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創作詩4:創造のみなもと

作者: 香月融

本投稿では、創作詩 ”創造のみなもと” を発表します。文学と芸術を構想するときの感覚を詩にしてみました。私が詩や小説を書いたり絵を描いたりする理由は、発達障害者家族としての「鬱積した無意識」を具現化するためです。実際、作品が完成した直後は、少しだけ癒されたように感じます。本詩では発達障害者家族の「母性と父性」および「感情と思考」の二項対立と協調を比喩的に表現しています。ちなみに、今回はシンメトリーな定型と七五調にこだわりました。

吾輩は 画家と詩人の 二面相

絵を描くときは

詩を書くような 文体で

右脳ウニウニ


詩を書くときは

絵を描くような 色調で

左脳サクサク

みなもとは 右と左の 補完系


終わり



【編集後記】

私は感性で絵を描くタイプの画家ではありません。実際の作業手順は次のような段取りです。まず、絵画テーマに応じて、徹底的に取材をします。そうして収集した資料(文学・美術・音楽・土木建築・自然・科学技術など)を論理的に分解・整理・分析して図解にします。その中から選択的に抽出した断片を再構成することによって創出された物語の一場面を図像として描き出します。


一方、私が詩を構想するときは、言葉ありきではなく、まず最初に抽象画のようなイメージが頭の中にふわっと湧いてきます。なんとなく白昼夢を見ているような心地です。具体的には、詩の構成パターンが形・色・サイズとして現れます。私の詩が規則的な連(詩節)と頭韻脚韻の組み合わせから成る「シンメトリーの定型詩」である所以です。イメージした形(定型と韻律)と色(感情)に応じて、後から言葉を当て込むような手順で、まずは散文を作成していきます。文字数や行数はイメージしたサイズに概ね合致しますが、韻律は複数回の校正で整えます。タイトルは本文ができあがってから付けることが圧倒的に多いです。

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