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本気で小説家になろう  作者: 黒羽燦
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小説「一巻分」の文量

なろうでは既に「エッセイ書いてる人」っていう認知のクロワッサン。

ワタシも自分で小説書いてるんだけどね……!

 公募小説を書いている時に重要になってくるものはイロイロありますが、何よりも「公募」を通すために必要なこと、となれば「規定を守ること」でしょう。

 たとえば送付方法であればtxtでメール添付であったり、ワープロ打ちで印刷したものをヒモ止めだったり、タイトルをつける必要があったりなかったりと様々ですが、今日は「文字数」について考えてみたいと思います。


★つまり、今回はどんな人向け?

・これから公募に送ってみようかな、という方

 →募集要項の確認ついでにどうぞ。


・公募はそんなに考えてないけど、どうせなら公募に送れるような文字数て書いておきたい方

 →読者の反応次第では公募もアリです。プロになったらある程度「文字数」は意識して書かなければなりませんし、ここで一巻分がどのくらいの文章量なのか把握してみましょう。


・公募に結構出してて、いろんなレーベルに使い回しをしたいという方

 →クロワッサンの仲間です。一緒に頑張りましょう。



 今回は基本的にライトノベルの賞、その中でも主要なレーベルをピックアップして紹介させていただきます。



★まずはスーパーダッシュ、GA、ガガガ、電撃、スニーカー、HJ、MF、講談社、富士見ファンタジアそれぞれの規定を確認してみましょう。


確認日 2013/03/18


42字×34行=1ページあたり1428文字

・スーパーダッシュ 50~200枚

・GA 80~130枚

・ガガガ 70~150枚

・電撃 80~130枚


40字×32行=1ページあたり1280文字

・スニーカー 80~120枚

・HJ 80~110枚


40字×34行=1ページあたり1360字

・MF 80~150枚

・講談社 100~150枚


40字×16行=1ページあたり640文字

・富士見 200~250枚


主要な9社での応募規定はこのようになりました。

ではこのデータを元に、漠然と「ラノベの賞に送る作品」を想定した場合の理想的な文字数を割り出したいと思います。


このエッセイの著者であるクロワッサン(このエッセイしか見てねえよ! って方も多いかと思いますが、クロワッサンも自分で書いてます。たまにみてあげると喜ぶよ!)の著作を適当な文章量にカットして調べてみましょう。



★実験1

・ブラフマスターを電撃規定で90枚分にカットして当てはめてみます。

 つまり、ワードで「42字×34行」に原稿用紙を設定して、それで90枚分ということです。

 ワードファイルではなくtxtテキストファイルの状態で164kb。


☆電撃、SD、GA、ガガガ→90枚

☆靴、HJ→97枚

☆MF、講談社→92枚

☆富士見→194枚


……足りませんね。



★実験2

・ブラフマスターを電撃規定で95枚分にカット

txtの状態で175kb

☆電撃、SD、GA、ガガガ→95枚

☆靴、HJ→104枚

☆MF、講談社→98枚

☆富士見→207枚


この枚数をみて何かお気づきになられたでしょうか?

この状態だと、全ての出版社レーベルの規定にあてはまっていますね。


一応確認するために、もう一つの作品でも試してみましょう。


★実験3

クロワッサン著『ライトニング・シューター』

電撃95枚分でtxt175kb(ブラフマスターと同じ枚数で同じkbになりました)

☆電撃→もちろん95枚

☆靴、HJ→105枚

☆富士見→209枚

(MF講談社は割愛しますが満たしています)


電撃では同じ枚数だったのにどうして? と思われるかもしれません。

実際のところ、「改行」はkbに加算されないので、改行の多少に応じて枚数が変わってきます。

私はどちらかといえば改行は控えめな方なので、場面転換の激しい方や、呪文の詠唱や見せ場といった場面で改行を多く使われる方は、もしかしたらtxtでの容量はたいしたことがなくても枚数は多くなる、ということもあるかと思います。



★総括

 応募賞悩んだり使い回しを考えるなら素のテキストファイル(txt)で175kbを基準にしましょう。

 実験2を見て頂けるとわかるように、電撃文庫で95枚分の原稿は、HJノベルジャパンに換算すると、上限枚数である110枚に引っかかるギリギリです。

 また、HJの110枚を意識しすぎると、富士見ファンタジア文庫の下限枚数(200枚)に達しない可能性があるので注意しましょう。


 基本的には電撃文庫で95枚分、175kb程度を目指して書くことが大切です。

 プロット段階よりも本文が長くなりがちな方はそれよりも短めにしましょう。

 一方で、「一度完結した文章の水増しが苦手」という方は、少しながめに書いておいて応募時に不要部分をカットしていきましょう。


 


以下オマケ。実験でつかった文字数換算がこちらです。

原稿を全て埋めたときの文字数が128500文字前後になるように合わせるとこのぐらいの枚数・文字数です。


SD、GA、ガガガ、電撃規定で90枚

1428×90=128520字


靴、HJ規定で100枚

1280×100=128000字


MF規定で95枚

1360×95=129200字


富士見規定で200枚

640×200=128000字


ゲーム制作はじめました。

http://2013addict.web.fc2.com/


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