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僕とひと夏のルペ  作者: 高庭 千
17/35

第16話 作戦は目安か

活動報告でも更新しますが、あらすじを少し変更しました!よろしくお願いします

それでは、どうぞ

翌日の夕方、教室にはもう咲良と勇人の二人しかいなかった

しばしの間、二人とも無言でパンフ綴じ作業をしていた

「昨日はごめんね」と咲良が先に切り出した


「いや、僕もごめん」


勇人もすかさず謝った

すると咲良がまたごめんと続けて、勇人も謝ってのラリーが繰り返されて、つい二人とも笑ってしまった


「いい調子だぞ、勇人」と耳にはめてある小型の通信機からルペの音声が聞こえた


「ちゃんと、昨日の作戦通りに事を運ぶのだぞ」


了解の合図として、勇人は通信機をコツコツと突いた


ルペの作戦とは、花火スタッフの仕事が終わってあとに咲良とデートをして、そこで僕が告白するという何ともシンプルなものであった


当然、僕は反対した。咲良には渡部がいるし、僕は咲良との関係を壊したくないし、そんな気は無いと


しかしそんな勇人の言葉をルペは一蹴した


「おそらく渡部と咲良は付き合っていないぞ。渡部には大事な言葉に嘘をつく時に絶対に人の目を真っ直ぐみようとする癖があるのをルペは既に見切っている。そして咲良と付き合っていると言った時にそれが確認できた」


「…何でそんな嘘を」


「さあ。だがこれは少なくとも勇人、君のための嘘であることはわかる。渡部との会話の内容は明らかに勇人への挑発が目的だった。さらに咲良があんなにも怒ったのは勇人が相手だったからだそうだ」


「何で分かるんだそんなこと」


「それはルペが分裂した個体を使って、咲良の友達の姿で情報を得たからな」


次の瞬間にルペはしまった、という顔をした


「昨日はやけに大人しくしてると思ったら、分裂なんか出来たのか。あれほど人の姿になるなって言っただろ」


勇人はルペに拳骨を食らわした


「痛ぁーー」


ルペは痛がって頭を撫った

それからルペは涙目で言った


「あくまでも、これは推測の域を出ない。すべての全容を解明できるのは勇人しかいないのだぞ。ルペも付いてるから、垣根を飛び越えてみないか」


ということがあって、納得出来ない部分はあったが、ルペの口車に乗ってみることにしたのだった


それから咲良とは確信に触れずにたわいもない話を続けた。新しく近くに出来たスイーツバイキングの店や友達の茜がバレー部でインハイに行くなどだった


咲良の話を聞いているのは飽きなかったので、楽しんで聞いているところで、ルペが痺れを切らした


「勇人、ハドル!」


荒っぽいルペの音声が聞こえて、耳鳴りがした。ハドルとは作戦会議を意味するらしい、これも例の如くルペのテレビ知識によるものだ


「どうしたの、大丈夫?」


思わず耳を抑えてしまったことで、勇人の様子を咲良が怪しんだ


「なんでもない、ちょっとトイレ行ってくる」


笑って誤魔化しながら、勇人は教室を出た。向かった先はトイレではなく、資料室だ。向かってる間に、通信機を何度も小突いた


「音量を考えろよ、耳が割れるかと思っただろ」


資料室に入ってから、小声ながら最大限出せる声でルペに怒った


「勇人がいつまで経っても、デートの約束を取り付けるどころか、花火大会の話すらしないからだぞ」


感情が昂ぶっているのか、ルペは勇人の耳から外れて、通信機から同世代の男子、タイプの美少女やその他色々なものに姿を転々と変えていく


「ルペ、学校であんまり変化するなよ」


勇人は悪かったとばかりに、ルペをなだめようとした時に、変化するルペの姿の中に勇人の知り合いの姿を見て、勇人は驚愕した


「おい、お前その姿…」


その刹那、資料室の扉が勢いよく開いた。振り向くとそこに立っていたのは、咲良だった


「どういうことか、説明して」


ぐにゃぐにゃと変化するルペを指差して、咲良は何も臆することなくはっきりと告げた


やっと、あらすじまでたどり着けました!

9月に終われるかな…(笑)

感想、どしどし

楽しんでもらえたら、評価、ブックマークの方をよろしくお願いします

ご愛読ありがとうございました

明日もお願いします!

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