第14話:記憶を取り戻すために
ーーーー学校ーーーー
「なぁ、雅人。俺、決めたよ」
「何を?」
「ノアをとっ捕まえて、すべてを吐かせることにした」
「えっ、本当に?でも、あの人とても強いよ」
「大丈夫、お前がいるから」
「えっ・・・ええぇぇ!?!?ムリムリ、僕なんかじゃむりだって」
「だから、二人がかりでやるんだよ」
「でも・・・ノアさんどこにいるか知ってるの?」
「知らん。だから、探してぼこる」
「・・・なんとむちゃくちゃな・・」
「まかせろ。絶対にムリだと思ったら、お前だけは逃げて良いから、な?」
「だめだよ。誠一人をおいて逃げるなんて・・・・」
「じゃぁ、最後まで戦ってくれるか?」
「・・・・うん!」
「よし、じゃぁ、放課後さっそく探しに行こう」
「わかった」
ーーーー放課後ーーーー
「まず、どこを探すの?」
「ん〜、そうだな。まず・・・・天の川公園あたりに行こう」
「分かった」
ーーーー天の川公園ーーーー
「お〜い、ノア!でてこーい」
「ノアさ〜ん、いませんかぁ〜?」
・・・・・・・・・・・
「いないのか?」
「うん、そうみたいだね」
そういっている雅人は、内心ほっとしているようだった。
二人はいい加減他の場所に行こうとして、来た道を戻ろうと振り返ったら・・・・・
ベンチで本を読んでいるノアがいた。
「・・・・・いやがった」
「さっきはいなかったきが・・・・」
そこでノアは、今俺たちに気づいたような感じで、
「・・・・・おや?どうなさいました?」
「見つけたぜ・・・」
「ちょっとノアさんを探していたんです」
「ほう、私に用とは?」
「向こうのことをすべて教えてもらう」
「・・・いやだと言ったら?」
「力づくで聞き出してやる」
「今のあなたに・・・・いや、あなたたちにできるのですか?」
「やってやるさ。俺は、昔の記憶をとりもどす!」
「では、私に勝ったら封印をといてあげましょう」
「負けたら?」
「そうですね・・・・死んでしまわれると、魔王様かアリシア様に殺されますから・・・・・勝てるまでなんどでもやっていただきます」
「・・・・・わかった」
「では・・・・始めましょう」
「待て・・・・・雅人本当にいいのか?」
「うん、覚悟を決めたよ」
「わかった。よし、行くぞっ!」
「うん!」
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