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最近義妹との距離感が掴めない。  作者: 戦闘力5のカス
1/1

始まり。



最近アイデアがでてくると気がついたら投稿しています。

連載は気が向いたらします。

7時 

暁月 海 は目覚ましの音で目を覚ます。

目をこすりながらノールックで横にある目覚ましをとめる。


(今日も学校か・・・。)


起きてから早々学校のことを考えるほど海は学校が憂鬱だった。

とりあえず顔を洗おうと思いベッドから立ちあがろうとする。


横で妹が寝ていた。

状況が理解できず二度見する。

二度見ても妹だ。


「へ!?」」

「う、うーん。」


焦りながら部屋を確認する。

間違いなく海の部屋だ。


妹が起きようとしている。


(もしかしてこれ俺がヤバいやつに見られる?)

必死に記憶を遡る。

海は高校生なので、酒を飲んで記憶がないというのはありえない。

昨日の夜にも妹がいた記憶はない。


「本格的にわからないぞ。どうすればいいんだ!?」


妹は目を開け、海を数秒見て

「あ、おはよう。海さん。」

妹は上半身を起こして腕を伸ばす。


焦っている様子はない。


「・・・菊さん。昨日一緒に寝ましたっけ?」

妹は怒った口調で

「海さん。旧姓で呼ぶのはやめてっていったでしょ?私の名前は暁月 真依です。」

「ご、ごめん。ちょっと焦ってて・・・。 てかなんで横で寝てたんすか?」

「なんでだと思います?」

「えぇ・・・。わからないから聞いてるんすけど・・・。」

「私にもわかりません。あ、でも私から布団に入ったので海さんに問題があるわけじゃないです。」

「どういうことっすか?」

「私が聞きたいくらいです。」

「えぇ・・・。」

「では。自分の部屋に戻ります。」


そういって真依は布団をでて海の部屋からでる。


「えぇ···。」


海の妹こと暁 真依


親の再婚でできた義妹。


旧姓は菊。


海と同い年で、すこし海のほうが誕生日がはやい。


顔立ちはいいし、髪は肩まで伸びていてさらさら。


スタイルもよく、学力も高い。


冴えない海とは似ても似つかない。


(もう1ヶ月か···。はやいもんだな。)


小学4年生のときに離婚し、中学3年生で再婚。


海にとっては再婚はうれしかった。


父親が毎日うれしそうにしていたから。


だが真依とはうまく話せないでいた。


今もぎこちない敬語で話している。


1つ屋根の下にいる仲良くも仲悪くもない妹。


そのはずだったんだが···。


(今日は距離ちかいよなぁ···。てか近すぎだよなぁ···。)




一方 真依は···。


「なんであんなことしちゃったのよぉ!?」


自分の部屋で葛藤していた。


(海さん。すごい困った顔をしてたし。

やっぱり由香ちゃんに聞いたのが間違いだった!!)


真依は困っていた。


海と1ヶ月たっても仲良くなれないことを危惧していた。


(海さん。今日もぎこちない敬語だったな···。

やっぱり嫌われてるのかな···?)


海はどう接していいのかわからず、ああなっているだけなのだが


真依には嫌われてるように見えていた。


だからクラスの友達に相談してみたのだが···。


返ってきた返答が一緒に寝る

だったのだ。


友達の心境としてはおふざけのつもりでいったんだろうが真依には通じなかった。


疑問はありまくりだったが勇気をだして寝てみた結果があれである。


(どうしよう。顔をあわせられる気がしない!)


コンコン


「真依さん。朝ごはんですよ。」

海の声がドアの向こうからする。

「あっ、はい。わかりました。すぐいきます。」

(声だけ聞くとあんまり気にしてなさそう···?) 


実際そんなことはない。

だがいくらかの気休めにはなった。



海が朝ごはんを食べていると真依が降りてきた。


(ちょっと顔をあわせづらいな。)


「真依。今日はいつもより遅かったわね。

どうしたの?」

「な、なんでもないよ。」

「そう。もしかして夜ふかし?」

「違うよ。ほんとにたまたまだから。」

そういって真依はテーブルの席に座る。


テーブルには4つ席があって

海の右に父親

父親の前に母親

母親の左に真依といった感じだ。


(俺と一緒に寝てたから準備が遅れたとかいえないよなぁ。)


ちらっと真依の方をみる。

目があってしまう。

真依ははずかしそうにすぐ目をそらす。


(えぇ···。一緒に寝たのにその反応なの?)


その光景をみていた父親が

「海···。まだ仲良くなってないのか?」

と小声で聞いてくる。


「あんまり聞かないでくれ。」

「うーむ。わかった。だが仲良くな。」

「····おう。」




朝ごはんを食べ終わった海は玄関にて靴を履く。


もう両親はどちらとも仕事にでている。


そしていつもなら海が最後にでるのだが··。


「いい天気ですね。」

「そうだね。」

(なんでそんな会話下手なやつの話題なんだよ。」


なぜか真依が一緒に出ようとしていた。


「先にいってもいいんだよ?」

「いえ、待ちます。」

「えぇ···。」

「いやですか?」

「嫌ではないけどさ。」

「ならよかったです。」


真依は仲良くなるために行動しているのだが

いかんせん男の子との仲良くなり方はわからない。

とりあえず一緒に登校しようと思ったのである。


海視点では

(今日は距離がちかいなぁ···。こわいなぁ。

でも敵意はなさそうだしなぁ。どうしたもんかなぁ。)


完全に靴を履き終わり

「なら、いこうか。」

「はい。」


これから海と真依の的はずれな兄弟関係が始まる。

戦闘力5のカスを見つけていただいてしかも読んでいただきありがとうございます。

ダメな所

直してほしい所

などなどあったらドシドシお願いします。

こういう展開がいいとかでも歓迎です。

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