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自分のことを知りたいです

R7/9/9、改変しました。

転生をしてから3年

俺は3歳になった。

俺は自分のこと、この世界のことを知るために喋り出しても違和感のないくらいに成長してから、母やメイドに色々なことを聞きまくった。

俺の名前は、レオナルド・フォン・セルリングというのが正式な名前だ。

代々帝国に仕える辺境伯家で、帝国の東端に領土がある。

つまり俺はレオナルド・フォン・セルリング辺境伯嫡子ってことかな?

母の名前はセルフ。

見た目は10代と言われても信じれるくらいの童顔で(実際は26歳らしい)、髪はロング(肩甲骨のあたりぐらいの長さ)、綺麗な金髪、ルビーのような赤い目の美人だ。

俺の髪色は白で、母とは似てないから父譲りなのかな?目の色は母と同じだ。

まだ会ったことのない父の名前はルドルフ。

父は戦争に行っているらしく、最近その戦争が終わり近いうちに帰ってくるらしい。

この国の名前は神聖ディノカント帝国。

この大陸(地方?)の覇権国だ。かつては周辺国全てを支配していたが、現在は…と言った感じだ。

代々ウィギラヌス家がこの国の帝位を世襲している。

今の皇帝の名はセリウス。

と、まぁ自分のこと、この国のことは色々と知ったが1番気になることを聞かないとね。


「ママ、どうしてママの耳はとんがってないのに、僕の耳はとんがってるの?」


そう、俺の耳はとんがっている。つまりエルフ耳なのだ。母はエルフじゃないから父がエルフなのだろうか?


「それはね、パパがエルフっていう種族だからよ。エルフは人間よりも力が強くて、魔力も多くて、寿命が長く、耳がとんがってる種族なんだよ」


やはり俺はエルフと人間のハーフのようだ。

そもそもこの国にはエルフが普通に暮らしてるのか?典型的な感じだと奴隷にされてたり、敵対してたり、戦争してたり、人間から差別されてたり、するもんだと思ってたけどこの世界は仲良く共存出来てる感じなのか?

やばい気になることがどんどん増えてく!

その日は母が話し疲れるくらい聞きまくった。

父との出会いや、他の国のことなんかを質問してた気がする。

分かったことをまとめると、

父はこの国の西にあるエルフの国、シルヴァナリス王国の王族(正確にいうとエルフの国の王様の弟らしい)で、何十年もの間敵対し、常に国境地帯で争いが起きていたが、戦に負け、この国の捕虜になった時に母と恋に落ち、2人はどうにか結婚するために、双方の国に取り合って終戦協定(セルリング協定と呼ばれているらしい)を結ぶことが出来たらしく、帝国は父を辺境伯へと襲爵させること、シルヴァナリス王国は帝国が有利な条件での交易条約を結ぶことを条件に終戦したようだ

エルフの国で見つかった鉱山をめぐって起きた戦争で、お互いに長年対立していたこともあり終戦のタイミングを見失っていたところに俺の父と母のなんやかんやがあり、俺の祖父(母の父)の尽力もあり無事終戦することが出来たらしい。

そして父は今、北の国との戦争に行っているらしい、帝国の国境の守り手である辺境伯が軍を率いて辺境伯領から離れて大丈夫なのか?と思ったが、どうやら辺境伯領と接している隣国は今内戦中で、帝国に戦争をしかける余裕なんて当然なく、武功をあげてこの国で名声を高め、帝国の貴族達によるエルフに対する蔑視を無くすために多数の兵を率いて戦争に行っている

ちょうどその時に母が俺を妊娠してることが判明したということらしい。ちなみに名付け親は父だ。センスいいね。

母は辺境伯の一人娘で、父は俺が十分に育ち次第爵位を俺に譲ることを皇帝に誓い、母との結婚を許され、シルヴァナリス王国もこれを認めたらしい。

さて、本当に聞きたかったことを聞くとしよう

そう!魔法についてだ!


「お母さん!俺も魔法使ってみたい!」

「ダメよ、魔法は5歳になるまで使ってはいけないの」


どうやら魔法は元々魔族が扱っていたものだから5歳で洗礼を受けるまで使ってはいけないらしい。

ただ、魔法の勉強はいいみたいだから5歳までは勉強だけで我慢するとしよう。

確かに俺は転生者で、この年齢にしては賢いかもしれないけどいずれ周りに追いつかれるはずだ。

十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人って言うしな。

こうなったら早いうちから勉強しよう!ポテンシャルはあるはずだ!たぶん!

父が帰ってきたら魔法とか剣とか教えてもらって鍛えるぞ!

早く帰って来て!お父さん!




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