第4話:新たな相棒、時雨
首を失った、狼は光の粒子となって消えていった・・・・。狼がいなくなった後に、俺が見たのは、一羽の鳥だった・・・・。見た目は、鷹のようだった。
「おっ・・俺が呼んだのか?」
「まッ・・・誠?」
「香奈っ!・・・大丈夫か!?」
「うん・・・誠が助けてくれたから」
「そうか・・・・よかった・・」
「うん。それよりも・・・・あの鳥は?」
「分からない。多分、俺が呼んだんだ」
「でも、あの鳥はじめてみる召喚獣だよ?」
そう、この鷹はまだ俺たちの知らない召喚獣だった・・・。
「とりあえず、名前付けたほうがいいのかな?」
「うん、そう思う」
「う〜ん・・・・時雨・・かな」
「そっか。時雨ちゃんか。何かいいね」
香奈は何も言わなかったが、やっぱり俺のネーミングセンスもだめなのだろうか。
試しに名前をよんでみた。
「時雨」
すると、時雨は俺のほうに飛んできて肩にとまった。
「まぁ〜、私も助かったし、誠も召喚できたし。一件落着だね」
「あぁ、そうだな・・・・・」
そこで、俺の意識は途切れた・・。壁に叩きつけられたのを、勢いで忘れていたのだった。
「えっ?・・・ちょっと、誠!?しかっりしてよ!」
そして、俺は病院へ運ばれた。やっぱり、俺って運がないのだろうか・・・・。
とりあえず、理由はどうあれ召喚できたからよしとするか。それに、明日は学校休むことになるだろうから、ラッキーといえばラッキーだった。
ここまで、どうだったでしょうか?
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