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ユリアリス  作者: 茄蒔 藍
第二章 青の国
13/20

別れ別れ

ある人物はこの世界に邪魔なというか迷惑な馬鹿を倒すため、他の違う世界の救世主たちを見ていた。

「良いこと思いついた…」

ある人物は彼らを少し悪戯をしようと考えた。


「ただいまー」

「お邪魔しまーす」

「あら、お帰りなさい」

晃はずかずかと自分の家に入ると梓の前に来る。

「どうしたの?まさか怖じ気づいたの?」

梓の言葉で晃の中で何かがきれた。

「どうしたのじゃないよ!姉さん昨日のこと忘れたと言わせないよ!!」

「あら~昨日はごめんなさいね♪」

その言葉は晃を更に怒らせた。

「っ~!!姉さんそれちゃんと謝ってる!?」

他の三人はなんやかんやと騒ぎ出した二人をほっといた。

「おはよー」

「おはようございます」

『オ早ウ御座イマス』

三人は様々なことを話しをする。

「全く!あっそうだ。エマとディアロは準備出来ているのか?」

晃は拉致があかないので止め、エマとディアロが整っているか聞く。

「はい。整ってます」

『ハイ。充電満タンデス』

「よし…行くか」

「えっ…あの晃さんと相沢さんは大丈夫何ですか?全然…荷物とか持ってないのですが…?」

晃と紘斗は持ち物を所持してなかった。

「ま、何かあったらその時になんとかなると思うし~」

「無駄な荷物はナルタの世界に影響を与えるかもしれない」

『確カニ晃様ノ仰ル通リデスネ』

晃の言葉にみんなは頷く。

「それじゃあ、みんなで協力して頑張りなさい」

梓はみんなの前に言うと晃と紘斗に近寄る。

(あなたたち…男に二言はないわよね~…)

((ッ!?))

梓は口元を上げ獲物を見るかのような眼光で二人を見た。

それは二人にとって恐怖心と死刑を宣告された気分だった。

二人は負けじと強い眼差しで返す。

(必ず倒して…絶対生きて帰って来なさい…!!)

そう残すとエマたちの方に行く。

(紘斗…死ぬなよ)

(…晃こそ無茶しないでよ)

(…ああ、フェルアもな)

(にゃー〔わかった〕)

気づかれないように小声で青年二人と子猫は話した。

「ディアロお願い」

『ハイ。デハ皆様…戦イトハ必ズ死ガ待ッテイマス。ソレデモ…挑ミマスカ?』

ディアロはもう一度みんなに問うとみんなは強く頷く。

『ソレデハ、ナルタノ世界へ覚悟ヲシテ臨ミ下サイ』

ディアロの言葉が終わると同時にディアロから白い光を放った。

そして、晃、紘斗、エマ、フェルアを包み込むとナルタの世界へ飛んで行ってしまった。

「あなたたちなら、勝てるわ…」

梓はみんなを見送ると呟いた言葉だった。

晃は飛ぶたびに感じられる、浮遊感が終わると目を開けた。

(くっ…なんだこの煙り!?)

辺りは煙りで覆われ視界が悪く晃は手で煙りを払う。

しかし煙りはいまだに濃度が濃いままである。

「★○■▲ーー!!」

意味が分からない言葉が耳に入る。

(なんだ?)

「■☆晃◆ーー!!」

自分の名前が聞こえ振り向く。

(まさかこの声!!エマか!!)

だが声は遠くから聞こえる。

(言葉をどうにかしないと…)

晃は会話が成立しないと思い呪文を脳裏に唱える。

(我が願おう。詞を智を今在りしき事柄に換えよ…!!)

すると辺りの飛び交う言葉たちが分かるようになった。

煙りはだんだん薄れていく。

晃はメインストリートの広場の真ん中にいた。

辺りは噴水やレンガでできた家が連なっている。

メインストリートの先は店がたくさん並んでいた。

人々は晃を見つめていた。

晃は駆け寄って来る一人の少女、エマを見る。

「晃さーーん!!大丈夫ですか!?」

「ああ…所で紘斗とディアロは?」

晃は辺りを見渡すが二人の姿は何処にもない。

「私にも分からないです。飛んだら辺りが煙りで皆さんの名前を呼んだのですが…」

エマの声はかすかに枯れていた。

「まさか…飛び散ったとか?」

「えっ?」

「微かに二人の気配を感じられる。ずっとずっと遠い所にいる…」

晃は目を閉じ感じられることを吐く。

エマはいきなり言い出す晃に目をパチクリする。

「なあ、エマここはナルタの世界か?」

「えっ、ははい!ここはアルスク国のイリスと呼ばれる貿易の町です」

「そうか…紘斗たちはここより東北の方にいる…」

「なら早く合流しないと!!」

エマは慌てて晃を引っ張る。

「ま、待て。俺達は北に向かう」

「えっそれじゃあ合流は!?」

「たぶんあいつらも北に向かう心配するな」

「それのどこに確証があるんですか!?」

「ま、そのうちなんとかなるだろう」

晃はさっさと歩いていく。

「ま待って下さい!!」

エマは慌てて晃を追いかける。

「あのなぜ北何ですか?」

「えっと…勘?」

「はぁ~…」

エマは晃の言葉にうなだれた。

「あ、そうそうどうやって倒すんだ?」

「えっと晃さんは伝説を信じますか?」

晃は返答違いに戸惑いながら言う。

「うーん…たぶん伝説の内容しだいかな…」

「そうですか…では聖獣は信じますか…?」

エマが発した瞬間周りは音が聞こえなく人々の動きは止まっている感覚が生まれた。

エマは静かに強い目線で晃を見る。

「…俺は信じるよ」

晃はエマの目線を受けながら応える。

「では私はその聖獣に力を貸して貰おうと思います」




◆◆◆◆◆◆◆



紘斗たちはというとナルタの世界に来た晃達と同じく濃い煙りが視界を覆われていた。

「なにこの煙り~!?フェルア大丈夫?」

「にゃー(大丈夫)」

紘斗は懐にいるフェルアを確認する。

「晃ーエマちゃーんディアロちゃーん居たら返事してー!!」

紘斗は大声で三人の名前を呼びます。

だんだん煙りは薄れていった。

「あれ?」

辺りは誰も居なかった。

紘斗は村の入り口にたたずんでいた。

「にゃー?(皆は?)」

フェルアは服の隙間から外を見る。

「はぐれちゃったね~フェルア」

全員居ないことが分かるとフェルアは懐から抜け出し紘斗の肩に乗った。

「うん…?でも…ディアロちゃんの気配が近くに感じるな~」

紘斗は辺りを見渡す。

村の中は民家や店があり、外は畑が広がっていた。

それなりに村の人々が歩いていた。

人々は紘斗たちを見たりするがほぼ素通りである。

「いたっ!?」

「にゃー!?(主人!?)」

紘斗は誰かに髪を引っ張られ辺りを見渡す。

いきなり言い出す紘斗にフェルアは驚く。

『相沢様』

「えっ…ディアロちゃん?」

名前を呼ばれ振り向く。

声の主と思われる手のひらサイズの人間が飛んでいたいや妖精がいたのだ。

「あれ?ディアロちゃんだと思ったけど…どこかで見かけたお嬢さんが浮いている」

紘斗は不思議な妖精を見ます。

『マダオ分カリマセンカ、私ハ“ディアロ”デス相沢様』

妖精ことディアロはにこっと笑う。

「えっえー!?機械姿はどうしたの!?」

『前相沢様ガオ尋ネシタ“オマケ”ヲ覚エテイマスカ?』

「覚えてるけど、まさか…ディアロちゃんが妖精の姿に変わることだったの!?」

『御名答デ御座イマス』

「うわー映像の時よりかわいいね」

あの時見た映像の姿が立体化し、姿はワンピースに背中に羽、瞳は水色、肩につくくらいの薄いピンクの髪、しかし毛先ははねている。

『所デ相沢様…矢張リソノ子猫ヲオ連レシタノデスネ』

「いや~さすがにディアロちゃんにはばれてたか~」

転移装置の本人はバレバレだった。

「にゃー(俺はフェルア、よろしく)」

『私ハ“ディアロ”ト申シマス。宜シク御願イシマス』

それぞれ手を差し出し握手を交わした。

「所でディアロちゃん、晃とエマちゃんが居ないんだけど?」

『ソレガ…ナルタノ世界ニ来ラレタ時誰カニ妨害ニアイ別レテシマイマシタ。スミマセン』

ディアロは肩を落とす。

「でも晃たちはここよりずっと先の西南の方にいると思うし気を落とさないで」

『有リ難ウ御座イマス。何故オ分カリナノデスカ?』

「俺達は絆で結ばれているからね~それじゃあ北西に向かおうか」

「にゃ?(えっ…主人?)」

『アッ相沢様?』

フェルアとディアロは違う方向に向かおうとする紘斗にびっくりした。

『相沢様ドイウコトデ御座イマスカ?』

「なんかね~晃たちも同じ方向に行くと思うよ~」

(主人もやは勘!?だけど…)

フェルアは紘斗の言うことは昨日の夜のような感じがし不思議な気持ちだった。

「ディアロちゃんここってどこなの?」

『此処ハ“アルスク国”ノ“ルック”ト言ワレル村デ御座イマス』

「へぇー中入ってみよう」

『構イマセンガ…アッオ待チ下サイ!!』

先に行ってしまった紘斗とフェルアをディアロは羽をぱたぱたとばたつかせながら追いかけた。


やっとナルタの世界です

二手に別れてしまいましたがそこは気にせず

なんかいろいろありますがお楽しみにお待ち下さい


お読みになりありがとうございました



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