第151回 感謝日和
さあ始まりました。
『もしもコーナー』inびよびよ放送局、続いてはアナザーストーリーシリーズです。
『もしも夢魔の魔法が解けなかったら』
"選択肢"
―――
〜学校日和2 第130回の、後〜
「……話、違くね?」
ミントの目の前に、がきんちょの大群が現れた!
1、子守をする
「1日経たないと解けないのかな?」
ミントは子守を開始した!
ちょんちょん
「ん? 何――」
ミントは早速がきんちょに用事を頼まれた!
「……。…………まんま」
(せ、セル先生……っ!!)
ベビーセル先生に耐えられる自信がなかった為、ミントは作戦を変更した!
2、放置
(は、無理だよなぁ……)
3、道具
(何を使うんだよ)
4、逃走
(したい気持ちでいっぱいです)
5、攻撃
(幼児虐待?!)
6、魔法
(だから、幼児虐待!?)
7、保護者に届ける
(……。これが一番かな?)
ミントは、がきんちょたちを保護者に届けることにした!
「てなわけで、キミたちのおうちはどこにあるのかな?」
「「しらな〜い♪」」
結果、八方塞がり。
―――
「……。悪夢以外の何ものでもないね」
どんなときでも苦労が絶えないミントでした。
『もしもミントがネコ化から戻らなくなったら』
「? ネコ化?」
「ミント、暴走すると"にゃー"ってしか言わなくなるんだぜェ?」
"にゃーにゃーにゃー"
「捻りのなさが滲み出てるねー?」
「にゃんにゃん」
―――
〜学校日和2 第72回〜
「そこの、猫耳美少女と!!」
ポトフに宣戦布告をしにきたバジルは、猫耳をつけたミントをズビシっと指差した。
「にゃああああああ?!」
その聞き捨てならない台詞に、ネコミントは食って掛かった。
「にゃーにゃー?! にゃーにゃーにゃー! にゃーにゃにゃー!!」
「「……」」
が、悲しいことに理解不能。
「にゃーにゃー! にゃーにゃーにゃーにゃー!!」
ネコミント、必死に訴える。
「み、ミントさん?」
ムース、困惑。
「どこか悪いところを打ったのかァ、ミントォ?!」
ポトフ、心配。
「か、可愛い……」
バジル、めろりんこ。
「「……。……にゃ?」」
彼の言葉を、ムースとポトフは思わずネコミントと一緒になって聞き返した。
「フハハ! ココア嬢は君に譲るとするよ、ポトフ君!」
すると、バジルはネコミントを小脇に抱えて去っていった。
「にゃ、にゃにゃにゃにゃにゃ!? にゃーにゃーにゃー!!」
「フハハ! 今日から君は私のみーちゃんだ♪」
「にゃああああああ?!」
結果、バジルにテイクアウトされる。
―――
「いやいやいやいや何さらっと問題発言しちゃってるのさあああ?!」
ネコになってもみーみーやかましいミントでした。
「いや別に全然うまくないからね!?」
……、じゃあ。
『もしもミントがバニラ並に無口だったら』
「つっ、突っ込めねぇ……?!」
"……"
―――
〜学校日和 第134回〜
大海原に浮かぶ船の上で、いくつもの偶然が重なり合って二人は出会った。
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「「……?」」
誰かなんとかしてください。
―――
「これじゃあ、フランが来るまでずっと無言じゃんか?!」
「……」
はいはい、続きましては一問一答シリーズです。
では、早速いってみましょー。
『もしもセル先生がむっちゃ笑顔になったら』
「……。……気持ち悪い」
バニラに気持ち悪いと言わせた強烈なお題でしたー。
『ジャンヌ(17)がミントに恋をしたら』
「気持ち悪い」
今度はミントに気持ち悪いと言わせた強烈なお題でしたー。
『もしも科学技術も発達していたら』
「む、それは僕の仕事だ」
夢はでっかく、プリンでしたー。
『もしもミントもプリンとポトフに並ぶイケメンくんだったら』
「入学初日に声かけてないと思うよー?」
実はミントが女の子だと思って相席をお願いしていたココアでしたー。
『もしもポトフが天変地異を起こせるくらい強かったら』
「んー……どちらかと言うと攻撃魔法より回復魔法を強くしてェんだけど」
立派なお医者さんを目指すポトフでしたー。
『もしも世界が植物で覆われたら』
「無数の樹の魔力の中からミントきゅんを必ず探し当ててみせる〜みたいな♪」
最後に愛は勝〜つ! と、ご苦労なチロルでしたー。
『もしもチロルがアロエ並に腹黒かったら』
「おやおや、腹黒とは心外ですねぇ?」
自分は腹黒ではないと言い張るアロエでしたー。
『もしもマロがメイクを落としたら』
「まろ?! こ、これはメイクじゃなくて生まれつきまろ!!」
落とそうものなら顔面の表皮組織が根こそぎなくなるマロでしたー。
『もしもむぅちゃんがア○ゴさんの声になったら』
『む〜?』
ア○ゴさんを知らないむぅちゃんでしたー。
『もしもミントとチロルの子どもが生まれたら』
「父さんは好きだけど、母さんにはもっとしっかりして欲しいなぁ」
髪はちゃんと金一色でしたー。
「「って、ちょっと待ったあああ?!」」
? なんですか信号機?
((信号機?!))
「な、なんか今さっき流れに乗ってするっと出てきた金髪の男の子は何者なのさ?!」
「そうよ! さっきの金髪緑目の男の子は誰なの〜みたいな〜っ!?」
さてはて、なんのことやら。
「「とぼけ―…」」
では次に参りたいと思います。
((華麗にスルー?!))
……。
聞きたくないなぁ、これ。
「「?」」
『もしもミントが余命』
「神風!!」
「キラキラ!!」
「サンドラルエクセキューション!!」
ちゅどおおおおおおん!!
……だから聞きたくないって言ったのに。
『もしも読者様からキャラクターを募集したら』
あー……まず来るかどうかという時点で怪しいのですが、どちらかと言うと賛成できませんね。
「? なんでさ?」
キャラクターの好き嫌いが激しいから。
「……。とかなんとか言って、ただ単に面倒臭いんでしょ?」
設定とか設定とか設定とかネ☆
「ダメ作者で申し訳ございません」
ではでは、数少ない『質問コーナー』に移ります。
Q、ミントが召喚できる召喚獣の数は?
「んーと……24体中……15、かな?」
「……へえ? お前、全部は召喚できねぇんだ?」
「! ……う、煩いなぁもう」
息子に威厳を見せ付けられてちょっぴり満足げなシャーンでした。
Q、押して駄目なら?
「え? この質問ってまさか……」
「諦めろ」
「うん。ちょっと潔すぎるかなプリン?」
「えー? 帰るー」
「うん。だからちょっと潔すぎるかなココア?」
「誘きだす」
「うん。鹿とかいたら絶対出てきそうだもんねポトフ?」
「えーと、開くまで待ってる?」
「うん。ちょっと気長すぎるかなアオイ?」
「裏口を探す、です」
「うん。見つかるといいねリン?」
「……。蹴破る」
「うん。ちょっと力業すぎるかなユウ?」
「もちろんピッキングよぅ♪」
「うん。ちょっと警察行ってこようねウララ?」
「すりぬける」
「うん。何が起きたのかなワタル?」
「炙り出そうかな」
「うん。意味違うと思いますよソラさん?」
「じゃあ、私は洗い出そうかしら」
「うん。だから意味違うと思いますよエリアさん?」
「請けだしてやるぜぃ!」
「うん。金持ちは違いますねルゥ様?」
「抜け出すのは得意にゃ〜♪」
「うん。この場合は外側の立場なんですけどねアミュさん?」
「泣き出す」
「うん。それは成人男性としてどうかと思うけどね?」
「ゲヘヘ♪ 引いてみるに決まってるじゃない!」
「うん。空気読もうね?」
結果、ジャンヌが正解しました。
さてはて、いよいよ最後となりました、『キャラ投票』のコーナーです。
「「わー」」
はい、テンションのひっくいエキサイトをありがとうございます。
では、まず第二位の発表です。
「なるほどー。二人しか投票されなかったとー。マイナーだねー」
「うむ。マイナー小説がなせる技だな」
「これだからマイナーが調子こくなっつっただろォ?」
に、二位が二人いて三位がいなくなっちゃっただけだもんっ!
というわけで。
第二位
チロル=チョコとアロエ=ヨーグルト
「やぁん、ランクアップみたいな〜っ♪」
「! ……。どうも……ありがとう、ございます……?」
第二位に選ばれたのは、こいつらの出る話を書いていると作者の全身が痒くなってくる彼女たち、チロルとアロエでございまーす。
さてさて、主要メンバー三人を押し退けて二位に輝いた二人に一言いただこうと思います。
「もちろん、アタイはプリンの位置を♪」
「では、アロエはポトフさんの位置を」
「「取って代わろうと思います」」
「「な――?!」」
というわけで、次回からミントとプリンとポトフとココア、ではなく、ミントとチロルとアロエとココア、と、主人公の周りに美少女しかいないという、少年漫画でありがちなシチュエーションで行こうかと検討しております。
「「ちょっと待て?!」」
ポトフのみならずプリンまでもが思わず突っ込みを入れたところで第一位の発表です。
第一位
ミント=ブライト
「わは〜! ありがとうございます!!」
第一位は、学校日和の一応主人公兼メインツッコミ役を務めておりますミントに決定しました。
と言っても、他のキャラたちと大差なかったんですけどね。
「って、ええ?! 何その裏情報チラリ!?」
マイナーですし。
「いやまあそれはこの話が完全に作者の趣味の領域だからねえ?!」
ではでは、この辺りでお開きにしようと思います。
「っえ、唐突!?」
前作その他を合わせると、400話くらいある小説のまがいものをご愛読してくださり、ありがとうございます。
今後も、飽きない程度にお付き合いしてくださると嬉しいです。
最後になりましたが、企画に参加してくださったみなさまに、心からの感謝を。
さんはい。
「「企画へのご参加、誠にありがとうございましたぁ!!」」