表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王さまはコミュ障を克服したい? 〜来世で役立つ学園処世術〜  作者: あいゆーぶ
作戦1 魔王さまはコミュ障を認めたくない! 〜大は小を兼ねる作戦〜
7/19

6話 魔王さまは証明する③

 「あれれれれれれぇ〜?沙汰ぁ?耳が赤くなってるぞぉ?」

 「う、うるさい!というか異性となんて気軽に話せたこともないのにそんなことをってなんで神凪さんは拳を構えているんですかね目が怖い目が怖いって待て待て待て待てすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません神凪様以外の異性でございます!すみませんすみません!」

 「はぁ...で、で、で、...私も.......そ、その"異性"だし?もしあんたが告白だか告白ごっこだかをやりたいなら...つ、付き合ってあげても...?」


 神凪はまたも顔を赤らめながらチラチラこっちを見ている。さらに、両手の親指どうし、交互にグルグル回していて、何だが落ち着きがない様子


 だ


 が...!


 「マジか!?やるやる!やってやんぞ!で!なんて言えばいいんだ!?」

 「ええ!?ほんとにやるの!?い、いいわよ!やろうじゃない!えーっとねえ...好きです付き合って下さいとかそんな事を言えばいいと思うわよ!」

 「へっそれだけか!言える!言えるぞ!」


 俺達は一旦間をおいてからもう一度見つめあった!


 「レッツ〜アクション!ッス!」


 応寺原のその掛け声を期に俺は口を開いた。開始だ!


 「スキデスツキアッテクダサイ。」

 「棒読み!?ってかさっきみたいに少しはあんたも赤らめなさいよ!よく平然としていられるわね!」

 「うるせ!俺は言った!言ったからな!はいコミュ障卒業!」

 「あんなんでいいわけないでしょ!」


 じゃあ何をやったら俺がコミュ障じゃないって証明されるんだ。


 「ねえ。単純な疑問なんだけどあんたは気になるひとっているの?」

 

 唐突に神凪が聞いてくる。


 「気になる人?俺はただの一般人ごとき気にも留めることはないが」

 「だよね〜」

 「が、だ。意識させられる人間ならいる!」

 「そのふたつ何が違うの!?」

 「俺は意識する気はないのだが、向こうが意識させてくるんだ!」

 「そんな人居たっけ........」

 「居る!」


 そう、あれはこの高校に転入して来たときだ......

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ