問題点
ある人物の懐に入っていた生き物は、ぐったりとしていた。
生き物にとって外が分からないため、浮いた感じや暑くなったりで疲れ果てていた。
「所でディアロちゃん世界に飛んだ後、また飛ぶ前の世界の時間帯に戻れるの?」
梓はふと思った重要なことを口にする。
「確かに、俺たちが他の世界に行って戻って来る時に困るからな」
「そうだね~。時間差があると困るよね~。もし飛んだ世界で一年たって、戻って来たら五年たってたら困る」
「それに飛んだ世界が同時の時だとすれば私達はいろいろと問題があります…」
晃と紘斗にエマは様々な問題点を口々に言う。
『ソウデスネ。私モソコマデ精密デハナイノデ、モシ飛ンダ世界デ十年過ゴシタトシマショウ。ソノ場合ハ一週間ノ時間差ガ起キマス』
ディアロは申し訳無さそうに喋る。
「うーん…国を倒すとなると結構時間がかかるな…」
「下手すれば二十年以上かかるかもしれません…」
「ええーー!?ととなるとすれば…えっと…」
紘斗は二人の真剣な顔で言うので驚く。
ガンッ!
「うぐっ!?痛たた何するんですか~梓さん?」
梓は計算が遅く耐えきられず殴った。
「遅いわよ!!十四日の時間差が生じるってことよね…」
梓は唸る。
『アッデモ身体ノ時間差ハ飛ブ前ノ世界ノ時間帯デ流レマス』
ディアロは慌てて言う。
「えっということは、体は飛ぶ前の世界の時間帯で歳をとるってこと?」
『ハイ、博士ハ時間差ヨリ戻ッタ時ノ身体ニツイテノ方ヲ気ニシテマシタ』
ディアロは紘斗の疑問に答える。
「つーことは…身体には全く影響を考えるなっか…」
「良かったですね。戻った時困りますから」
「だよね~。同世代なのにこっちがさ~おじいさんだったらやだよね~…」
「「「「あっ……」」」」
『流石博士デスネ』
四人は博士に心から感謝した。
「晃と紘斗隣の部屋に来てもらっていい?」
先ほどまで考え込んでいた梓は二人を隣の部屋に呼び出した。
「何かあったの?」
「どうかしたんですか?」
「梓さん、話しですか~?」
晃とエマに紘斗は口々に疑問を口にする。
「いいから、来なさい!」
梓は晃と紘斗の襟を掴むと無理やり引っ張り出した。
「うわっ!?姉さん行くから離して!」
「うぐっ!?行きますから掴まないで下さい!」
晃と紘斗は必死に願い被る。
「全く。さ、来なさい」
梓は晃と紘斗を離すとさっさと隣の部屋に行った。
「「はーい…」」
二人は仕方なく従うのだった。
「行ってらっしゃーい!」
『御武運ヲ祈リマス』
エマとディアロに送り言葉を聞いて、二人は更に気分が落ち込んだ。
「うん…行ってくる」
紘斗は手を振りながら部屋を出る。
「姉さんのことだから直ぐ終わると思う」
晃は言葉を残すと紘斗に続いて部屋を出た。
「何かあったのかは知らないけど梓さんに痛いめにあわないといいね~ディアロ」
出るのを見送るとエマはディアロに言った。
『ソウデゴザイマスネ。梓様ハ多少恐イ一面ヲオ持チナノデ』
「あはははは、確かに初めて会った時は怖かったな~」
『ハイ。シカシ、私ヲ作ッタ博士ノ方ガモット恐イデス…』
ディアロは機械なのにエマには震えて見えた。
「早く帰って来ないかな~」
エマは机の上に乗っている、食べかけのケーキをパクついた。
梓は隣の部屋に入ると、白い紙を取り出す。
「我を守りし隷従達よ…我と契約のもと偉大なる力を貸したまえ…」
紙を部屋の四隅に飛ばす。
そして紙から青い炎が灯り部屋全体を覆う。
「汝よ我が願いし力を持って蒼き炎のもと我を守りたる壁を創りたまえ…!」
梓の体が一瞬青く光と紙と青い炎は消えた。
しかし部屋全体が何にも捕らわれない主だけをただ従う空間ができていた。
そこへ晃と紘斗が来た。
「姉さん…どうして上級の結界を?」
「だけど梓さんが上級の結界を作るほどの重大な話しってことですね?」
二人は巫女の中で最高位の中に入る梓が上級の結界を作り出す必要なほどの重大さに緊張がはしる。
「あなたたちは気づいているわよね?」
梓は二人を試すかのような言い回しをした。
「あの二人のことか?」
「ええ、エマちゃんとディアロちゃんのことよ。あなたたちがこれくらいはわかるでしょ。私が何が言いたいのかを…」
梓は何が何でも二人の口から出ないと何も言わないつもりだった。
「二人からには普通の人とは違う…力があります」
「俺たちの世界の力と酷似している。二人の力は少しだけ属性が違う反応があった」
「うーんそうですね~。どちらかというと、ディアロちゃんは二つの属性が強く感じられるますね~」
「ああ…かといって、エマは二つの属性が強く感じられるがそれよりも…」
「「違う力を感じられる(ます)」」
最後は二人揃って答え、二人は梓に見つめる。
「…正解」
梓の言葉で二人はほっとするのだった。
「私達がエマちゃんの世界に行くということは、それなりの力が必要…しかも世界の国全てを支配するほどの国を相手にする…」
梓は真剣な眼差しで二人に言う。
「わかってるって、俺たちはそんなやわじゃないよ姉さん」
「俺たちは人を守るために育てられたんです。今使わずどこで使うんです」
今更と言わんばかりの口で話す。
二人の強い闘志に梓は笑った。
「ふふっ…そうね。それに属性と強さはあなたたちの思っている通りより」
巫女である梓は二人の思っていることはバレバレである。
「あっそうそう。私一緒に戦いに行けないから、そこんとこは覚えておいて」
「「ええーーー!?」」
「姉さん、さっき“女の敵は私たちの敵よ”って言ってたじゃないか!?」
「なんで急に行かないんですか~!?」
二人は梓の発言に焦る。
それは巫女である梓はいろいろと必要性があるからである。
「仕方がないじゃない、あなた達学生と違って社会人なの仕事があるの」
「休めないんですか~?」
「他の人に任せれば」
「だから、ディアロちゃんに聞いたのよ。社会人としてそんなに休めないのよ!」
不満を言う二人に一喝する。
「それともなにかしら。私がいないとダメなのかしら~。それじゃあいつまでたっても一人前になれないわよ!」
「うっ…、やっやってやるさ!姉さんが居なくても!」
「そうだよね晃!梓さんが居なくても、国を倒してみせます!」
弱いところを突かれ焦り、やけになって口々に吐いていった。
「ならやってみなさい!」
梓と二人はバチバチと睨みあっていた。
もう負けられない男たちの戦いが始まった。
今回は時間という問題点はいかに!と我ながら忘れていた所です
ということで急きょ入れさせて頂きました
後、呼び方を変えて頂きました
この度は駄分をお読みになりまことにありがとうございます




