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ユリアリス  作者: 麻蓮蒔 藍
第一章 出会い
7/20

転移原因発覚?

とある人物の服の中にいた生き物は、大きな声にびっくりしていた。

ふるふると震えながら耐えていた。

(なんなんだよー、全く!!)

と声も出せず心で思うしかなかった。

(ううー、外気になるなー)

と生き物は思いながらも、出る勇気が出せずにいた。

「お前ら人をけなすのいい加減にしろーーーーーーー!!!!」

あきらの怒声は外まで響き渡りる。

(あははは、やりすぎたかな~)

(少々からかいすぎましたね…)

紘斗ひろととエマは心の中で呟く。

「あの、佐々木さんからかいすぎました。すみません…」

エマは頭を下げる。

「晃~ごめん」

紘斗は両手を顔の前でまっすぐにして、謝る。

「はぁー、もういいよ…。紘斗…お前はさっさとコーヒーのおかわりでもしてろ…」

晃は怒る気が失せ、肘を机に乗せ頬を手で支える。

「うん、そうする~」

紘斗は今のことがなかったかのように、脳天気に返事をする。

そしてさっさと、台所に向かう。

晃は戸棚をチラリ見る。

「…はあ~片付けるか」

晃はごちゃごちゃになった戸棚に移動する。

「私も手伝いします」

戸棚をごちゃごちゃにした罪悪感があったエマは、慌てて晃に申し立てる。

「わっわかった。え~じゃあ…、小さいものから取ってくれる?」

晃は少し驚きつつ、ごちゃごちゃの中を指差しながらいう。

「はい」

エマは近くにあったカレンダーを渡す。

それを何度か繰り返す。

「次~」

渡してくれるはずのものが、来ないため晃はエマを見る。

「あの…何ですか、これ…?」

エマは晃に物体を渡す。

「うん…なんだこれ…?」

物体を手に取ると、正面や後ろなどを訝しく何度も見る。

緑色の厚みが薄い円柱の形で、上には四つのボタンが端側に並んでいる。

そして、真ん中には丸い透明な画面が張り付いていた。

「本人も知りもしないものなんて、何で置いてあるんです?」

「それを言われてもな~そこら辺に置いとくか」

緑の物体は、ここに住んでいる晃でさえ分からなかった。

変に動かして大変な事態になりたくなく、床に置いてほっとくことした。

「次」

次のものをエマに要求する。

「あっ、はい!」

慌てて少なくなってきたごちゃごちゃの中を見渡す。

適当に目についた雑誌を渡す。

「あれ、お片付け~?」

紘斗は台所から戻ってきて、手に持っていたのをテーブルに置く。

「ああ」

「はい」

二人は返事をする同時に紘斗を見る。

すぐ目を離し作業に戻る。

紘斗は二人に近くに寄る。

寄った瞬間、紘斗はしたにあったものを踏んづけた。

「うん…?なんか踏んだかな~?」

紘斗はしたを見る。

先ほどの緑の物体を踏んづけていた。

足をどかした瞬間、物体から機械音声が流れ出る。

『了解シマシタ』

「「「!!?」」」

機械音声に三人は、驚き流れ出る物体を直視した。

「おい、何やったんだよ!」

晃は、紘斗をせめる。

「え~、踏んだだけ~」

「それじゃないですか!!」

エマは立ち上がり怒る。

『ソレデハ、素敵ナ旅行ヲオ楽シミクダサイ』

緑の物体からまた機械音声が流れ出る。

そして、言葉が終わった次の瞬間、物体からでた白い光が部屋中に広がる。

「うわっ!!?」

「くっ!!?」

「眩しい…!!?」

三人はとっさに目を隠す。

白い光は三人を包み込む。

『イッテラッシャーイ』

緑の物体からの機械音声が流れた瞬間、体が宙に浮いた感じがしたと思ったつかの間、足が地面に着いた感覚がした三人は目を開いた。

「「「!!!!??」」」

三人は道の真ん中に立っていた。

辺りは林や芝生があり、遠くには山に村と思われる民家がある。

三人は状況を飲み込めず、立ちつくしていた。

「…ここどこだよ?」

最初に晃が疑問を発した。

「え~っと…知らない場所?」

「うーん…正確には自分達の世界とは全く違う世界だってことかな~」

二人はそれぞれの意見を答える。

「うーん、まいったな~?」

晃は頭を掻く。

「そうですね…どう戻ればいいんでしょうか?」

エマは辺りを見渡す。

「うん?」

紘斗は道端にあるものを見つけ、手に取り二人に見せる。

「コレって、俺が踏んだものだよね?」

「ああ…待てよコレさっき機械音声が流れた瞬間、俺達はここにいた…」

「ということは…まさかコレが原因!!?」

エマは晃の推測に根拠もあり驚く。

「一言いうけど…」

「どうした?」

「何ですか?」

「なんか見つめられると、照れるな~」

紘斗は二人の目線に頬を掻く。

「いいから話せ…」

「わかったよ~。コレ俺が造ったものなんだよね~」

いきなり自白をしたのだった。

「「はぁぁぁぁああああ!!!!?」」

二人の声は轟いた。

「そんなに大きい声出さなーい。耳が痛い」

紘斗は耳を抑える。

「ちょっ、どいうことだよ紘斗!!?」

「相沢さん、どいうことか話してください!!」

「わかったから…。コレは正確には、家にあったものなんだけど…壊れてたから直したんだよね~」

紘斗は二人の責められ正直に話す。

「なんで、俺んちにあったんだよ?」

「それは、クリスマスプレゼントにしようと持ってきたんだけど…どこかいっちゃったんだよ」

「なくしたってことか…なんでうちあったんた?」

晃は率直な疑問をいう。

「憶測だけど…たぶん直した時どいうものなのか試しに、いじったら消えたんだよね~」

「いえそれは、過去の事実です相沢さん…」

「これからこれから」

紘斗は人差し指を揺らす。

「まず、コレが消えた後たぶん、エマちゃんの世界に飛んだ。次にエマちゃんがコレを踏む」

「ああ、そいうことか…だから俺んちにあって、エマがいる理由がつくな…」

晃は紘斗の話に納得した。

「確か…白い光が現れる前に…何か踏みましたね」

エマは記憶を巡らす。

「まあ、コレを動かせば戻れるんだよね~。これかな~?」

紘斗は物体のボタンを押してみる。

「あっこら、また変なとこに飛ぶだろ!!」

「ちょっ、変に動かさないでください!!」

二人は慌てて静止にかかる。

晃は紘斗の手の動きを止める。

エマはすかさず物体を奪う。

「あー!」

紘斗はエマから物体を取り返そうと突っかかる。

「佐々木さんっ!!」

エマは紘斗に取られそうになった瞬間、晃に向かって物体をパスする。

「おっと…うわ!!」

晃は物体を受け止めたとき、紘斗は瞬時に反応し晃に突っ込む。

ズルッ

晃は退避しようとしたが足を滑らせ後ろから転ぶ。

ズザザー

紘斗は突っ込む勢いで晃と一緒に倒れる。

「大丈夫ですか?」

エマは二人に駆け寄る。

「大丈夫…」

「ちょっと、晃いきなり転ばないでよ~。まきぞいくらったじゃん」

紘斗は晃から退く。

「なんで取り上げるのさ~?俺の得意分野だよ」

不服そうにいう。

「いや…お前が次になにやらかすか分からんねーからだろ」

「そうです。元々は相沢さんがいじらなければ、こんなことにはなりませんでした」

『次ノ設定完了シマシタ』

「「えっ…」」

晃とエマは、地面に転がった物体を見る。

物体からまた機械音声が流れ出した。

『ソレデハ、カウントシマス』

「あれ、次はどこだろう?」

紘斗はのんきに言葉を発した。

『10…9…8…』

機械音声はカウントを開始する。

「なにのんきに言ってんですか!!」

『4…3…2…』

「二人とも身構えろ!!」

とっさに晃は叫ぶ。

『1…0…』

白い光が物体から溢れ出す。

三人は身構える。

光は三人を包み込み、また違う世界へと飛んでいったのだ。



余計なことをしますね~紘斗は


今回で転移をした原因をバラすということです

ま、本当に作った人は不明ですがね


少しだけ改善させて頂きました


いろいろと不明なとこもありますが、そのうち明らかにしていきます

いまだに進展の遅い作品ですが、読んでくださった方々本当にありがとうございます

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