奇襲をしかけてみよう
昨日投稿しようとしたらちょうどメンテナンスに引っ掛かってしまい遅くなりました。
ユミは少女を助けるため行動し始めたが問題があった。何せ敵は武器を持ったゴブリン、数も多いのだ。そのうえステータス、レベル、人数どれも負けているだろう。普通に戦闘に持ち込まれたら連携されてすぐ終わってしまう。ましてや特攻して自分の命を散らすつもりは毛頭ない。
なので遠距離から弓で奇襲をしかけ、敵を2匹ぐらいまで出来れば減らしておきたい。
奇襲場所ををゴブリンと馬車の後ろ側の方に決め静かに移動する。場所に到着するとインベントリから矢を7本取り出して地面に静かに5本置き、手に2本を持った。弓を構え、取り出したで少女を乱暴に扱っているメイスを持ったゴブリンの
頭に狙いを定め、射る!
(当たれッ!)
「Guyyyyy!..... 」
ドサッ..
矢は見事に頭に刺さり緑色の体液を辺りに広げながら一匹が倒れる。拘束されていた少女もゴブリンが倒されたことにより解放された。何が起こったか分からず少女は周りをキョロキョロとしながら怯えている。一方、周りのゴブリンは突然味方が倒されたことに気づいたようで大声を発しながら馬車や地面に八つ当たりしている。
(ゴブリンって頭悪いのかな)
と考えながら周りを警戒しながらもう一本構えて射る。
スッ.....
ゴブリンの一体が見切ったように避け、にやにや笑う。それを見ていたゴブリン達は狙いを定めて矢が放たれた方向、つまり、わたしの方に走ってきた。
(避けられた.....前言撤回って、 あ、ヤバイ場所気づかれたっぽい!)
場所がバレた。逃げても追いかけられて体力切れと同時にやられるだけ。死亡プラグ建ちまくってる。しかも数が多すぎる。
もうやけくそだ自棄だ自棄。
やけで放つも全部とまではいわないがほとんど外れた一匹運良く倒せたけど。
しかし、距離がもう50mもない。
敵は7匹、短剣をインベントリから取り出して右手に構える。
(本で読んだけど集団戦は動かないと蜂の巣されるって書いてあったからとにかく動いて1vs1の状況作らないと)
わたしは先頭を走るゴブリンに向かって駆け出した。
敵はやらなければわたしが殺される。
転生してまでして死ぬのはごめんだ。
何かがカチッと入った気がする。
そんなの気にする余裕はない。
わたしは足に力を込めて先頭を走ってくる棍棒を持ったゴブリンに斬りかかる。
(敵より早く斬る!)
『「やぁぁぁぁ!!!」』
ゴトン...
ゴブリンが攻撃してくる前に首を斬り落とす。首から緑色の体液が吹き出す。じたばた体だけ動いてるが気にしない。すぐさま倒したゴブリンが持っていた棍棒を奪い取り左手に持ち次のゴブリンへと向かう。
わたしはスピードをさらにあげて全力でメイスのゴブリンに斬りかかり胴体を真っ二つにする。ゴブリンは自分の体が斬られた痛みから緑色の体液を吐き叫び声をあげ力尽きたように倒れる。
その後、近くにいた二体のゴブリンが攻撃をしてくるが、勘でかわし受け止めて隙をついてに首を落とし倒す。
次の瞬間、ゴブリン達は後さずりし背を向けて逃げ出し始めた。本能的に危ない敵と判断したのだ。
そんなことを知るよしもないユミはよく分からなかったがゴブリンが必死に逃げていくのを見ていていた。
追っかけたら巣に誘導されて蜂の巣とかは真っ平ごめん、嫌なので追いかけず逃げたのならとっとと助けた少女を連れてこの場をおさらばしようと思った。
使っていた短剣を見ると刃がかけ、ヒビが至るところに入っていていつ折れてもおかしくない状態だった。
(こりゃ短剣買い換えなきゃダメだな。ゴブリンが使ってたメイスで代用するしかないか... はぁお金が飛ぶ要素がどんどん増えていくよ... とほほ)
周りの安全を確認し、ゴブリンの死体の匂いでうぇっと吐き気がしながら少しはお金になるだろうとゴブリンが持っていた武器とその武器の中にあるメイスを自分用に回収して助けた少女の方に歩いていく。
近くまでいくと少女の姿がはっきり見え、遠くから見た通り首と足に鎖をつけており服は薄そうでボロけている。髪は肩までかかる金髪で狐の耳と尻尾を持ったケモノ娘だった。目元は泣いた跡で赤くなっている。
わたしは少女を助ける前と今現在の少女の様子の異変に気づいた。
(なんかすごく目がキラキラした目でこっち見てるよ、それに尻尾がもげるんじゃないかってぐらい振れてるよ...こわ..... )
怯えていた面影が少しも見えないぐらいキラキラと希望を得たように生き生きしてる。
少女の目の前にたって勇気を出して会話を試みてみる。
「大丈夫だ『 よろしくお願いしますご主人様! 』った?」
.....沈黙.....
「はい?あぁ今の幻聴かわたしおかしくなっちゃったのかな?アハハ」
「幻聴ではありません!現実ですご主人様!」
(目が、目がキラキラと主張してる痛いよ!)
「... 」
「わたしはご主人様の奴隷ですよ?」
「嫌々、なぜそうなるの?」
「わたしがご主人様の奴隷だからです」
「なんだ、夢か。ついに夢日記のように夢を旅するようになっちゃたんだな。わたしも終わりだね」
遠いところを見た。狂っちゃったんだなわたし。
「ですから、夢日記とやらがなにか知りませんが現実ですよご主人様」
「嘘でしょ?」
「嘘ついてるふうに見えますか?それにウィンドウでパーティーを選択して見ればわたしの名前が入ってるはずですよご主人様?」
(いやまさかね、そんなことはないでしょ)
かなり焦りつつ急いでのウィンドウからパーティーを選択をする。
《パーティー》
ユミ・カンザキ
┗メアリー・ルナフィールド
マジでした。マジで入ってました。改めて少女を見る。
「よろしくお願いしますねご主人様♪」
にこにこと笑みを浮かべながら少女は言う
いきなり奴隷ができたらしいです。どうすればいいのこれ?
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
名前:ユミ カンザキ=(未定)
レベル 3 age16
職業 : ***
二つ名 : ***
装備 : 刻印のグローブ、ショートレザーブーツ、レザーベルト、桜の弓、銅の短剣、少し錆びた鉄のメイス
種族 : 【時銀狼】
HP : (体力)20/38
MP : (魔力)18 /173+(26)
STR : (筋力)32
INT : (知力)62+300
DEF : (防御力)38
AGI : (素早さ)100
LUK : (運)MAX
属性 : 【時属性】【風属性】
スペル : 【クロック】【ウィンド】
スキル : 【嗅覚】【駿足】【言語取得】【ウィンドウ】【インベントリ】【集中】
作者「アディオス!」
作者はログアウトしました。
メアリーがログインしました。
ユミ「作者!助けてよこの子どうにかして!て、いないし!逃げたな!」
メアリー「離しませんよ~」
ユミ「う、うぅっちから強い.... こうなったら最終手段!」
ユミはログアウトしました。
メアリー「ああ行かないでまって!!」
メアリーはログアウトしました。
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Pv 580ユニーク200越えました。
ブックマークしてくれた方々これを読んでくれた方々ありがとうございます。作者は突然ブックマークが4件も増えてて「え?え?」と何度も確認していました。
次は文化祭や学業のためおそらく9月18日ぐらいまでに投稿します。
追記ケガをしてしまい書けていなく投稿が遅くなります。申し訳ありません
追記の追記
9/22~23のどちらかに四話目更新します色々とメアリーが暴走します。けして趣味ではない多分.....