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転生

R7/8/12、改変しました。

一瞬のような、永遠のような。

まるで寝起きで、時計を見て二度寝をかますようなはっきりとしない時間が長く続いた後、俺は気がついた。


赤子に転生したということに。


なろう小説を読み漁っていた俺は赤子に転生するという極めて異常な事態が起きていても、夢を見ているような気分でパニックにはなっていなかった。

ただ、一つのことを考えていた。


もしかしたら夢を叶える事ができるかもしれない。


◇◆◇ ◆◇◆


ここはどこなんだろう?

まずはそこから考えることにした。視力はほとんどないが、耳はそれなりに聞こえるため音だけでも周りのことを知ろうと思って探ってみたところ分かることがある。

毎日俺のおしめを変えて乳を飲ませてくれている人がいる。それが母なのか、いわゆる乳母なのかは分からない。おしめを変える時や乳を与える時にいつも何かを話しかけられるが少なくとも英語や日本語ではないらしい。


そしてもう一つ。ちゃんと"意識"が芽生えてからは、常に周りに違和感があることに気がついた。

もしかして魔力とか魔素、そうゆうたぐいのものなんじゃないだろうか?

言葉には言い表せないような、キラキラ?サラサラ?したような感覚が全身と心臓のあたりから感じる。


もしそうならここは異世界?俺も魔法を使えるのか?

そんな疑問や妄想ばかりが広がる。

でも、そんなことを考えたところで何かを出来るわけでもない。気長に成長を待とう。そしてこの世界のことを知ろう。


◇◆◇ ◆◇◆


だいたい半年ぐらい経ったかな?

言語を理解できるようになり、自分の名前も分かった。

俺の名前はレオナルドというらしい。

最近は視力もそれなりに良くなってある程度近づいてくれれば人の顔も認識できるようになった。

乳母やメイドは俺のことをレオナルド様と呼び、母は俺のことをレオと呼ぶ。

乳母はまだしも、メイドまでいるってことは、俺の家族は貴族か金持ちってことかな?


今まで一度も電気を使った物を見たことがないから電気とかはまだない時代なのかもしれない。

これは流石に異世界転生は確定かな?

文明のレベルが低いのはいいけど昔のヨーロッパみたいにそこら中にうんこが転がってたりしたら嫌だなぁ。せめて日本みたいにご飯が美味しい国であることを祈ろう。


もう一つ分かったことがある。

やはりこの世界には魔法があるようだ。

今の季節は夏で、部屋の中が少し蒸し暑い日だった。

そんな時にメイドは手から風を出して俺に冷風を当ててきた。

もう見た時はびっくりしたわ。

あまりに驚きすぎておしっこ漏らした。

そんくらい驚いた。

魔法があるということを確かめることができた。


もう一つ驚いて漏らしたことがある。

たしか、やることも無くてなんとなく耳を触った時に気がついた。

なんか耳の形おかしくね?って。

まさかと思いながら触りまくって気がついた。

これエルフ耳だわ。

その時は、驚きすぎて思わず放尿しながら絶叫した。

何事かとメイドが寄って来たから、どうにか伝えようと思って自分の耳とメイドの耳を交互に指差しながらあうあう言ってたら笑われてしまった。なぜだか恥ずかしい。

どうして今まで気づいてなかったんだろう。

今まで母やメイドは俺のことを変な目で見たりしてこなかったことから生まれる前から予想していたってことか?つまり父はエルフ?


おそらく父だろうという人に今まで会えていない。

執事っぽい人や、親族っぽい年寄りとムキムキな年寄りは何度か見たが父ではない気がする。

これは母に聞き出さないとな。

まともに喋れるようになったらの話だけどね。

現役高校生が、何を思ったのかなろうに投稿し始めました。初作品なので温かい目で見てください。

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