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Ⅲ.孤独な。 前編

6月26日読み返したら間違ってるところを発見したので訂正・・・

内容はほとんど変わっていません。

27日タイトルも修正・・・

フェルミでの一騒動に巻き込まれてから数日後


おはよー、おはよう

と教室では挨拶や雑談が飛び交っている


「おはよ」

気が付けばイリスがいた

「おはよう」

目をこすりながら返事を返す


「相変わらず眠そうだねー」

「いつだって寝不足だしな」

「しっかり寝なさい。」

「はいはい」

「もぅ、まーいいわ。今日さ依頼日だよね。よかったら一緒に行かない?」


学園の授業の代わりに依頼をこなす。という日がある


依頼は町民や学園、自治体から来るのが大体のもの

数は少ないが城からも来る

内容はそれぞれで、犬の散歩のようなものから討伐系の依頼もある


「…今日って依頼日だったっけ?」

「そうだよー。で、どうする?」

「ちょい待って」


メールを確認する

新着1通―差出人不明。

「あー悪い。今日はソロでやるよ」


「そう…実はまだ引きずってる?」

心配そうに覗き込んでくる


「引きずってない。って言ったら嘘になるけど

 ほとんど吹っ切れてるつもりだよ」

「わかった。ソロはいいけど無茶とか危険ことはしないでね」

「ああ。約束するよ」


今日は俺はすべての誘いを断って

差出人不明―城から直で来た依頼をこなす事にした


城からは通常の依頼とは一つ二つレベルが違う

生半可な人だと即死レベルな…

だからこそ依頼を受けれる人が限られている。その一人に俺が入っている



依頼内容は


1、かなり大きくなってしまった山賊を全滅させてほしい

2、奪われた物の回収と輸送時の護衛


と、言うものだった

規模は相当でかく、山。丸々1個を根城にしている

中堅~高レベルの8人構成の討伐隊があっさり撃退されたからこっちにまわてきたらしい。

回収の方はかなり後方に城兵がそこそこの人数が待機しているのでそっちに任せる


山のふもとまで来て



ま。サクっと終わらせて帰ろっと



イリスたちに遅い!って怪しまれてはかなわないし


首飾りのリミッターを外すー


スイッチを押すだけなんだけども…




「おっと危な」

先に見つかりにくくなる隠密魔法ステルスをかけておく


魔力を感知されにくくする魔法

あくまで“感知”なので、見えるし音も聞こえる


リミッターを外しサーチを使って敵の場所を確認する



1,2,3…50以上いたりしないか…コレ…



山は簡単な砦になっていて、奥に城のような建物があり

さらにそこに地下があるようだ

地上に32人 地下に26人


予想よりも人数が多いな

だからこそ呼ばれたんだけどさ…


無線で待機中の隊長に連絡する

「見張りからサクッと片付けていきますのでゆっくりきてください」


了解。という短い返答


「さぁて…行きますか。」


灰色の戦闘服の上から漆黒のロングコートを着る

コートから仮面を取り出す

真っ黒で目の所だけ開いている

仮面を付けて翔ける



武器の基礎状態―カラム―


長方形の手に入る程度の大きさの金属

コレが声や魔力によって形を変える



を両手に持ち


まずは見張りを片付けよう

4つの角に4人


大体同じ高さの高台…じゃなく木にのり


狙撃(スナイプ)


2つのカラムが形を変え1つのスナイパーライフルに変わる


消音機サイレンサー付けて

4発連射し4人を撃ちぬく


高いところにいたので倒れたのに気がついていないようだ

気が付かれないのは好都合なのでそのまま地上の28人を全員ロックし


魔力を限界まで注ぎ特殊弾を造る


「たーまやー」

砦の真上に向かって撃つ


弾は真上に到達すると炸裂し

28発に分かれ28人を襲う


距離が距離なのでさすがに断末魔は聞こえなかったが

反応は28人から3人に減った


少しの間があり

1人は地下へ、2人は外に出てきて迎え撃つ見たいだ


2人は固まって外に出てくる

遮蔽物がなかったので魔力弾を散弾のようにして圧力をどんどんかけていき―


ばいばい


口の中で言い、引き金を引く

弾丸は真っすぐに最速で打ち出された



1人が気づく

土を盛り上げて魔力で覆い盾が完成する

と同時に散弾が命中する


鉄と鉄がぶつかるような金属音があたりに響く



(これ)じゃダメか…



スクッと立ち上がり2人に向かって跳ぶ。


突撃(アサルト)


ライフルが形を変え

篭手と2本の長剣に変わる



約200メートルを一瞬で飛び

2人のところまで盾を挟んで着地する

と同時に右手の剣に魔力を注ぎ切れ味を上げ、長さを伸ばし一気に振り抜き盾ごと2人を切る



…手ごたえはあった



「くっそ…やられた…!」

大盾を持った男が呻く


どうやら一人には避けられたみたいだ

先制あるのみ。



射撃(シューター)


左手の剣を大口径のハンドガンに変える

魔力を散弾に変換し3発連射する


だが大盾でガードされた


「ほう…なかなか強いな」

男がしゃべる



ん?見たことあるな…

さっきのメールの添付ファイル―画像を見る


「…バイスか。お前が頭か?」

すると男が少々驚いた顔をする


「…?」

「いや。『黒顔』の声が意外にも若かったのでな」

バイスは横に間合いをとりながらゆっくりと移動する

釣られて俺も反対に動く



『黒顔』は俺が城の依頼を受けている時の二つ名。

みたまんまっていう…



「まぁいい。俺のかわいい子分を殺した報いは受けてもらう!」

そうバイスは叫ぶと剣を抜き、盾を構え突進してくる


左手を持ち上げハンドガンを構え引き金を引く。撃ちまくる



「なっ!」


撃っても撃っても勢いが無くならない!

舌打ちをしながらも

距離を取るため右後ろに跳ぶ



すると


「はぁっ!」

バイスは気合いと共に一気に加速する

空中にいて避ける方向を変えられない

盾の突進を剣でガードするが大した意味はなかった


「ぐっ」

思い切り吹き飛ばされる

空中で一回転しながら念じる



アサルト!



両手の銃剣を長剣に変え

着地と同時に消える



高速移動しながら両手で連打を浴びせ続ける



剣が持たなかった。何十回の全力を防がれ自壊してしまった


バイスはこの隙を見逃さず

3回ほど斬り盾で思い切り叩き飛ばす


「がっ!」


砦の壁にあたりとまり地面に落ちる

ついでに仮面も落ちる


「くっそ…」

起き上がり片膝を付きバイスを睨みつける


バイスは盾を構えながらもゆっくりと近づいてくる


「お前は強い…。だが俺には勝てない。」


俺は睨みつけたまま聞きつづける


「まぁ…その歳でそれだ。敬意を評して全力で殺してやるよ」

やり残した事はあの世で悔やみな。と付け加える



やり残したことか…

そういえば―



「じゃあな」

バイスが剣を振るう

しかし。


その剣はたった今まで俺が踏んでいた土を斬る



「どこにっ!?」

バイスは焦りながら辺りを見渡す



後ろから声をかける

「やり残した事があるから死ぬわけには…いかなくなったよ。」


バイスは反対に飛んで距離をとる



両手のスペアのカラムを合わせ大鎌に変える

そして静かに言う



「―死に逝く人には全力を。」


首飾りを手に取り

握り締めリミッターを壊す。


魔力が解放される

傷も瞬時に治る




あぁ…懐かしい…この感覚…おかえり…俺。




バイスは尻餅をつき驚愕と恐怖の顔で言葉を絞り出す

「この…化け物…!!!」



バイスの真後ろに移動し鎌を横薙ぐ

「風切り」

バイスの胴体が消える。



続けて地下の人も瞬殺する


隊長に連絡する

「終わりました。後はよろしくお願いします」


了解。ご苦労だった

と、そっけない返事が返ってくる



一息つきスペアの仮面とリミッターを取り出すと



緊急連絡が入った。


城の特別通信士だった


「『黒顔』、緊急の依頼です。」

依頼入って切りました。これ以上は大変なんだっ

正直なとこ後半グダグダな気もします…。


展開早い?ワカッテルケドイワナイデ!


ともかく!


読んでくださってありがとうございました!

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