表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の初恋  作者:
1/9

第一話

僕は、長尾憲輔。

一応、学生をしている。

僕の斜め前に座っている女の子。

名前は中里有奈。最近僕が気になっているコだ。

いや、気になるというかぶっちゃけ好きなコだ。

この恋は僕にとっての初恋だ。

だから、当然どうやって近づけば良いのか、とか全然分からない。

とりあえずは友達にでもなってみようと思うのだが、有奈はいつも女子たちと一緒にいる。

だけど、チャンスは意外と早くやってきた。


「あ、そうだ。ねえ、長尾君。あたしたち、明日カラオケ行くんだけど一緒に行かない?」

「カラオケ?うん、いいよ」

平静を装ってはいるが、心拍数はゆうに100を超えているだろう。

「そういえば、話すのってこれが初めてだね。これからよろしくね」

有奈はそう言って、にっこりと笑った。

可愛い。可愛すぎる。

ヤバイ。多分、僕今、顔赤い。

やっぱり、僕・・・有奈が好きだ。

すごく。やっぱりこれって恋なんだなぁ・・・。


もうすでに気付いていたこと。ただ、誰にも言えなかった事。


カラオケ当日。

「憲輔、ちょっと用があるんだけど。」

こいつは、後藤田(ゴトウダ 雅美(ミヤビ

同じクラスで、同じ部活。男勝りな性格で、僕がよく有奈について相談する人物だ。

「何?」

「お前、有奈と二人っきりになりたいとは思わんか?」

「え・・・ま、まぁそりゃなぁ・・・」

「じゃあ、あたしに良い考えがある」

そう言うと、雅美はにやりと笑った。


その言葉がなければ・・・。

この状況はなかっただろう。


「遅いね?他の人たち」

「そ、そうだね!!」

来るわけ無いんだよ、有奈・・・。

ポケットに突っ込まれた僕の手に握られているのは、雅美からのメールが表示された携帯。

メールの内容はと言うと、

『憲輔へ♪

実はカラオケって昨日だったんだよね!

それ知らないの、アンタと有奈だけだから。

つまりィ、今日のカラオケってアンタと有奈の二人っきりってわけ

ってことで、頑張れよ!


ps.

 カラオケって予約してあるから、行かなかったらマジで許さないよ?』


この状況は正直おいしい。でも・・・でもっ!!二人っきりは気まずい!!

でも、いかないわけにもいかない・・・。いけっ!僕!!

「さ、先に行かない?」

・・・・・・・・・・・

しばしの沈黙・・・。

「そうだね、行こっか!」

有奈は眩しいほどの笑顔でそう答えてくれた。


ああ、もう・・・死んで良いかも・・・。



初めてこの名前での投稿です。

たくさんの人に読んでもらえればと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ