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ユリアリス  作者: 麻蓮蒔 藍
第一章 出会い
4/20

なんだかんだいって、晃の勝ち

もう一人の青年は猫の目により、離れることをできずにいた。

青年は置き去りにするか、持ち帰るかの選択に悩んでいた。


「大丈夫か?」

あきらは心配そうに伺う。

エマはタオルを顔から取り、うつむく。

「すみません…」

涙は収まり、鼻や目には赤みがある。

「あの…えっと…」

「うん、どうかしたか?」

晃はエマが何かいいたそうな言葉に問う。

「あの…なぜ、もう一度聞いてこないのですか。私がここに入る理由を?」

エマは晃を見つめる。

「あ、いや…君が大丈夫なら聞こうと、思ってたけど。もう大丈夫なのか?」

晃は率直な考えを述べる。

ダンと机を叩きつけすごい形相で晃を見る。

「普通だったら、男性からさりげなく聞くのが道理です!女の子の気持ちぐらい少しは考えて下さい!例えば、君がいる理由を教えないと、食べちゅうぞ♪なぐらい考えて下さい!」

激怒したエマは晃に迫りながら言う。

(もう、君の妄想だろーー!!)

晃は心の中で訂正する。

エマの目は許すはずもなく、ふざけんな少しは考えろといいたいぐらい鋭く睨み、晃を襲う。

晃は汗が滲みでる。

「えっと…その…ご、ごめん」

晃は分けが分からず怖さのあまり謝る。

「ならいいですけど…私も言い過ぎました」

ぷいっと晃から顔をそらす。

(女の子の気持ちなんかわかんねえーよ…つか、こえー)

無言で晃は汗を拭う。

無言の理由はため息やふざけた台詞など言語道断、言ったら殺されかねないため晃は回避を選んだ。

「で、大丈夫なの?」

もう一度、聞いてみる。

「大丈夫ですけど…」

顔をそらしたまま答える。

「なら、よかった」

晃はエマの頭をポンと手のひらを置き、撫でながら言う。

「っ…!」

エマは顔を真っ赤にする。

何も言えず、晃の行為をおとなしく受ける。

(なんかこっちが子供みたいで恥ずかしい…)

晃はエマの頭から手をどく。

「うーん…あのさ」

考えたすえにエマを呼びかける。

「何ですか?」

ちょっと嫌そうに言う。

「君がここに来る前は何してたの?」

「なんで聞くんですか?」

ご機嫌斜めのエマは目を細める。

「それは…」

ぐぅ~

晃が言いかけた瞬間なった。

エマは顔を真っ赤にしてうつむく。

「何か食べる?」

「いえ…大丈夫です」

エマは顔を上げ、意地を張る。

「へってるんだろ…?」

「へってないです!」

ぐぅ~

また、お腹の音がなりエマはかあ~と赤くなる。

「やっぱ、はらへってんじゃん…」

「うっ…」

エマは言い返せず黙る。

「上の人の言うことは聞く、遠慮しない!わかった?」

「はい…」

エマは恥ずかしいあまりにうつむく。

「まったく」

晃は立ち上がり、冷蔵庫を開く。

(なんもねぇー)

冷蔵庫の中身はほぼすっからかんだった。

「ケーキの余りしかないけど…それでも食べる?」

中身を見ながら言う。

「なんでもいいです」

バタン

冷蔵庫からケーキを取り出し閉める。

「何か飲む?」

ひょこっと、顔を部屋に出す。

「な…」

「なんでもいいじゃあ、だめだぞ。何が飲みたい?」

晃はエマが言う前に警告する。

「うっ…ココアがいいです」

エマは晃の警告に不満げになって言う。

「それで、よし。ちょっと待ってて」

にっこりと笑い、台所に戻る。

晃は食器を取り出した時、ガチャッと玄関のドアが開く。

結果的に晃が勝つということが書きたかったわけではないです

偶発的になってしまいました


ていうか、勝ってんの?というぐらい怪しいです…


なんか、すみません…


やっとのことで、次からもう一人の青年が登場です




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