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第二話 長い旅の始発点

記憶喪失の少年イアンスが出会ったのは同年代にして既に国を動かせる権力と戦場を左右する法という能力を持った少女ロインだった。彼が尋問されている最中天より降ってきた虹の龍を倒した事により、彼は国王に謁見をする事になる。しかしその道中、謎の少年が王宮を…

 壊滅龍”O7”(仮名)の影響は凄まじく、国は一時機能不全に陥った。

 その間、イアンス・トルーパーはロイン・ファタールと共に仮屋で過ごしていた。


「イアンス、起きて」

「...ぁ〜あ…おはよ…〜う。」

 あの日の翌日…正確には翌々日、私達は二人で図書館に住んでいる。12の頃、才能を見出されてしまった時から家より長くの時間いるかもしれない図書館だ。寝泊まりもいつもの事の為あまり特別感は感じなかったが他の人はやはり違う。深夜になっても眠れず、泣き叫ぶ子供が沢山いた。

「今日は私の日よ」

 とはいえ、今の私に彼等にしてあげられる事は何もない。自らの責務を果たすだけだ。

「だから…医者から証明されたろ。俺は記憶喪失だって」

 昨日が医師からの検査尽くしだったための寝不足には同情する。しかし手を緩める気はない。その証明書は勿論貰った。彼が本当に記憶喪失なのか、専門の医師すら騙す超一流の詐欺師なのかは知らない。どちらにしてと、聞ける事はある筈だ。あの二択だけじゃない、沢山の事を。

「まず、あなたの『法』については特に詳しく聞かして?」

 とはいえ、確実性のある質問は確かにあの二択だった。

「よし…目が覚めてきた。俺の『法』…ねえ。まず俺のは名付けて"虚無空間"。簡単に言うと名前の通り虚無の空間を行き来する力って事だ。」

「瞬間移動も…それ由来?」

「ビンゴ。要するにあの赤い奴で出入り口を作って、その波…っていうのかな?それに乗って飛ぶ。簡単だろ?」

「つまり武器も」

「ダブルビンゴ。あそこから取り出したのよ」

 こうなると厄介だ。万が一の話、彼が別国の未知なる兵器を何個も持っていたとしても気付くことは出来ない。それ目当ての入国もありうる。

 しかし、これ以上考えても始まらない。話題はそこで切り上げ、次に入る。

「じゃ、次は所持品ぜーんぶ私に出して」

「へいへい」

 そう言うとおもむろに瘴気を纏わせた両手を差し出し、物をドサッと一挙に出してきた。そのガラクタ達を一つずつ確認する。刀…狙撃銃というもの…投擲用と思われるナイフ数十本…弾薬…傷だらけの鉄板…

「武器庫みたいねアンタ…呆れた」

 小型の狙撃銃...それらの弾薬...自作の対人罠に狩猟用の罠...包丁...火打石二種...ボロボロの本...

 幸い出された中には爆弾等即効性の兵器類は無いようだ。...見た目は

「ほんと~~に、これだけ?」

「ほんと~~~~~~~に、これだけ」

 詰め寄ってみるも表情一つ変えない。尋問官にとってこれほど面倒くさい相手はいない。

「じゃ、次はこれ全部精密検査にかけるわね」

「マジ?面倒くせえ仕事だな」

「仕事ってのは面倒くさいのよ。私には責務がありますからね~」

 物を種類や用途ごとに分け、一つずつ検査用の道具で細かく確認する。始めたての頃は私も彼と同じく面倒だと思っていた。しかし責務ほど直ぐ慣れる物で、一年が過ぎる頃にはなんとも思わなくなってきた。

(責務...か)

 自分の責務を自分で決められないのは普通なのだろうか。彼は逃げる事も出来た。なのにわざわざ命を賭けてこの国と私達を助けてくれた。しかしその選択の代償として検査等を受ける責務が生まれた。

(それに比べて...)

 私は12の頃、学校で行われた法力検査によって才能を見出され半強制的に戦闘員になった。そして今に至るまで、責務を自らの意思で作り出した事は無い。自由には責任が伴うと言ったのは誰だったか。それとも、今の私も十分自由という事だろうか?確かにこの力を使えば国を脱出して逃げ切る事など容易い。だがそれをせずに続けている時点でそれ以上を求めるのは傲慢というものか。

「おーい、もしもーし?」

 考え込んでいたので彼の言葉を聞き逃していた。即座に聞き返す。

「ああ、ごめんなさいね。ちょっと考え事してたの」

「俺の処理か?」

 それは昨日考えた。結局のところ『命の恩人である以上忖度が入るだろうと考慮される分、いくら国の決断を揺るがせる発言力を持っていようとも無罪放免にするのは難しそうである。』という結論に至った。

「ビンゴ...ではないわね、残念。まあいいでしょ、それで何?」

 話を強引に逸らす。今の関係性でする話題ではない。

「俺等って...現状仲間?」

「うーん...そうなんじゃん?」

「仲間ってのは、お互い手の内さらけ出すもんだと思うんだよな」

 そういう事か。要するに『俺が言える事は全部言ったんだからお前も言える事言え』という事だろう。

「はいはい、分かったわよ」

 断っても良かった。国を盾にすればいくらでも言い訳が付いたはずだ。それにスパイの可能性も十二分にある分、むしろ断るのが正解だったのかもしれない。それでもほぼ二つ返事で了承してしまったのは、彼を既に信頼してしまっているからなのかもしれない。

「じゃあ、お前の『法』について教えてくれ」

「私のはね...なんていうか、好きな物を作れる?そんな感じ。”錬金術”とでも言おうかしら。」

「おいおい、こりゃまたすげえ力だな」

「勿論制約はかなり厳しいけどね。何でも作れるっていったけど、事実上は法力を別原子に変えてるだけ。冷気や炎を起こすのは化学反応を利用してるだけだから、本当に何でも出来る魔法って訳じゃないわ」

『法力。法を使うのに要する物質。空気中に存在し、一部の人間の血液と混合して体中に流れている。法力が濃ければ基本的により影響力の大きい法を使え、多ければ持続性が良くなる。』と辞書には載っていたが、その点で行くと彼はどうなのだろうか。空間に物を置いているという事はある意味無限の法力を持っており、次元を移動する力の影響力によっては化物クラスとなる。

「あと、燃費がすっごい悪い。ハッキリ言って長時間の使用には向かない能力ね」

 言ってからハッとなる。しまった、弱点まで教えるのは流石にラインを超えてしまった。いくらなんでも心を許し過ぎたと自戒する。

「その気持ちは分かるな。三回連続で飛んだらもうスタミナ切れさ。いやお互い大変だ」

「へぇ~、じゃああの時案外危なかった?」

「マジヤバかった。刀出して、お前の所に飛んで、また逃がす。ぶっちゃけ置いてこうかと思ったレベルだぜ?」

 冗談みたく笑ってそう言った。茶化してくれたお陰で少しだけ心が落ち着く。

「感謝してま~す」

 ここで彼も弱点を言ってくれたのは彼なりの優しさなのだろうか。兎に角、取り調べは一旦終了だ。

「それにしても、もうそろそろじゃないの?」

「そうでした。ったく人気者ってのは大変だぜ」

 次の用事に行く彼の背中を見て溜息を付く。この息苦しさは緊張か、それとも別の何かか、とにかく何故かやりづらかった。


「『暗闇に走る君は 自分を傷つけ』...なんだっけ」

 街の中を歩きながらふと思い出した歌を歌ってみる。意味も歌詞も覚えていない歌を。記憶喪失と言うのは案外厄介なもので、特に法則性が掴めてないのが一番面倒だ。覚えていることは10年前の事でも覚えているし覚えてない事は負っていたらしい大怪我の原因すら分からなかった。

「『迷う事は無い』って言ってたけど、確かにその通りだな。こりゃ迷わねえ」

 次の目的地は王宮だった。なんでも王様から直々に話があるらしい。といっても、図書館を出て直進すればすぐ見つかった。

「馬鹿者!止まれ!」

 何者かの声が聞こえる。声の方向を向いてみると兵士が一人こっち側に走ってきてる。しかし、目線は俺ではない。俺の上側を向いていた。

「なんだぁ?」

 見上げると一人の男がいた。小脇に本を抱えている。

(あの本...どうせろくなもんじゃない。面倒だ)

 無視して王宮へ行く。あの手の人間は彼女の様な英雄が何とかしてくれるだろう。そう思ったが、何を血迷ったか泥棒に一本ナイフをプレゼントをしてやった。

「うぐう!」

 着地に合わせて腰に巻いているベルトごと本を切り落とすつもりだったが、間違えて脚の腱を切ってしまった。男は倒れ蹲る。

「やっべ~...失血死されても面倒が増えるだけか。逃げよ」

 自分も人混みに紛れ、目的地を再度目指す。後で彼女に怒られなければいいが。


「失礼します...と。あらら、誰かいるかと思ったが」

 巨大な建物に入ると、そこはもぬけの殻だった。警備はみんな被災者支援に回しているのだろう。

「中々胆力ある王サマだぜ」

 王室までも入って一直線らしい。単純な作りだ。壁には絵画が沢山飾られており、部屋も沢山あった。中を見学できなかったのは残念だが。

「これ全部売ればいくらくらいになるかな?」

 そう考えている間に王室の前まで来た。

「さて、失礼しますかね」

 両手で力いっぱい扉を押す。それは思いのほか重く、開け切る頃には息切れしてしまった。奥の玉座に座っている初老の男はそれを見て大笑いしていた。その男は赤のマントにチョッキ、その上にコートといかにも『絵本の中の王様』というイメージだった。

「ヌワッハッハッハッハッ!その城門は本来片方を三人の兵士で開けもう片方をまた三人の兵士で開ける物よ。一人で開けるとはお前、見た目以上に根性あるのお!」

 バカデカい声で話される。鬱陶しいとまではいかないまでも個人的には声の大きい人間は好きじゃない。それでも嫌悪感を顔に出し皮肉は言えない。彼は仮にも『国王』だ。

「お招きいただきまして誠に光栄でございます。私の名はイアンス・トルーパー、と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」

 その挨拶に彼は

「堅苦しい挨拶はけっこう!私は『ナバラス=カルド・パヴェル』、よろしく頼むぞ。してまずは数日前の戦いへの協力、感謝する。今この国があるのもお前のお陰に他ならない。ありがとう!」

「勿体無いお言葉です。先日の言葉遣い、大変失礼いたしました」

 実は敬語も忘れていたが、昨日は兵士や医者の声をずっっと聞いていたので嫌でも思い出してしまった。お世辞にもラッキーとは言えないが。

「気にするでない。さて本題だが...」

 その時背後で爆音が鳴り響いた。巨大な扉が二枚、こっちに飛んでくる。無論それでやられる二人ではなく、両方頭より先に体が回避行動を取っていた。その方向には少年が一人、片手には本を持っている。

「動くな!」

 後ろには数人の兵士が彼を捕えようと追いかけてきた。なるほど、さっきのアイツか。足を見ると傷跡がどこにもない。

(確かに当たった筈だが。あの本の力か?)

 よく見れば本のページが勝手にめくられている。虹色龍を倒すきっかけの冷気瓶の様に、法の力を封じ込める道具もあるようだ。突如、凄まじい衝撃が来る。目に見えない攻撃にあえなく壁に打ち付けられてしまう。

「ぐばあっ!」

 ボキ、ボキと音が鳴る。背骨が何本か折れた音だ。内臓が傷ついたのか咳が止まらない。足元に血が広がる、吐血しているのか。今の波動で兵士もぶっ飛んだっぽい。首を挙げると王様が腕を組んで立っていた。

「大丈夫か?この程度の敵に負けるようではいかんぞ」

 分かっている。この程度の敵に負ける自身などない。

「さて、少し真面目にやろうか」

 手を横に振るい刀を召喚する。今頃彼女はビックリだろう。何故なら『自分のマーキングを付けた物なら遠距離からでも持ってこれる』という事を説明していなかったのだから。

「いくぜバカガキ!」

 足に力を入れ姿勢を落とし走る。刀を力を入れずゆったりと、手にぶら下げるように持ちながら接近。そのまま斬撃を繰り出そうとすると

「...バカはどっちだ」

 敵が手をかざす。同時に本が不自然な光り方をし、風切り音が背後からする。何かが来る。

(終わったな...)

 少年は勝利を確信した。速度、態勢、反応、どれを見ても自らの攻撃を回避できる術が無いからである。そのまま彼が生み出した『槍』が男を貫く。それが彼の『法』。そしてそれを支えるのが盗み出された禁書である。だが命中の瞬間、男の体が消える。

「なに!?」

「なるほど、面白いなその力!もっとやらせてくれ!」

 少年の上からイアンスが天井を蹴り上げ降ってくる。上に”飛んだ”のだ。それを見て少年は法力で空中に盾を形成し防ごうとする。

「イィィイヤッホォォォ!!」

 刀を全力で握りしめ、力の限り振るう。鞘をつけたまま衝撃で破壊しようとする。力負けし盾が破れる。

(これほどとは!)

 少年は対面してる男が只者でないと理解する。それと同時に全力を出した。空間には無数の槍が生まれ、イアンスに狙いを付ける。

(360°からの攻撃...数は20...さて...どうなるか)

 パヴェルはただ見ていた。これから伝える”使命”を果たせるかどうか、判断をしていた。

「どうした?来ないのか?」

 少年はイアンスをあざ笑い挑発する。今の彼には勝利への絶対の自信があった。だがこの絶望的状況でもイアンスはただニヤリと笑っていた。

「悪いが、俺がこんくらいでビビるタマじゃないんでねぇ!」

 また少年に距離を詰めようと再度体を落とし脚に力を入れ走る。というより跳ぶ。

「死にに来たかぁ!!」

 と同時に全方位から槍が撃ち込まれる。空間に出されている数の半分。残りは瞬間移動に対応する為。

 だが、その判断は間違いだった。地面に片足を付けると同時にイアンスが抜刀をした。その斬撃に目の前の三本の槍が切り落とされる。その勢いのまま態勢を整え、頭上からの三本の槍を間をすり抜け回避。そして背後の四本の槍より速く少年に近づいた。

「なっ...!」

 全て無傷で凌がれた焦ってもう半分をも打ち込んでしまう。敗因だ。

「”虚無空間”」

 音もなく構えもなく消える。常に埋まらない心の空間が生み出した能力。それが少年に襲い掛かる。

「それが俺の力の名だ」

 首に刀を当てられる。何よりも冷たく、冷酷さを感じる無骨さに震える。その刃と、彼の声色に。


「さあ!なんでこんな事したの!」

 扉があった場所の前でロインが少年に尋問をしている。あの後すぐに駆けつけた彼女は兵士を退かせ、一対一の会話の機会を作った。

(なんだか色々と俺の時より優しくねえか?)

 と思ったものの、やはり子供には甘いのだろう。さて、事態は収束した事だ。王様の話の続きを聞かなくては。

「さて、話の途中だったな。では本題だが...」

 先程まで少年を「大した奴だ」と笑っていた国王が真剣な顔になり言う。

「お前さんには、今二つの道がある。一つはこの国の英雄として、あの龍の様な魔物と戦う道」

 なるほど、悪くない。俺の目的もそれを続ければ思い出せるかもしれない。

「この国は時々どこからかあの様な魔物が現れる。と言ってもあのクラスはまれだが...それをお前さんやロイン君が討伐し、国民の平和を守るというものだ。それも良いだろう。しかし、私としては一つ頼みたい事がある」

 それを聞いてもピンとは来なかった。むしろそれ以外の道はないとさえ思っていた。

「魔物が現れる理由は、この国が生まれて以来謎に包まれておる。昔より他の王はそれを”試練”と呼んでいたが...必ず原因がある筈だ。しかし少なくともそれはこの国ではない。今日まで調査に多額の費用をかけたが、成果は無いに等しい...そこでだ。君とロイン君には世界を旅し、その原因を突き止めて頂きたい。君達なら、安心して送り出すことが出来る」

「なるほど...しかし私はともかく彼女まで行くとなると、国の戦力は大幅に削がれてしまいます。その点はどうするのですか?」

「無論、私が全て守る」

 流石に暴論だ。と普通なら思うだろうが、彼ならばそれも出来るだろう。強さは俺と彼女では遠く及ば無い。

「...ロイン、お前はどうするんだ?」

 後ろで少年と話すロインに聞く。それに対し彼女は当たり前の様に返した。

「行かない理由がある?」

 本来はそんな簡単に決められる物では決してない。俺は大した目的が無いが、彼女には夢も希望もあるに決まっている。それでも国の為に身を捧げる事の出来るとは。気に入った。

「...なら俺も、そうしようと思います」

「おお!そうか!すまないな。君達にこんな無茶を押し付けてしまって」

「いえ、ですが一つだけ条件があります」

 もう一人気に入った人物がいる。理由は知らないが、国一番の英雄として知られているであろう国王にカチコミしにいく度胸と力を持った少年。

「彼を旅に連れていくことです。」

「...分かった。彼はこのままでは一生牢獄だ。それならいっそ、旅に出してもいいかもしれんな。彼が望むならだが」

 ロインが少年に聞く。打ち解けたというより、元々知り合いだったらしい。

「どうする?レジーナ」

 レジーナ。それがファーストネームか、ファミリーネームかは分からない。

「...行く」

 決まりだ。

「では、これにて失礼します」

 深々と礼をして立ち去る。この後はまた忙しくなりそうだ。二人と城を出ると、レジーナが耳打ちをしてきた。

「...何故、僕を連れていく?君の命を狙ったんだぞ?」

 聞かれるまでも無かった。

「沢山居た方が楽しいだろ?」



 続く...

第二話です。ご意見ご感想を是非ともお願いします。

2025/3/02:誤字修正致しました

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