと思います。

 ですがその設定を作中でダラダラと綴るのはやめましょう。読者はあなたの「キャラクター」を楽しみにし、評価してくれますが、あなたの「キャラクターの設定」はどうでもいいと思っている筈です。小説系のSNSなどでは、書き手も多いことからキャラクター設定のみを公開してもアドバイスが貰えることもあるかもしれませんが、一般の読者に対しては苦痛になりかねません。

 特にやりがちなのが「新連載一発目からのキャラクター紹介」。ビジュアルノベルゲームではないので自分のキャラクターは作品で主張しましょう。ある程度人数が増えてから、名前や関係の確認として一覧を掲載するのは構いませんが、「必要」なことかといわれればそんなことはないと私は考えています。


3.設定を後回しにするな!

 たまに見かける「○○の性格が変わってきてしまいました^^」というコメント。

 きちんと設定を練り込んでおけばこんなことにはならなかったはずです。十数年にわたって大長編の漫画でも連載していて、キャラが一年二年にも渡って登場しない――そういう状況であればまた別ですが、三話目四話目で既に別キャラになってしまっている方もちらほら。

 漫画家という設定なのに好きな漫画があげられていなかったり、帰国子女なのにアメリカの何州に住んでいてどんな人たちとどう暮らしていたのかが分からなかったり……。

 実際にアメリカに飛んで取材する必要はないですが、せめてインターネットを使って情報を網羅しておくぐらいのことはしておきましょう。

 

 ○やりがちなミス

 ・エセ関西弁を話す関西人。東京に初めてきたのに心情描写もなくエスカレーターは右側。

 ・敵からの攻撃に対してまずコード切断や物理的破壊を試さないスーパーハッカー。

 ・トリガーに指をかけたまま町を徘徊する「元軍人・元傭兵」

 

 別に「幼い頃は東京住まいだった」とか、「システムを切断するための部屋が侵入不能」だとか、「もう既に背中に殺気を感じており臨戦状態」だとか一言加えてあればそれでいいんです。


 読者のツッコミを許すな!


 とはいっても、『とある魔術の禁書目録』のように、リアル志向の設定にこだわらずとも成功、あるいはそういう設定がウケる場合もあります。

 しかし禁書には重厚なキャラクター設定と世界観設定があります。

 一点特化でもいいので設定はしっかりやっておきましょうということですね。 



 で、まあ、なろうの他のエッセイもそうかもしれないですけど長文読むのはダルいと。

 理論は分かった、どう実践するんだ? というワケで一応私が使ってるテンプレートを以下に貼り付けておきます。




《基本設定》

 【名前】

 【性別】

 【通名】

 【年齢(生年月日)】

 【趣味】

 【資産】

 【所属】

 【ネット】

 【略歴】


《家族構成》

 【父親】

 【母親】

 【妹】


《精神的特徴》

 【思想】

 【性格】

 【口癖・口調】

 【短所・弱点】

 【(好きな)場所】

 【夢】

 【好き】

 【嫌い】

 【好きな言葉(座右の銘)】

 【学力】

 【宗教】

 【音楽】

 【小説・雑誌】

 【交友関係】


《肉体的特徴》

 【容姿】

 【外見】

 【身長】

 【体重】

 【肌】

 【健康状態】

 【利き手】

 【視力】

 【握力】

 【服装】

 【髪型】

 【運動】

 【所持品】


《会話サンプル》



《設定を踏まえた上での物語での立ち位置》

 【味方】

 【敵】

 【脇役・スピンオフ】


 一応これが私の最小構成です。

 わりとスピンオフさせることも多いので、1キャラにつき50kb近い設定を作り込むこともあります。

 自分で項目を考え、一度テンプレートを作っておけば大分ラクになります。

 別に項目なんて好きな菓子でもニコニコのマイリストに入れてる動画でもなんでもいいんです。

 書き込めば書き込むほどキャラが深くなっていくのは間違いないと思いますよ。


 表使いたいよって方いらっしゃったら活動報告でも自前のキャラ設定.txtでもどんどん持ち帰って穴埋めして使ってください。一応、「本気で小説家になろうからコピった・コピって改造した」みたいなことを活動報告か何かで呟いていただければ幸いです。またこんな項目があるといいかもみたいなものはコメントとか活動報告にでも投下していただければ。




 以下、参考までに自分で全埋め。

 私はとりあえず、初木さんにキャラデザ頼んだりするので、適当にラフ画だけ先に書いてしまいます。



挿絵(By みてみん)



《基本設定》

 【名前】五十嵐柑奈/Kanna Igarashi

 【性別】女性

 【通名】黒き神域(ポーカー、ボードゲームなど)

     終焉のネットなど

     Black Goddess(海外)

 【年齢】十六歳

 【趣味】ポーカー・麻雀などのボードゲーム、バイオリン、テレビゲーム、テニス

 【資産】国内口座には十数億円。海外口座に三百~四百億円程度。

 【所属】神野学院第一期生徒会 生徒会副会長

     同学院ボードゲームサークル会長

 【資格・賞】JSOPノーリミットホールデムブレスレットホルダー

      U-15 バックギャモン国内大会 優勝

      U-15 モノポリー国内大会 三位

      TOEIC950点、英検一級、中検一級。

 【ネット】ハンドルネーム「XENOZEROゼノゼロ

      家電・PC関連のレビュー、ゲームレビュー、学院主催の大会でのMCを動画サイトで配信など。

      また、イラストサイトに「モデル素材」として自分の写真をアップロードしている。

 【略歴】神奈川県で生まれる。

    九歳から十歳まで欧米・ヨーロッパを転々とする。十歳の時にペンシルバニア州に移住。

    同年、ペンシルバニア大学に進学。十二歳で卒業後、同大学の医学院に籍を置くが、人間関係に悩み休学、一時帰国。

    帰国後小学校には通学せず一人で気ままに過ごす。このとき神野泰雅と仲を深め、「自分の追い求めるものは学問ではない」と考え直し、大学院を退学。

    中学時代に相当する十三歳~十五歳の頃は籍は置いていたものの授業にはほとんど顔を出さなかった。理由は人間関係に気疲れしたからというもの。

    泰雅も中学一年生で私立中学を退学し、籍を置きつつ不登校。その後は二人で高校設立への準備を続けた。

    何をしても優秀ではあるが、バイオリンは歴史に名を刻めるレベルの腕前。


《家族構成》

 父、母、妹の四人家族

 【父親】大手証券会社の元トップディーラー。現在は個人投資家をしながらフリーランスで企業コンサルティングを行っている。望んだものは何でも買い与えるが、四歳の柑奈にも必ず資産の使用企図について「プレゼンテーション」することを課していた。

 【母親】ペンシルバニアの場末のバーで日銭を稼いでいたバイオリニスト。柑奈の父親がクリスティーズでグァルネリのデル・ジェスを落札、結婚指輪代わりに送られている。

 【妹】柑奈を超越するギフテッド。柑奈に「ヌルい」と言い放ち、住みにくい世の中なら強引に曲げていくべきだと強弁した。


《精神的特徴》

 【思想】才覚で全てが決まることにある種の憎悪を抱いている。才気ある人間が「一方的な称賛」を送られることを嫌い、だからこそ悪役を演じ、ありとあらゆる分野で頂点をつかみ取ることに躍起になった。

 【性格】何を言われてもしれっとしている。仲間内では明るく元気。寂しがり屋な部分もあり、一人で店に入るのは苦手。バックボーンの知識や能力が半端ではないため、相手の発案を上回るアイデアを瞬間的に出せるが、自分が口を挟むと空気が悪くなるのではないかと思っている。

     霊的なものを信じない。

 【口癖・口調】

  初見の相手には敬語。嫌いな相手と向き合えば向き合うほど慇懃な態度を取る。冗談でお嬢様言葉を使う。

  どちらかといえばボケよりツッコミ。ツッコムときは相手の発言を的確かつ素早く拾う。

 【短所・弱点】志は高いが周りが見えなくなりがちな一面がある。苦い食べ物が多少不得手。買い物が長い。

 【(好きな)場所】自宅、廃墟、土手、あまり人のいない所全般。でもゲームセンターとかカジノみたいな華やかさは好き。

 【夢】神野泰雅と共に「人が人らしく生きられる場所」を作ること。

 【好き】高貴さ、職人さん、ガチャガチャ、4コマ漫画、シエスタ、菓子

 【嫌い】成金

 【好きな言葉(座右の銘)】ノブレス・オブリージュ

 【学力】旧SATで1600点取得。英語の他に中国語とスペイン語を扱うことができる。

    帰国後、十二歳事典でのセンター試験の取得率は96%(中国語、国語、ⅠA・ⅡB、科学、物理、世界史)

 【宗教】信じてはいないが否定もしない。

 【音楽】バイオリンで最も得意とするのはパガニーニ・24のカプリース。

     神野泰雅に盗品のストラディバリを「柑奈に流した方がいいのでは」と思わせたり、三条の作曲にしばらくバイオリンの音を使えなくさせたりするほど。

     それでも柑奈曰く「母親の方がうまい」

     曲は雑食でなんだって聴く。薦められたCDは必ず聞くタイプ。

 【小説・雑誌】堀辰雄、北村薫、星新一など。学院図書館ではサラサーテや音楽の友といった音楽雑誌を読んでいる。

 【漫画】ヨコハマ買い出し紀行、ここはグリーン・ウッド、咲-Saki-、パンプキン・シザーズなど。

 【交友関係】主に生徒会繋がり。その才覚と言動から、「凄く好かれるか」「憎悪されるか」になりがち。同年代の財政界の有力者やサブカルチャーの担い手にも積極的に連絡を取ったため、自分と同世代の有力者子息との繋がりは強い。

   友人(同格)

    神野泰雅……親友。告白はしていないが両思いではある。

    恋塚薙厳……泰雅繋がり。暴走しがちな薙厳のストッパー。

    稲嶺満月……数少ない「普通な」友達。アドバイスをしたり、貰ったり。

    響練……下級生だがカンナのことを呼び捨て。気兼ねない仲。ツーリング仲間。

    神宮寺雛雪……一方的にライバル視されているが仲は悪くない。

    三条九星……ストーカー。バイオリンを聞きたがる。が、カンナも九星の曲を気に入っている。

    五十嵐天明……従弟。真に「才能に縛られない自由な」生き方を学ぶ。


   友人(先輩など)

    神野千瀬……親戚筋。人前に出ることをやめたギフテッドの生き方を体現している。

    神野燎太……アドバイザーとしての立ち位置を学んだ相手。

    五十嵐天成……従兄。柑奈が唯一「全てにおいて敗北する」相手。仲は極めて良好。普通に生きろと言われた。


《肉体的特徴》

 【容姿】非常に優れている。目鼻立ちは整っており、万人受けするスタイル。

 【外見】学力や運動神経に比べれば見た目は至って普通。

 【身長】163センチ

 【体重】49キロ

 【肌】白人っぽい白さ。日焼けしやすい。綺麗に焼ける。

 【健康状態】極めて良好。短眠が苦手。

 【利き手・目】左手、右目

 【視力】2.5/2.5

 【握力】左40.2kg/右35.5kg

 【服装】薄着で簡素。リボンが好きで紙を留めたり服に使ったりしている。スカートは短めに。友人の神宮寺から「女の価値が最高なのは女子高生のうち」と言われてからはいろいろな服装に積極的。

 【髪型】ツーサイドアップ~短いツインテール。一日中こもっているときは縛らずに降ろしていたりすることもある。あまり髪型にこだわっておらず、昔はポニーテールにしていたこともあった。

 【運動】なんでも得意。動体視力が良く、フットワークも軽い。バレエを囓っていたことがあり柔軟性も抜群。

     神野千瀬から合気道を、神野燎太から棒術を少しずつ習っている。

 【所持品】スマホ。財布には現金で十万前後入れている。家族カードのクレジットカードはブラックカード。プラスチックトランプを必ず1デック持ち歩いている。


《会話サンプル》

五十嵐柑奈(十四~十五歳)&神野泰雅  

「頭も良いし、顔も悪くない。でも、私に比べたらずっと貧相」

「主に何が」

「性格。傲慢の権化ね。私はそこが気に入ってるんだけど」

「気に入ってる、か。詳しく聞きたいところだね、キティ」

「愛情かどうかというのは怪しいところだけど。貴方のスペックだって、神野家の人間の中じゃ絶望的な落ちこぼれ。絶対記憶とか、心理掌握とか、もっとイっちゃってるアビリティが備わってる人たちと比べたんじゃ、絞りカスって言われたって仕方ない」

「勤勉にはなれても天才にはなれない。そうだろ?」

「あら。私だって自覚はしてるのよ。テンちゃんやアキちゃんには敵わないわ。五十嵐家のオチコボレ。でもね、今は貴方がいる」

 狙い澄ましたようなウインクに泰雅が視線を逸らす。動揺を隠そうとしてみるものの、電子タバコから立ちのぼる煙の線が、少しだけブレる。

「可愛くないぜ」

「嘘をつくとき、黒目が左上に動くのよ」

「そういうところが、」

「可愛いんでしょ」

 言葉を遮るように、唇に柑菜の指が触れた。上目遣いで妖艶な笑みを浮かべる彼女を見て、泰雅はふっと息をつく。

「遊び慣れてるみたいじゃないか」

「確認してみる」

「何を」

「バージンかどうか」

「……参ったね、こいつは」


《設定を踏まえた上での物語での立ち位置》

【味方】

 敵含めて全体のスペックを大きく底上げする必要があるためまずムリ。コメディ作品にしては設定が重め。

 

【敵】

 「ラスボス」。どこか破滅的な葛藤とストイックさをいかしてラスボス扱いが妥当。


【脇役・スピンオフ】

 デウス・エクス・マキナとして機能しうる強烈なステータスを持つため、過干渉に気をつける。

 シリアスな対立が起こらない作品、あるいは命のやりとりをするような作品以外であれば、中立的な立場から双方に助言をする、くらいの動きでも問題なさそう。








ゲーム制作はじめました。

http://2013addict.web.fc2.com/



キャラサンプルに柑奈はどうだったんだろうか……。

まあラノベ的なキャラ立ちはしている気がするようなしないような。

活動報告でチート主人公がどうとかいってるのに柑奈の方がひどい。しかたないね……。

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ゲーム制作始めました。 小説講座、イラスト講座、ゲーム作成指南など充実させていきたいと思います。よろしくお願いします。 Addictトップページ
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