表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

世の果てのプロローグ

トンネルを抜けるとそこは世界の果てだった。

半ばで折れた数々の高層ビル、赤褐色の荒れ果てた地面、塵で覆われた灰色の空。

先程から延々と聞こえる金属どうしが擦れ合うような異音が

足を進めるにつれて大きくなっていった。

その音は脳内に響きわたり、頭痛を引き起こした。

何かの夢かあるいは幻想ではないかと信じたかった。

だが白昼夢なんかではないことを、感覚が告げていた。


「これは現実だ。」


そう本然と悟ると同時に、頭痛が激しさを増す。

あまりの痛みで地面に倒れこみ、口に入った土と血と唾液が混ざり合って濃い鉄の味がする。

眠たくなってくる。


意識が揺らぐ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ