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ユリアリス  作者: 麻蓮蒔 藍
第一章 出会い
3/20

靴、年、涙

もう一人の青年は途中でにゃーにゃーと音で道の端を見ると猫を発見する。

箱に入っており、毛布にくるまっていた。

猫を貰ってくださいと紙に書いてある。

捨て猫を見る。

かわいいさに負け、戯れていた。

「あの…怒らないで聞いてくれますか?」

エマは不安そうにあきらを見つめる。

「あぁ、俺はちゃんと聞く人だから。君がここにいる理由があるんだろ?あと、靴脱いでもらえる?」

優しい口調で晃は言い返す。

「えっ…靴ですか?」

顔を傾げる。

「あ、うん…室内だから」

エマは晃の足を見る。

「ここは部屋の中では靴を脱ぐんですか?」

「そういうこと」

「わかりました。ここに従います」

靴を脱ぎ始める。

「そしたら、玄関に置くからついて来て」

晃は立ち上がり部屋を出る。

エマも立ち上がり晃についていく。

「ここに置いて」

晃はエマに促す。

「近いですね…」

靴を置くとエマははっきりと晃に言う。

「うっ…、仕方がないだろアパートなんだから」

「そうですか」

「そんなことより、部屋に戻るぞ」

エマにはっきり言われ、さっさと戻る。

部屋に戻ると二人は机を挟んで向かい合って座る。

「佐々木さんって何歳なんですか?」

「二十歳だけど…どうして?」

エマは疑いの目で見つめる。

「なんだその目は?」

晃は不機嫌に言う。

「佐々木さんが二十歳にはとても見えないのでつい」

「悪かったな童顔で!」

禁句に触れ怒鳴る。

「そっちは?」

「十八歳です」

にっこりと笑う。

「なんかこっちが負けた気分だ~」

ガンッ

晃は頭を机に打つ。

「そう言わずに、元気だしてください」

エマは晃の肩をポンと置く。

「う~うっ…うっ~」

晃は泣き声を出す。

「嘘泣きは止めてください!」

ダン

エマは机を叩く。

「ちっ…ばれたか」

顔だけ上げる。

「そこはノレよ…」

「ノリません。子供みたいですよ…」

エマは呆れる。

「子供で悪かったな~」

晃は意地を張る。

「はぁ~。いつまで気にしてるんですか」

ため息を出す。

「で、君がいる理由は?」

晃は体を起こし、本題に入る。

「私がいる理由は…分からないんです…」

「えっ…わからないの!」

目を丸くする。

「本当に…ひぐっ分からないんです…えぐっ…」

耐えていたものが外れ、大粒の涙を流し始める。

服で拭いてもまだ沢山の雫は流れる。

「えっ、ちょっ!?」

晃の頭は混乱の渦になっていた。

(どうすんだよ~俺、女の子に泣かれたの初めてだよ…)

どうしていいか分からず辺りを見回す。

晃は今一度エマを見る。

顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっていた。

「ちょっと待ってて」

晃は立ち上がり部屋を出て行く。

浴室に向かい、乾いたタオルを手に自分の部屋に向かう。

エマは泣き続ける。

「はい、これ使って」

晃は部屋に入るなり、タオルを差し出す。

「えぐっあ゛りがどう゛…うぐっございまずい゛ぐ…」

エマはタオルを受け取りながら言う。

言葉は泣き声でぐちゃぐちゃだった。

「あ、うん…」

晃はそれしか言えなかった。

エマは顔をタオルで覆う。

ゴシゴシ ズビー

涙を拭き、鼻水をかむ。

晃はエマが泣き止むまで黙っていた。

いやーー…

なんか、ファンタジーの内容なのですが

どこに向かってるか分からなくなってます


いまだにもう一人出さないし…


たぶんあと二話後には出します

可哀想になってきた



こんな駄文を見て下さってることは何よりも喜ばしいです




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