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この国の歴史を知りたいです※地図有り

R7/9/15、改変しました。


とりあえずの地図ができたので置いときます。今後変わったり、国名や都市が追加されたりすると思います。たぶん。

灰色の線はだいたいの国境線です。

挿絵(By みてみん)

勉強をするようになってから半年。

最近はもう読めない文字はないってレベルで読めるようになった。最近はずっと城にある図書館(ただ本がたくさんあるだけで図書館というよりは蔵書って感じ)にこもって気になる本を見つけては家庭教師に聞いて理解を深めていった。とりあえず大雑把ではあるけどこの国の歴史について分かったぞ!

まずこの世界では皇暦というものが使われてる。

ちなみに今は皇暦703年9月7日、俺は皇暦700年の1月10日に生まれたらしい。

一年は360日。1月から12月まであり、1月30日、

1日は24時間、1時間は60分。なんか普通に地球と似てるしこれ過去に俺以外にも転生者いただろって感じだ。まぁ、歴史を学べば、こいつ転生者で草ってなるレベルの偉人がいるから納得なんだけどさ。


皇暦0年 初代皇帝ディノカンタス・ウィギラヌスが国を建てる

当時、ディノカンタスは18歳。

大陸東方から人間の部族を率いて現在帝国がある地にいたエルフやドワーフ、獣人などの諸部族を征服していった。当時の宗教観から人間以外の種族は魔物と同類とされ、殺律されていった。ディノカンタスと人間諸部族達は今の帝都の位置に都市を建てディノカントティウムと名付け、各地域を征服し、版図を拡大していった。


皇暦5年 初代皇帝ディノカンタスとマシアが結婚

当時、今でいう帝国の南部にある半島(通称スラエル半島)ではスラエル教が信仰されていた。

スラエル教は唯一神の使徒(救世主)が民を天国へ導くと信じられており、人間至上主義を掲げ、多種族を殺戮していたが、救世主マシアは神に愛された人間が他種族を従え、支配するべきという教えを説き、スラエル教マシア派を作り、マシア教と呼ばれるようになる。マシアを救世主だと信じるマシア教徒達が、他のスラエル教徒からの迫害から逃げ延び、初代皇帝ディノカンタスに保護を求めた。ディノカンタスはスラエル教徒に迫害されているマシア教徒保護のためにスラエル半島を征服。人間以外の種族を殺律するのではなく奴隷化して、労働力や兵士にしようとしたディノカンタスは、異種族奴隷化の大義を得るためマシア教を国教とし、神の使徒マシアと結婚した。


皇暦8年 第一子ディノカンタス2世誕生

後に、聖帝と呼ばれるディノカンタス2世が生まれる。以降はマシアとの間に子供は出来ず、各有力部族から娶った妃達との間に多くの子が生まれる。外征して得た土地を自身の息子達に与えた。


皇暦10年 ディノカンタス大帝がディノカント帝国の初代皇帝となる。

この頃に、自身を王の中の王、王を統べる王、あらゆる種族を統べるもの、皇帝と呼び、自身の国をディノカント帝国と呼称する。


皇暦15年 マシアによる改革が始まる。

マシアが、マシア教徒の増加により帝国内で皇帝と同等の権力を持つようになり、皇帝に帝国の大改革を提案し承諾される。

皇宮の大改築、帝都の大増築&大改築、各都市に繋がる石畳の街道の建設、爵位の創設&授与、各種法律の整備、封建制度の導入、文化芸術の振興、皇帝を大元帥とした軍の階級整備、各種ギルドの設立、三圃式農業の導入、各地域に教会を建設、皇暦の作成、地図の作成、魔法の基礎体制の構築、etc…、皇帝は帝国内で貴族達による皇帝派、マシア派の権力争いに発展するのを恐れ、マシアを共同統治者に任命し、皇帝をマシア教の守護者として、国号を神聖ディノカント帝国とした。


皇暦20年 大陸の西部地域を西の果てまで征服する。

当時ディノカンタスは38歳、以降は大陸の東の果てと南大陸の征服目指し外征を繰り返す。


皇暦30年 ディノカンタス2世を後継者に指名し、共同統治者にする。

南大陸北部征服するが大砂漠があるため南大陸征服を北部で諦める。


皇暦50年 最大版図に到達する。

東の魔族国家との戦争で、ディノカンタス大帝の生涯で最初で最後の敗北を喫する。その後、魔族国家と一進一退の戦いになり、マシアの提案により魔族国家とは停戦、魔族国家との国境地帯に要塞線(長城)の建設を開始、

以降はディノカンタス2世、マシアと共に国内の整備、内政に注力する。


皇暦60年 ディノカンタス崩御

78歳であった。

メシアは、メシア教の教えを広めるために帝国外へと赴いた。スラエル半島に、自身の墓を作らせそこに自身の体の一部と聖槍を埋めたあと、天へと昇って行った。

ディノカンタス2世が皇帝に即位するも、世代交代による大きな混乱もなく、神聖ディノカント帝国の皇帝、マシア教の守護者、神の使徒の息子として、生涯をマシア教の布教に努める。魔族や、異教徒軍から幾度も国を守ったため、その功績から聖帝と呼ばれる。



皇暦300年 魔族国家の総攻撃により、要塞戦(長城)を突破され、軍が壊滅する。商人などの市民勢力の有力者の反乱、凶作や冷害による農民の反乱、奴隷として扱ってきた種族達による反乱や独立が起き、おおよそ現在の国境になる。国内外の混乱により、帝国は50年間内戦状態になる。帝国の覇権が終わった皇暦300年以前を古代、300年以降を中世と呼ぶ。


皇暦350年 宗教改革が起こる。

第一回シルヴァナリス公会議により、神に愛される人間には、エルフやドワーフ、獣人が含まれることとなり、エルフやドワーフ、獣人は「亜人」と呼ばれるようになり、人間と同等の存在として扱われるようになる。帝国は帝国から独立した国々の独立を認め、国交を結んだ。


皇暦698年 エルフの王国、シルヴァナリス王国との戦争が王弟ルドルフとセルリング辺境伯の一人娘、セルフ・フォン・セルリングによってセルリング終戦協定が結ばれ、終結する。


と、まぁこんな感じの歴史だ。

ディノカンタス大帝がチンギス=ハーンとか、アレクサンドロス大王並に征服戦争しまくって前世でいうローマ帝国を一代で創っちゃうのは、まぁまだギリギリ分かる。問題はマシアだ。普通に考えて、こいつ絶対転生者だろ。封建制を、三圃式農業を導入したんだよ?そりゃ皇帝と同等の権力を持って共同統治者にまでなっちゃうわな、こりゃまさしく救世主様ですわ。てか、マシアは何者だ?よっぽどの知識人じゃないとこんなアホみたいなこと出来ないだろ。史上最強の皇帝と、転生者がタッグを組んだ帝国は敵なしだっただろう。そりゃ大陸西部地域を征服できるわけだ。


よし、決めた。

前世から夢見ていたことをこの世界で実現しよう。

いつも思っていたんだ。もし大昔に生まれていたなら俺も歴史に名を残す偉人になりたかったなって。

アレクサンダー大王、フランス人民の皇帝ナポレオン、チンギス・ハーン、いつもそんな偉人達になることを夢想していた。

前世ではもうそんな征服でブイブイ言わすような時代はとうに終わっていた。

だがこの世界はどうだ?

銃や大砲なんかはまだない。そもそも民主主義や自由主義だとかも存在しない。

だが俺には前世の記憶というチートがある。

これを生かして、いや、この自分に流れる血も、何もかも利用して歴史に名を残す。

そのために何をするか?そんなの簡単だ。歴史の偉人達が目指したことを俺も目指すだけ。

世界征服だ。この世界に君臨するたった一つの超大国の王、いや、皇帝になる。

俺はあの2人を超えるような偉人になってやる!俺がこの異世界を征服してやる!


後に、近代魔術の祖、「征服者」レオナルド大帝と呼ばれる男の物語はようやくスタートラインを切る。

マシア→聖母=マリア+メシア=救世主

我ながら良いネーミングセンスしてると思うが、マシア教と書こうとしてメシア教と書くというミスを何回もしてる。

ちなみに、帝国最大版図は地図に載っている地域は全部国土です。つまり、大陸西部地域+南大陸北部+大陸東の魔族に邪魔されず征服できたところまでが最大版図でした。イメージでいうとローマ帝国最盛期の領土+ウラル山脈以西のヨーロッパ地域までがローマ帝国です!って状況になった感じです

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