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学校日和2  作者: めろん
60/235

第60回 結果発表日和

ドカンバコーン!!


「お昼ごはんだよーって、まだやってるのー?」


「うむ。そのようだな」


「でも、なんか光魔法と闇魔法だから最終決戦みたいに見えるよね」


「勇者と魔王の対決みたいなー?」


「そ。お姫様を賭けての」


「ふふっ♪ 何が言いたいのカナー、ミントー?」


コロコロコロコロ……


「む? メロンが転がってきた」


ぱこっ


「む。一部が割れた」


こんにちは。


「ぴわわっ!? メロンが喋った!」


説明ご苦労様ですプリン。


突然ですが、只今から、44話の後書きという地味ーなところから地味ーに始まった、『学校日和2キャラクターズ人気投票』の結果発表と、皆様からいただいたご質問に答える会を始めたいと思います。


「タイトル長っ?!」


「人気投票と、質問?」


「って言うか、なんなのよこの喋るメロンはー?」


では、早速第三位からの発表です。


((全部スルーされた!!))


第三位


ココア=パウダーとチロル=チョコ


「やぁん♪ アタイ三位〜!」


「ふわあ!? いつの間に私の隣に現れたのよチロルー?!」


第三位は、国立魔法学校女子の部でトップを争う彼女たちに決まりました。


エグい闇魔法と変身魔法使いの、たまに凶暴化する、カタツムリ嫌いの間伸び口調でちょこっと恥ずかしがり屋さんなココアは可愛らしいそうですよ。


「……訂正したいところと照れるところが混在しててどう反応すればいいのか分からないのですがー?」


また、備え付けのティッシュペーパーで恋に落ちてしまった、雷魔法とエグい拷問器具を武器にしてしまうお茶目なチロルは、もっと暴走して欲しいそうです。


「オッケィ任せてミントきゅ〜ん!!」


「にゃあああ?! 誰だよそんなこと言ったのはあああ!?」


「ミントきゅんミントきゅん、ここに混浴場があるよ〜! 一緒に温泉に入ろ〜V」


「誰が入るかあああ?!」


さて、チロルとミントがドタバタ走り出したところで第二位の発表です。


「……随分と他人事だねー?」


第二位


プリン=アラモード


「……照れる」


第二位は、授業中はほとんど寝ていても国立魔法学校トップの成績を取り続けている彼に決まりました。

ちなみに、体育と家庭科に関しては触れないであげてください。


風魔法使いで、容姿端麗でカスタードプリン好きで歌がうまくてオバケが苦手な常に枕と眠気を伴っているプリンは、癒しキャラなんだそうです。


「む? 回復魔法は、馬鹿犬の役目だぞ?」


そういった意味ではないかと。


また、あなたとミントとの会話がお好きだとか。


「うむ。僕も好き」


枕で顔を隠しました。

照れてます。


あと、ゴマの方も気に入られているようですよ。


「? ゴマ?」


ゴマ。


「……。……? ……、………………………………」


ゴマの意味についてプリンが深ーく考え出したところで、いよいよ第一位の発表です。


第一位


ミント=ブライト


「は……は……、……え? わあ!? オレが一位なの?!」


はい、チロルから必死こいて逃げてきたあなたが見事第一位に決まりました。


「わあ……! あ、ありがとうございます!!」


植物魔法使いにして召喚魔法使いの、コーラが大好きで絵が壊滅的に下手で涙に極端に弱い学校日和のツッコミ役、ミントを選んだ理由その1、主人公だから。


「……て、え……? い、いやぁ……確かにそうだけど……」


理由その2、シャイだから。


「……まあ……そうかもしれないけど……」


理由その3、可愛いから。


「可愛い……って、言われても……」


理由その4、和むから。


「……和むんですか……」


ですって。

超嬉しいですね。


「……嬉しいけど……いや嬉しいけどさあ……」


なんです?


「まあ、主人公とちょっとばかりシャイなのは認めるとして、オレ、男だよ? そしてツッコミ役だよ? そんなオレのどこが和むって言うのさ?」


突っ込んでも、報われないところ?


「うおい何その和みポイント?! って言うかそれは和みよりも憐れみに近いって言うか本当にそれで和まれてたらオレ泣くよ!?」


どうぞ、ご自由に。


あとですね、キレたあなたも気に入られているようです。


「……今まさにキレそうだよ」


さてさて、ミントがキレそうになったところで、お次は質問に答える会を始めたいと思います。


では、まず、そこで怪しい手帳を見ているアロエさんに質問です。


「? アロエにですか?」


Q.ミントの頭以外に興味があることは?


「って、何なのさその質問?! 怖っ!!」


「そうですね。人間の肉ってどんな味がするんでしょうね?」


「そしてその解答も怖あっ?!」


それを確かめるには、まず誰かを()殺しないといけませんね。


「っていや何さらりとデンジャラスなこと言ってんのさ?!」


「そうですね。まずは首を刎ねて足をロープで縛って天井に吊して全身の血を」


「はいでは次の質問に参りまあああああああす!!」


お次は、プリンさんへの質問です。


「む?」


Q.この世から枕が無くなったら?


「――!?」


ややっ? 何か雷が落ちたような音が?


「……。……さようなら」


「え、えええ?! ちょ、待ってプリン!! 何天井に吊したロープで輪っか作ってんのさ?! これは架空!! たとえばの話だよ?!」


「いただきます」


「そして何"待ってました"と言わんばかりにナイフとフォークを用意してんのさアロエえええ!?」


さて次は、チロルさーん?


「はーい」


んん、いいお返事。


Q.ミントのどこが好き?


「って!! ななな、なんなのさその恥ずかしい質問はあああ?!」


「えーと……アタイのミントきゅんの好きなところは……」


「そして何真剣に答えようとしてんのさあああ?!」


シャウトアップミント。

早く言うと、シャラップミント。


「えっと、かっこいいところでしょ、優しいところでしょ、強いところでしょ、ちょっと照れ屋さんなところでしょ、えとえと、運動神経がいいところに、料理が上手なところでしょ、植物が好きなところでしょ、可愛いところでしょ、あとあと、声に瞳に鞭に……」


ふむふむ。

詰まり、


「えっとね、ぜ〜んぶ大好き!」


はい、大好きいただきましたー。


続きまして、ポトフさーん?


「闇夜を照らす七つ星――輝け!! グランシャリオ!!」


ちゅどおおおおおおん!!


「……? 呼んだかァ?」


はい、まだ戦っていたこととキラキラとか擬声語以外の魔法を使えたことにびっくりしつつ、シスコンショコラを見事ぶっ飛ばしたあなたに質問です。


「はェ?」


Q.ココアのどこが好き?


「って、さっきとおんなじじゃんかー?!」


違いますよ。

名前が。


「そりゃァ勿論、全部ゥ♪ ……だけど」


だけど?


「なんかなァ……ココアちゃんと初めて会ったときにビリビリってきたんだよなァ」


「え……?」


ほほう、成程。


「ベリーナーイス! ココア、それって詰まり」


静電気が起きた、と。


「「え、なんで?!」」


バチってね。

痛いですよね、あれ。


では、ラストの質問です。

ミントさーん?


「……」


わお、真っ赤っか。

そんなあなたに質問です。


Q.まだ登場していない他の召喚獣は召喚しないの?


「……」


ぶわっ!!


うわお。

ミントが急に魔力を高めました。


「荒れ狂う青、枯れゆく茶色、染めあげる朱、冥界の灰色――」


わあ、魔法陣がいっぱい。


「同時召喚。召喚獣を一度に二体以上召喚する、召喚魔法の超高等術です」


説明ご苦労様、アロエ。


では、このままでは非常に危険ですので、召喚獣はおいおい登場させるという方向でご容赦くださいませ。


また、投票していただいたのにランクイン出来なかったキャラクターたちも、今後出番がちょびっと増えるという方向でご容赦くださいませ。


ではでは、この度は、マイナー小説のマイナー企画へのご参加、誠にありがとうございました。


「――κ(カッパ)、λ(ラムダ)、φ(ファイ)、ζ(グザイ)!!」


またのお越しを、心よりお待ちしております。

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