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転生者チートで最強の魔法使いになりたいです

タイトル変えました。

旧→「異世界征服記 異世界に転生したのでとりあえず歴史に名を残したいです」

新→「転生辺境伯の異世界征服記〜異世界に転生したのでとりあえず歴史に名を残したいです〜」

やっと転生者チートってのが出来そうです。

今日は皇暦705年の1月10日、俺は5歳になった。

5歳になると平民も貴族も皆、教会で洗礼を受けて、魔法の使用を神の名で許されるらしい。

なんで魔法を使うのに神の許しだとかが必要なんだ?って感じだけどそうゆう決まりだから仕方ない。早く魔法を使いたいという逸る気持ちを抑えながら父さんと母さんと一緒に教会へ向かった。


◇◆◇ ◆◇◆


教会の中は、前世で想像するような教会そのままだった。ただ、十字架ではなく、丸い円の中に漢字の十が入っているシンボルがあった。あれがこの世界でいう十字架的な物なのかな?

洗礼は月に一回、5歳になった子を教会に集め、集団で洗礼をするらしい。ただ自分の場合、貴族の子弟なので、司教直々に教会を貸し切って洗礼してくれた。

魔法は本来魔族や魔物が使うものであり、魔法を使うことは罪深いことだが洗礼によってその罪を許されるということらしい。元々スラエル教は魔法の使用を禁忌としていたが、マシア教は洗礼による許しを得ることで使用して良いことにしたらしい。何はともあれこれで魔法は使ってもいいってことだ。


◇◆◇ ◆◇◆


魔法、当たり前だけど前世の世界にはなくて、この世界にしか存在し得ない概念だ。

この世界には空気や水と同じように魔素というものが満ち溢れている。

どの場所に行っても魔素は存在していて、場所によって濃かったり薄かったりする。

この世界には普通の動物とは違う魔物がいる。動物と魔物の違いは体内に魔石を持つかどうかで、普通の動物は魔法を使えないが、魔物は魔法を使う。

人間やエルフ、ドワーフ、獣人などは体内に魔石を持たないが、オークやゴブリン、オーガなどは体内に魔石を持ち、ある程度文化的で会話が可能なため魔物ではなく魔族呼ばれている。

魔法には属性があり、無属性、火、水、風、土、光、闇の7つである。

火と火の球を飛ばしたり、火の壁を作ったり、

水は、水を出したり操ったり、

風は風の刃を飛ばしたり、突風を吹かせたり、

土は地面を動かしたり、壁を出したり、

まぁ定番って感じのやつ。

無属性は主に五感や身体を強化する魔法、

光は治癒や回復、結界、病気を治したり、状態異常を直したり、バフをかけたり、アンデットに効く聖なる光を出したりとか。

闇は精神操作や魔物の使役、幻覚を見せたり、魔法契約、デバフをかけたりとか。

そんな感じだ。

よし!さっそく父さんに魔法を披露するぞ!


◇◆◇ ◆◇◆


「父さん、よろしくお願いします!」

「あぁ、勉強していたから知ってると思うが、軽く説明しておこう。人によって得意な属性が存在する。二つ三つある人もいれば、得意な属性が存在しない人もいる。まずは自分の得意な属性を知ることから始めるぞ。まずは基本の4属性から使ってみなさい。」

無属性魔法は人によって出来たり出来なかったらりする。

基本四属性の火、水、風、土は初歩的なこと(火を出す、水を出す、風を出す、土を出す)をできるかどうかで、得意な属性がわかる。

俺は今まで魔法の歴史について調べてきた。特に調べたのは過去に存在した大魔法使いと呼ばれた歴史に名を残した魔法使いについて。

俺は大魔法使い達にある共通点があることに気がついた。それは自信家でナルシストであることだ。

この世界に存在する生物は多かれ少なかれ魔力を持っている。その魔力を使って魔法を出すわけだが、難しい魔法ほど消費する魔力が多い。

だがおそらくそれは間違いだ。言い換えるならば、想像しにくい魔法ほど消費する魔力が多いんだ。そう、この世界の魔法は想像力が重要なんだ。だから大魔法使い達は自分が魔法を使ってる姿を想像できたから、大魔法使いになれたんだ。ならば、前世の知識を持っている俺ならば?

おそらく全属性の魔法を使える。人によって属性の得意苦手が存在するのは想像のしやすさの違いだったんだ。魔法はみんな当たり前のように手のひらから出ると思っているが、それも想像しやすいからだろう。よし、まずは基本四属性の魔法を出して父さんを驚かせてやろう。

自分の背中あたりで四属性の玉が飛んでるイメージで。

「驚いたな、まさか四属性全て使えるとわ」

いや、父さん。ポーカーフェイスすぎて全然驚いてるふうに見えないんですけど。

「よし、おまえは帝都にいる宮廷筆頭魔導士に弟子入りしなさい、おまえなら宮廷筆頭魔導士になることも夢じゃない」

えぇ、すんごい急展開。

「帝都にいる祖父の家に住まわせてもらいなさい、孫に会いたがっていたしな、歓迎してくれるはずだ」

いきなり親元を離れるのか。いや、でもこれはある意味チャンスかもしれない。

帝都で長い間暮らすことができるし、何より宮廷筆頭魔導士の弟子になるってことは帝国の政治事情についても知ることができるんだ。これは俺が皇帝になるための近道になるかもしれない。早く帝都に行きたいぞ!

レオナルドのお父さんと先代辺境伯は北の共和国との戦争終わった後に、一度帝都で会っています。その時に孫を早く見せろ的なことを言っていました。

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