スキルもらったので武器を装備してみよう
4回も全文書き直した辛かった。
※銅の短剣から鉄の短剣に変更しました
暫くして昼寝からようやく起きたわたしはクロック発動させて左手の時計を確認すると14時と表示していた。
(だいたい二時間ぐらい寝てたのか~我ながらまだ寝たりない....けど夜になると何か危ないやつとか出てきそうだよね。それに飲み水は確保できても食料がリンゴ一個でもとないし村か街を探さなきゃな)
と今後の予定が決まったのでリンゴをワンピースのポケットに入れようしたときに一つの半透明のウィンドウが出てきた。
《報告:ウィンドウが習得できたみたいだからスキル:【インベントリ】をあげるよ。使い方は頭の中で入れたものを思い出して出すか、ウィンドウから選択するかのどちらかで出来るよ。ついでにお金とアイテムで必要そうなものを入れておいたよ。これ以上は何もしないから頑張ってね~ by神》
スキル【インベントリ】を習得しました!
「......... もっと早く最初から渡してよ.....明らかに食べ物とかも入ってるよね?わたしのリンゴを採るための一時時間は何だったの?ねぇ?何でこんなグッドタイミングで渡してくるのふざけてるのねぇ?きこ(長いので以下省略) 」
長い間愚痴っていたら余計にリンゴを頑張って採った自分がバカらしくなってきた。しかし、何処か全く分からないこの森で何も武器も防具も持たず森の中を歩くのはかなり危険な事。それは生死に直結してしまうので有り難くもらいウィンドウからインベントリを選択し中身を確認する。中には
銅貨 5枚
銀貨 4枚
ショートレザーブーツ
刻印のグローブ
水筒
初級傷薬×5
携帯食料×8
鉄の短剣
桜の弓
矢×20本
レザーベルト
が入っていた。刻印のグローブってなに?という感じで全く分からないので即効詳細を確認する。
刻印のグローブ ランク7
《効果》
知力+300【MP 0/1000】
装備すると魔法の効率が上がり消費魔力を10~20%押さえることが出来る魔法具。又、自分の魔力と空気中から魔力を貯めることが出来る。
かなり使えそうなのでさっそく装備する。着けてみると色は黒、レースの透け指で動きやすいよう指ぬきになっている。手首にはシュシュがつけたように見えるレース、甲には刻印が刻まれた極めて純粋に赤く澄んだルビーをあしらった可愛いデザインの物だった。わたしから見れば莫大な魔力を貯めることが出来るしアクセサリーとしても使えそうで長い間お世話になりそうだ。他の物の詳細も見て見ることにしよう。
ショートレザーブーツ ランク2
《詳細》
市販されているの革製のショートブーツ。安い。
初級傷薬 ランク2
《効果》
傷口に塗ると治るのを早める。治療魔法と併用して使うと効果的。
鉄の短剣 ランク1
《詳細》
銅で作られた短剣。
桜の弓 ランク3
《詳細》
桜の木の枝から出来た弓。よくしなる。
レザーベルト ランク2
《詳細》
市販されている革製のベルト。とても安い。
とあらかた詳細を見終えすぐつけられるものを着替えて装備し、水面で姿を確認する。
が.....
「似合わないわー」
白いワンピースにレザーのブーツまではいいが不思議な魅力を放っているグローブに完璧に負けている。言い表すなら100人の中で一人だけドレスを着ているような感じだ。そんな装備品の関係で違和感たっぷりの格好になっていた。つい、お金が手に入ったらまずグローブに負けない服を最初に買おうかと思考に浸ってしまう。が今考えても何も出来ないので気持ちを切り替える。
武器の方は弓と短剣だがこれは問題がなかった。転生する前、高校では一応幽霊部員だったが弓道部に入っていた。そのおかげである程度は弓の扱うことが出来たのだ。
試しに近くにあった細い針葉樹を的に射ってみたがヒュンと音をたてて飛んでいき突き刺さる。命中率もなかなかで大丈夫そうだ。その後、矢を回収し、暫くの間はメインウェポンが弓でサブ兼剥ぎ取り用に短剣を使うことが決まる。
そろそろ動かないとと思い弓と短剣をインベトリに入れる。クロックを再び発動し時間を確認すると17時12分を示す。
「えぇ!?まだこんなに明るいのに時間的に夕方なの???」
空は快晴といえるような雲が一切ないし綺麗な空が広がっている。とても夕方には思えなかった。この時、さすがに太陽は弄ってないだろうからただ単に地球の自転の速度が変わったんだと半ば無理矢理理解した。
実際のところはクロックの時計の時間は正しい。この世界は上司やらが弄っくった世界なので時間はもちろんのこと狂ったように変えられている。それをユミが知るのはまた別の話。
(こんなことで驚いてたらキリがなそうだなもっとすごいの出てきそうだよな..... )
「うん、もう歩こうそうしよう、頭がパニクる」
そうして川の流れ沿い下に向かって歩き始めた。もちろん靴は履いているが直接川の横の温められた石の道を歩くと直に熱が靴に加わるという拷問を受けることになってしまう。そんなことを受けるき気も更々ないし、それで喜ぶドMでもないので木陰を縫うように下に気をつけながら歩いていく。
■
(なんか血の匂いがする?..... )
2キロ程歩いた頃、血の匂いが周囲に少し匂い始めた。何故そんなのが分かったかは『嗅覚』というパシッブ系のスキルのお陰である。任意のときに発動できるというのが詳細に書いてあったため周囲をずっと警戒、索敵していたのだ。
少し気になったので弓と矢をインベントリから取り出しいつでも戦闘が出来るように準備しながら血の匂いがする方向へ進んでいく。
だんだんと人の叫び声の悲鳴、金属がかち合う音がなり始めた。誰かが襲われていることがわかる。誰かが襲われているそう考えた途端、ユミは日本人特有の道徳心から、良心的な心から助けたいと足が自然と早くなっていく。
(ッ!早く助けに行かないとっ!)
走り続け、匂いの大元までくると街道を発見した。少し進んだところに何か人とは違うものが複数居るのを感知し森の中に身を潜ませ偵察する。
観察すると9匹のゴブリンの群れと
馬が殺されている馬車、壊れかけの荷台、足と首に鎖をつけボロい服着ている剣を持った男性数名と高そうな服を着ている男性が血で海を作っており事切れているのが分かった。
そのうちの一匹のゴブリンが馬車の中に入る。無理矢理金属を壊していく音が聞こえる。暫くすると同世代くらいの先ほどの男性と同じように鎖がつけられ、薄いボロい服を着た狐のような尻尾と耳をもった金髪の少女が乱暴に連れだされてきた。その少女は泣いていた。目には光がない暗い闇を写している。
ユミは死体にその光景に呆然とする。吐き気もしている。1人、その少女がまだ生きてることが分かると同時に決意をする。
(あの子だけでも助ける!)
そう決め、助け出すため行動に出るのであった。
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名前:ユミ カンザキ=(未定)
レベル 1 age16
職業 : ***
二つ名 : ***
装備 : 刻印のグローブ、ショートレザーブーツ、レザーベルト、桜の弓、銅の短剣
種族 : 【時銀狼】
HP (体力)20/20
MP : (魔力)14/14+0
STR : (筋力)9
iINT : (知力) 8+300
DEF : (防御力) 7
AGI : (素早さ)100
LUK : (運)MAX
属性 : 【時属性】【風属性】
スペル : 【クロック】【ウィンド】
スキル : 【嗅覚】【駿足】【言語取得】【ウィドウ】【インベントリ】 【集中】
作者「集中というスキルが増えてるけど気にしなーい気にしなーい」
ユミ「...... 」
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※Pv300ユニークが100越えてました。たくさんの人が読んでくれてありがたいです。
次は戦闘回です。
追記 質を高めるために、今まで投稿したのをかなり訂正をするので投稿遅くなります。(ほんとにない表現力ないのでどこまでよくなるかはわかりませんが)
9/10夜ごろに三話目投稿します