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夏の火

作者: 竹目 樹本

真夏の夜に空高く、打ち上げ花火が咲き誇る。

大気を震わせ、暗闇を影を色とりどりな光が染めゆく光景は美しい。

矢継ぎ早に打ち上げられ続々弾ける綺麗な花火。

咲いて散るは一瞬、されどそんな儚さを微塵も感じさせぬ力強さを湛えていた。

また一つ打ち上げ花火が夜を染める、閃光と炸裂音を伴って。

そして大輪の残滓を追い越し、連発花火が弾けゆく。

祭りの喧騒さえも掻き消してしまう、躍動する夏の火。

その鮮烈な色彩は蒸し暑ささえ忘れさせる。

誰もが空を仰いで夢中になって、花火の宴の虜になっていた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 夏の風物詩、花火が夜空を色とりどりに染めていく様子は、とても印象的で、華々しいですよね。 儚さに喩えられることもある花火ですが、そばで目のあたりにすると、その閃光と胸の奥まで響く音に圧倒…
[良い点] 夏の思い出なんですね、 まるで昨日見られたような 新鮮で鮮やかな描写に目を見張りました。 まるで花火大会にわたしも居て、 空気、臨時感を体感しているようでした。 素晴らしい花火をみられたみ…
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