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あやかし学園奇談  作者: 水瀬紫苑
★学校案内編★
1/16

この物語は100%ギャグ物語ですが、登場人物の8割は人外である為、多少の残酷表現がある可能性もあります。

細かい表現はしないつもりですが、苦手な方はお気を付け下さいませ。

「う……嘘だ……」

 呻き声にも似た、絶望的な声が漏れる。

「あ……有り得……ない……」

望んだのは、肯定の言葉か、夢オチか。

 その言葉を肯定し、現実を否定して欲しかった。

 僅かな期待を込めて周りを見回すが、芳しい成果は得られなかった。

 オナカマであるはずの僅かな同族に視線をやれば、1人は、どうでもいいとばかりに無表情を貫いている。そしてもう一人は、仕方なさげに苦笑している。その表情には、はっきりと「諦めろ」と書いてあった。

 更に視線を動かすと、夢にも似た現実が笑っていた。彼等の顔には、はっきりくっきりと「うぇるか~む」と書いてあったのだ。


 逃げ場は、ない。


 わかっていた。


 わかっては、いたのだが……。


 改めてその非現実的な現実を突き付けられ、頭の中は噴火寸前にまで達した。

 そして、ぷつり、と何かが切れる音がした。頭が真っ白になり、何も考えられなくなる。


「……あ……」

 ぷるぷると体を震わせながら、力の限りに叫ぶ。



「悪夢だーーーーーーーーー!!!!!」




 その幻想的な世界に、少女の悲痛な魂の叫びがこだました。


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