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とある王都での依頼

ここはとある王都のギルド内である。

ギルド内は結構こんでいる。王都ということもあり流行っているのだろう

そのギルドカウントーの一つでSランクの女性冒険者がクエスト依頼をしていた。


「じゃっこのクエストでお願いするわ。」

「ケアさんありがとうございます。でもこれAランクの高ランククエストですので誰かと一緒に行ってももらわないと」受付嬢のヒッティアが答える

「そういうのは気にしなくても・・てのはだめよね?」

「いくらケアさんがS級冒険者でもだめですーーー」


「しょうがないわね。じゃ・・・」

あーーーーーという声が扉の向こうから聞こえ話が遮られた。

「何々。ケアちゃん。ちょーーーー超ーーー!たのしそうじゃーーーん俺も参加したいなー」

陽気なチャラ男だ。ケアの元までスキップで飛んでくる。


ケアがまるで存在しなかったように続ける

「ヒッティア誰かお勧めの人とかはいる?できればある程度力がある人がいいのだけど」

「うーーん。今丁度みんなでてますからねーーー・・・力があってとなりますとーーー」

ヒッティアはチラッとチャラ男の方を見る。


「俺だね。力があって。ケアちゃんのクエストにも参加できる。マジ俺しかいないっしょ?」

そういってケアの肩に手を回そうとする。それをケアが軽く手であしらう。

このチャラ男は「タント」ケアの幼なじみでもある。

実力もありAランク級の冒険者である。だが実力はSランク冒険者とほぼ変わりない。

なぜ上がれていないかというとここの冒険者ギルドのマスター「レミオ」に嫌われているからである。

別にタントが何かしたというわけではない「レミオ」はケアのお父さんなのだ。

そんなわけでレミオに面接で一発で落とされ続けAランクのままである。



タントの声が聞こえたのか。ダダダッと2階から誰かが駆け下りて降りてくる。レミオだ。

「またおまえか?おまえに娘はわたさんぞ」

そういって後ろからタントの頭をむんずとつかむ。


「ちょっおっさん髪抜けるって。マジ力パネー。若くにしておっさんと同じハゲとかしゃれにならんて」

タントもレミオの頭の髪をつかむまねをする。当然髪はないのでつかめない。


「だまらっしゃい。・・・」レミオの頭が光る

「お父さん大丈夫だから。それに別に嫁にもいかないからね?付き合ってもいないし。それよりほらあっちの方で誰か呼んでるわよ馬車の会議中だったんじゃないの?」

レミオが急に会議を抜け出したのだろうギルド職員が戻ってくるようにと手を振っているのがみえる。


くそっ今日のところは引き上げてやる!とレミオが渋々戻っていった。


「あーーーコワっ。ケアちゃん優しいーーね。そんなところも惹かれるわーー。でっ?どうするの?今から探してもいい人はいないと思うけどなーーーーねっ?ヒッティアさん?」


「そんなことはないわよね?ねっヒッティア?」


二人にどんどん同意求められるギルド受付嬢ヒッティア。

帳簿を検索していたがやがて。めんどくさくなったのだろう。パタンっと閉じると

「やっぱり。いませんでした。タントさんと行ってください」満面の笑みで答えられる。

こうなるとだめだ。どんなに言ってもヒッティアは動かない

はーーーーーーー。しょうがないわね。


「わかったわよ、行けばいいんでしょ。行けば。チャチャッ終わらして帰ってくるわよ」

ケアの隣でガッツポーズしているタントがいる

「シャーーーーーー昨日ぶりにケアちゃんとお出かけデート決まりましたーーー。」

実はこんな感じで昨日もケアと一緒にクエストを行っている。

隣で何でこうなったと頭を抱えるケアがいた。




そうして今二人は最新の馬車に乗りクエストのある目的地へと向かっている。

「でっ今日はどんなクエストなの?ケアちゃん?」

「あなた、またクエストみてなかったの?見るようにいっておいたでしょ?」

「メンゴメンゴ。ケアちゃんを見るのに忙しくさーー見てませんでした!」

今もジーーーと。タントがケアを見つめる。

ああ、はいはいとケアはタントの顔にクエスト表を押しつける。


「へーー何々。ニーチュ地方のクエストみたいだね。って、これあれじゃん。最近流行の新しいダンジョンが発見されたところのそばじゃね?質の良い装備とかがでるって噂の?「ニーチュダンジョン」だっけか?」


「そうよ、なんでも町長の娘の「ニーチュ=ノーザ」がダンジョンの方に行ったきり帰ってこないだとか。今回はその彼女を見つけるのが役目よ。」


「うーーん。これAランクのクエストの必要あるかな?迷子探しってことでしょ。」


「ああ、普通ならAランククエストにはしないが、新ダンジョンにはAランク級のモンスターがいるという噂が囁かれてる。万が一ノーザがダンジョンに入っていたらヤバいからな。身分も高いしAランクにしたというわけだ」


「あれっいまの声ケア?」とタントが尋ねる

「いや私じゃないけど?」ケアも不思議そうに尋ねる


「私だ!!」馬車の後ろからレミオの声がした。


「キャッ」

「うわっーーーーーーーびっくりした。っておっさんかよ。今まで馬車の後ろに隠れてたのか?こえーよ。てか何してんだこんなところで仕事しろよ?」


「おまえに言われたくないわ。そういうわけでな。町長から直々に依頼があってなAランクにしたのだ!」


「したのだ!じゃねーよ何しゃあしゃあと説明してんだよ・・・」


「この馬車は新しくテスト中の馬車だからな、これからニーチェの途中によるところもあるし、試験運転もかねてな。まあ実際はお二人がどんな関係か調べていたのもある!おっもうすぐのようだな。」

そういってレミオの目的地が到着したのだろう

娘には手を出すなよ!?と行ってさっっ降りると何処かへ行ってしまった。



「なんなんだあのオッサン。なんか後ろの布がやけに大きいとは思ってたけど・・・本当に人が乗ってるとは・・絶対隠密系のスキル発動してたぜ。俺の探知にもひっかからなかった・・まるでわからなかったな。」

首にかけてるネックレスをさする。タントは盗賊系の上位称号「プリファット」を持っている。

盗賊系のなかでもかなり希で宝箱の中身を選ぶことができたりするスキルなどがある。

特にダンジョンで後半になるにつれて重宝するスキルが多い。詮索系は特に一流の自負を持っていたはずなのだが。


「私も気がつかなかったわ・・・普段は気がつくのだけど。おかしいわね?それに隠密系のスキルなんて父さんもってなかったような?・・まあ過保護過ぎるのはちょっと困るかしらね?」

魔法剣を揺すりながなケアが答える。ケアは魔法剣士の上位称号「ブロウアウト」をもっている。

剣から炎を自在に出し入れできる他。相手の炎を消したりすることもできる。詮索系は持っていないが代わり気を感知できる。人が近辺にいると赤いオーラを感じるのだ。

特にレミオことお父さんはダダ漏れの真っ赤なオーラなので100m先に居てもすぐにわかるのだが



ちなみにギルドマスターのレミオはSランクの冒険者だ称号「バトルマスター」を持ち今も時折生ける伝説として数多くの武勇伝が語り継がれている。


「そんな、おっさんが俺の監視に全力でスキル使わないで欲しいよね・・・あっ!こっちも目的地が見えたよケアちゃん。どうやらニーチュの町みたいだ!」



町長のニーチュ=シックが出てきた。

シックはどうもげっそりやつれている。

「いや最近忙しいのもありますが、娘が心配でしてな。どうも調子が悪くて」

ダンジョンを巡り隣国の領主が圧力をかけてきているらいい。

そこのTOPである「インセン」がとても成金主義野郎で大変らしい。

ただ、向こうの方は2倍は大きな町なので強く発言できない。

おまけに金にまかせてこの国を買収しようと試みたり、卑劣な手段や許可なく勝手にこの土地をレジャーランドに開発しようとするのだから手がつけられないとのこと。


そんな隣国が勝手にニーチュの郊外で開発した場所でダンジョンが出てきたらしい。

当然利権はまだニーチュの町にあるのでかなり嫌がらせの頻度が上がったとのこと。

そんな矢先に娘が消えたので隣国に誘拐されたのでは?と思い依頼したとのこと


「いつもの夕食の時間になっても娘が戻ってこなくてですな。慌てて妻と二人で捜索、それでもみつからなかったので町のみんなに強力してもらったのですが、それでも見つからず」


「絶ーーー対隣国に誘拐されたんだぜ?これ?・・・隣のインセンの国って陰険そうだからなーー」

タントがソファーで寝そべりながらはなす。


「タント行儀よくしろ。でもその線はどうなんですか?」

ケアがタントをちゃんと座らせる

タントもケアには素直に従う



「私もそう思ったのですがね。これをみてください。」

そう言って町長が神棚から古い石を持ってきた。


「代々伝わるものですがね。これには魔除け他に家族の場所がわかる魔法もかけられております。その娘がどうもこの町からでた感じではないのです。ただ場所はわからなくてですね。普段だったらこの町内であれば、その場所が点で表示されるのですが・・・」

なるほど確かに町長の場所は赤い点で点滅してる。だが娘さんと見られる青い点は存在しない。


「元々あの付近には古くからの守り神の祠があったのです。私と妻達。町の者は反対したのですがね。隣の成金が儲かるからと勝手にそこの我が土地を開発してしまったのです。結果としてはダンジョンがでてきたの最近有名にはなりましたが。・・・やはり開発するべきではなかった。私が気がつけば体を張ってでも止めたのですが・・・とにかく心配でしてな、今すぐ娘を最後に見たダンジョンの付近までいきましょう。」


そう言って3人はニーチュダンジョンのそばまで来る

「ここが娘を最後に見た場所です。これから私も探しにいきます。あなた方は申し訳ありませんがダンジョンの最深部あたりまでお願い致します。上層の2階までなら私も捜索したのですが、経験者がどうもこれ以上進むのは危険と判断して深部はまだなのです」

そういって、近くの捜索隊に町長も加わっていく。


「たぶん必死に探したんだろうな・・・あの町長。それに娘が本当に可愛いだろうな・・・・雰囲気でわかるぜ!・・・ケアちゃんとの子供ができたらこんな感じなのかね?」

タントが装備をチェックしながらケアの顔をニヤニヤしながら見る。


「誰もおまえとは結婚せん!準備はできたか?行くぞ」

そういって足早にケアが先人を切ってダンジョンに入っていった。


普通のダンジョンは5階層~10階層のダンジョンになることが多い

高ランクになれば30階層になるものも多い

またとある神々のダンジョンは100階層以上あるのでは?いわれている


しばらく進むが何も起きない。

「なあ。ケアちゃん。このダンジョン・・・」

「ああっおかしいな。」


ここはダンジョンだ。普通のダンジョンであれば上層は弱めで下層は強いモンスターやトラップがそれがセオリーだ。


だが、今9階層にいるがモンスターに一度も会っていないのだ。

しかもトラップも何もない。以前の冒険者の話では質の良い装備とかが出たとかいっていたしな。

まるで誰かが来て欲しいそうに待ち構えているような


「んーーー俺の探知にもモンスターがひっかからないよ・・・」

プリファット!とタントが唱える。


「今回捜索隊は2階までの捜索を行ったといっていたが。本当にAランク級のモンスターがいる可能性もあるな。注意しろよタント」




そして10階層の分厚い扉が現われる。

「明らかに雰囲気が違うな。」

「何かあるとしたら、たぶんこの中だよね」


そういってタントは大きな古代の装飾が施された扉に力をいれるのだった。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

★実は英語を覚えられるってしってました?★

はい、本編は終わりです。ここからは筆者「英語」コーナー&解説になります。

気づいた方もいるかもしれませんが。

この「断罪の救済~理不尽な罪を救うことにしました~」という物語には「英語表現」がいくつも混じっております!


元々筆者がとあることろに海外生活した時に言われた言葉や、知ってたら便利だったな。

とか、こいつ何言ってたんだ?ああそうだったのか。的な表現を中心にまとめていくつもりです。


行動や表現に英語をまとめているので。無理なく英語が覚えられる他。全ての話を書き読み終えた時には

生活最低限ができるレベルになったらなーーーなんと思ってます。



例えば


★今回出てくる調子ものの冒険者「タント」ですが

ガチアゲで、バイブスあがってるぜーーとかの「turnt」になります。


これは英語スラングです。たぶんグーグル翻訳とかだと「俺のターンだぜ!」的なのりの訳しかでてこないと思いますが「turned up」とか「turnt up」の表現で略したのが→ 「turnt」です

hyped upやcrunkと似てる感じですかね。


例文だと

That party last night was so 「turnt」 I don’t think I’ve ever had that much fun.(昨日のパーティはガチアゲだったな! あんなに楽しいとは思わなかったぜ!)


とか有名な曲とかだと

i know you gettin't turnt every night

知ってるよ君が超絶パーティで楽しんでたの

* Calvin Harris, The Weeknd - Over Now


とかになります。筆者がパーティーに参加したときタント、タント言ってたので何言ってんだこいつら?となりましたが後にスラングだとわかりました。結構はっちゃける時に使います。


まさに調子者のタントにふさわしい名前と行動というわけです。


★次に「ケア」ですがこれは[care]からきています


心配、気遣い、面倒、保護。ケアちゃんの性格そのものとなっておりますが

「私は大丈夫気にしないで!」とか「気にすんなよ」てきなノリで使われることが多かったと思います。

そこで台詞にクエスト受注の「そういうのは気にしなくても・・てのはだめよね?」を交えております。

相手を思いやるときに使用することが多いですね



他にも

★受付嬢ヒッティアは「hitting' up」

翻訳だと打つですが「ドンドン求める感じです。」

hitting' up my line 電話めっちゃ俺にかかっってきたんだけど*悪い感じの電話だけど明るく言う感じボケですかね。


He hit me up for $1,000.

彼は私に千ドルの借金を求めた


みたいな感じです

ヒッティアがタントやケアにドンドンクエストを求められて、迫られる感じとしてだしてます



★都市のニーチュは 「need you」の略 娘がいなくなり、冒険者が「あなたが必要」ということです


★いなくなった娘のニーチュ=ノーザは「i neeed you know that」の略

私はいなくなったけど、あなただけには、どうしても知ってて欲しいという娘の気持ちです

直訳は「 あなたには知ってて欲しい」です。

英語のラブソングに頻繁に使われます



まだ、全貌をだしてないのであれですけど。この消えた娘の中心の話が進むと英語が一層深まります。


★レミオは[Let me off] バスとかから降りたい時に使う表現です

Let me off  here pleaseで、「ここでおろしてくれない?」

という感じです。


レミオがギルドの2階から「降りてきたり」

馬車から目的地に降りたりする際にイメージしやすいようになっております。

筆者がいた海外は、結構バスとかはここで降りると自己アピールしないと止まってくれませんでした。




実はまだまだこの話にも、そして今までの話にも英語表現が使われておりますが。あまりいっぺんに覚えるると話が面白くなるほか英語をきにしてしまうので。吸収効率が悪いです。


なのでわざと解説してないところもあります。

*話が進むにつれて後に解説いたします。



基本筆者が聞き取った感じや、何となくこんな感じで使われてるよねーー的な感じで解説していこうと思います。結構役立つ表現もだしていきますのでもしよかったらたまに解説もみてみてください



ではではシーヤー。


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