男の子のロマンと初美少女
地球行きは決まったが。いきなり地球には行けない。三級航海士は定期航路内限定資格。地球に定期航路などない。航路外への航海は二級以上の資格がいる。ペーパー試験は通っているので、あとは最低限の実地航海の経験を積み。実技で認定資格を貰えば良い。
船の引取と免許証を取りに寄ったので。あと少しで航海時間が最低限の規定に達する。注文していた降下用パワードスーツと局地作業用ロボット、ドローンをなど引き取りがてら、重機屋に向かえば、最低限の航海時間をクリア。この航海に試験官に同行してもらい、実技で問題ないと確かめられれば晴れて二級免許がもらえる。
「ということで同行することになった、試験官のエルメビラ・スチュです」
と言って船にやってきたのは銀髪の美少女でした。地球人から見て美少女は始めてです。三白眼のハゲや、ごついお親父しか見てなかったのでびっくりです。一等航海士に加えて小型駆逐艦の艦長資格も持ってる元軍艦乗りだそうです。
もしかして見た目と歳の違うエルフ的な長命種?とか思いましたが18歳だそうです。交易船の中で生まれて、幼少時から実務で鍛え上げた。と、いうことでした。
長命種?と疑ったときに冷たい目で見られたので勘が良い?
女の子たちがそわそわしだしたので浮気を疑われたのかと思いましたが。
「美少女がいるなら美男子がいる可能性もあるのに気がついた」
だそうです。逆だった。こちらの浮気より大問題。選択肢が増えたら捨てられる。と、心配しましたが。
「大丈夫、私達はもう捧げちゃったし。文化や習慣の違いもあるから安心して」
と、見抜かれて慰められました。
でも、女の子たちに選択肢ができたので。これからはいっそう大事にしないと夫婦の危機。
と、身内で家庭内の話題に興じてたら。白い目で見られました。
「まだ試験は始まってないから良いですが。始まってからは真面目にお願いします」
と睨まれた。
仕切り直して試験開始。まずは、手動での港からの出港。正規航路と違って航路外に出れば誘導システムはない。事故や故障が派生しても修理屋や救急車は駆けつけてこない。自力で操縦して航路を設定、修理もある程度できねば外海には出られないというわけだ。
両手で、左右にある操縦桿を握る。管制との確認もAIまかせではなく自分でする。
「こちら識別番号TI302012雀鷹、航路スケジュールを送信する。出港許可願う」
「こちら管制、航路スケジュールを受諾。航路上に他船があるので、出港はしばし待て」
2分ほどじりじり待つ。操縦桿を握る手が汗ばむ。
「こちら管制。雀鷹。出港を許可する」
「了解。出港する」
「微速前進」
と言いながら操縦桿を倒して出港。ちなみの操縦システムは使いやすいようにカスタマイズできるので、うちのは地球のゲーム機に近い仕様にしてある。このほうが慣れてるしね。
試験官殿は何も言わないので、ここまでは問題無いと信じたい。
更新が不定期になりそう。^^;




